東京都心の街の魅力に潜む都市伝説①

東京都心は、東京タワーや皇居などの観光スポット、渋谷や新宿などの繁華街、銀座や青山などの高級ブランド街など、さまざまな魅力が詰まったエリアです。しかし、東京都心には、幽霊や心霊スポットなどの都市伝説も数多く存在します。「口裂け女」、「トイレの花子さん」、「きさらぎ駅」など、東京のみならず日本にはたくさんの都市伝説が存在しています。これらの都市伝説は、真実とは異なる要素や奇妙な出来事を含むことが多く、しばしば非現実的な要素や超自然的な要素が取り入れられることもあります。しかし、都市伝説は街の歴史や文化を反映したものでもあり、街の魅力をより一層引き立てているといえるでしょう。

目次

都市伝説の定義

都市伝説は、特定の地域や文化で広がる、非公式で現実的ではない話や噂のことを指します。これらの話は口コミやメディア、インターネットなどを通じて広まり、しばしば驚きや恐怖を引き起こすことがあります。

都市伝説の特徴には以下のようなものがあります。

広がり 都市伝説は口コミや情報共有を通じて広がります。友人や家族から聞いたり、インターネット上で見たりすることで広まることが多いです。
現実との混同 都市伝説はしばしば実際の出来事と混同されることがあります。これが話の信じられる要因となります。
恐怖や興味を引く要素 都市伝説はしばしば恐怖や不思議な要素を含んでおり、人々の興味を引くことがあります。超自然的な出来事や奇怪な現象が登場することもよくあります。
歴史や文化に影響を受ける 都市伝説は特定の地域や文化に影響を受けることがあります。特定の場所や出来事に関連する話も多く存在します。
伝説として広まる 都市伝説はしばしば伝説として広まり、時間とともに変化し、新たな要素やバリエーションが加えられることがあります。

これらの特徴によって、都市伝説は人々の関心を引き、社会や文化の一部となることがあります。

東京の都市伝説

これから紹介するエピソードは、実際に起こった出来事ではない可能性が高いです。ただし、これらの伝説は多くの人々によって語り継がれています。都市伝説が生まれる背景には、人々の興味や恐怖心、あるいはその場所の歴史や雰囲気が影響していることが多いからです。

港区の都市伝説

増上寺の亡霊

増上寺は浅草寺の塔頭(たっちゅう)であり、増上寺の裏手にある石段を上ると亡霊が現れるという噂があります。特に夜間に訪れると、何者かの姿が見えたり、気配を感じたりするとされています。

増上寺

四つん這い女

全国でも目撃されている怪異。ある時、六本木の道路をバイクで走っていると、「載せてって」と声が聞こえたという。それを断り走り去ると、白いワンピースを着た女性が四つん這いで追いかけてきたとのこと。その男性はうまく逃げることができたが、翌日事故で亡くなったという話が伝わっています。

四つん這いで追いかけてくる女性の霊

虎ノ門の虎男

虎ノ門の近くに住むとされる「虎男(とらお)」という幻の存在が伝えられています。夜になると、虎のような姿をした男が出現し、人々に怪異をもたらすと言われています。

虎の姿をした男

日の出町の消えたアパート

かつて港区に存在した「日の出町」という町内にあるアパートが、ある日突然姿を消したという伝説があります。アパートの住人たちは謎の失踪を遂げ、その後はその建物自体も見つからなくなったとされています。

消えたアパート

芝公園の幽霊トンネル

芝公園には、トンネル内に幽霊が出るとされる場所があります。特に深夜になると、奇声や足音が聞こえたり、幽霊の姿が見えたりするとされています。

芝公園の幽霊トンネル

お台場の幽霊船

お台場は観光名所として知られていますが、その海辺には幽霊船が現れるという噂があります。夜になると、不気味な船が浮かぶ姿が見られるとされています。

お台場の幽霊船

東京タワーの呪い

東京タワーには、建設中に亡くなった作業員たちの霊が幽霊となって現れるという噂があります。特に、ある一部の階にその霊たちが出現するとされています。

東京タワーの呪い

東京タワーの傾き

1957年6月に着工、1958年12月に完成した東京タワー。半世紀以上立ち続ける東京タワーが、地震などの影響で傾いているという噂があります。実際には専門家によって監視されており、傾いているという証拠は見つかっていないといいます。

