「世界の都市総合力ランキング2023」(森記念財団都市戦略研究所発表)によると、東京が引き続き3位(8年連続)とトップ3に入りました。なお、上位の顔ぶれは1位ロンドン(12年連続)、2位はニューヨーク、3位東京、4位パリ、5位シンガポールと上位7都市までは前年と同じ結果で、ドバイが初めてトップ10内に入りました。
この世界の都市総合力ランキング(GPCI)は、世界主要48都市を選定し、主要な6分野(経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセス)全70項目と、都市活動をけん引する5つのグローバル・アクター(経営者、研究者、アーティスト、観光客、生活者)の視点に基づき、それらの都市の総合力を評価。2008年からスタートしてして今回で16回目となります。
今回、日本は「生活コストが安い都市」として生活利便性の高さが評価され、『居住』のランクが上がりました。逆に、GDP成長率の低さから『経済』のランクを落とし、過去最低の10位に下落しました。
<世界の都市総合力ランキング2023>
- 1位:ロンドン(1)
- 2位:ニューヨーク(2)
- 3位:東京(3)
- 4位:パリ(4)
- 5位:シンガポール(5)
- 6位:アムステルダム(6)
- 7位:ソウル(7)
- 8位:ドバイ(11)
- 9位:メルボルン(9)
- 10位:ベルリン(8)
※()内は前年の順位
それでは、東京都心の実力は実際の暮らしにどのように結びついているのでしょうか。東京都心の価値が落ちない理由を以下のカテゴリーごとに見ていきましょう。