東京タワーの傾き

六本木の不思議なバー

六本木のとあるバーにて特定のバータイムになると、異次元の世界に入ることができるという噂があります。見かたを変えて、違法薬物を摂取できる違法なバーがあり、ドラッグによって幻覚を見た人たちの話とすれば、六本木の土地柄ありえなくもない話ですが。

六本木の不思議なバー

新橋の霊的な現象

新橋のあるエリアには、夜になると幽霊の姿が現れるという噂があります。特に一部の通りでは、不気味な出来事が起こるとされています。
新橋の赤レンガ倉庫は、かつて軍需工場として使用されていたという歴史があります。戦時中に亡くなった人々の霊が今でもさまよっているのかもしれません。

新橋の霊的な現象

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渋谷区の都市伝説

代々木公園の黒い影

代々木公園には、黒い影が現れるという都市伝説があります。この影は、夜になると公園内の木立から現れ、歩いている人の後をついてきます。影に追いかけられた人は、恐怖で動けなくなってしまうそうです。

代々木公園の黒い人影

二・二六事件の慰霊碑

昭和11年に起きたクーデター未遂事件で処刑された青年将校たちの霊が憑くと言われる場所。NHKの裏にある、死者の御霊を弔うため遺族などによって建てられた観音像の近くにあります。また、何故かこの場所は若者たちの間では恋愛成就のパワースポットとしても有名です。

二・二六事件の慰霊碑

人喰い松伝説

渋谷区宇田川町に、かつて「人喰い松」と呼ばれる松の大木がありました。この松は、江戸時代から枝ぶりが美しく、多くの人々に親しまれていたそうです。しかし、昭和5年に区画整理のため伐採されることとなり、作業員の中から負傷者が続出したことから、恐ろしい松だという噂が広まったといいます。そこで人々が弁財天と龍神の祠を造り、松と共に神南町にお祀りしました。松は移植で枯死してしまいましたが、現在も、「宇田川出世弁財天」として北谷稲荷神社に祀られています。

人喰い松

千駄ヶ谷トンネルの幽霊

渋谷区千駄ヶ谷にあるこのトンネルは、寺院の墓地をくぐる構造となっている都内でも超有名な心霊スポットです。全長61メートル、片側2車線・計4車線、幅員20メートルで、1964年(昭和39年)3月に完成。トンネル上の墓所を持つ寺院は紀州徳川家の菩提寺として知られる法雲山仙寿院東漸寺です。ここで起きる怪異は、車のバックミラーやフロントガラスに幽霊が映ったり、通行量が多いトンネルにもかかわらず車が1台も通らなくなったりなど、不気味な目撃情報が相次いでいます。

千駄ヶ谷トンネル

渋谷駅前スクランブル交差点の幽霊

渋谷川には、幽霊や妖怪が出ると言われている場所がいくつかあります。その一つが、渋谷駅前のスクランブル交差点から渋谷川に下りる階段です。この階段は、多くの人が行き交う場所ですが、夜になると、少女の幽霊が階段を下りてくるという話があります。また、渋谷川のほとりに建つ「渋谷ヒカリエ」の地下1階には、かつて渋谷駅前にあった「渋谷東急文化村」があった場所です。この場所は、バラバラ殺人事件の現場となったことから、殺害された女性の霊が出ると言われているそうです。

渋谷スクランブル交差点

渋谷109の呪い

渋谷の若者向けファッションビル「渋谷109」で服を買うと恋愛がうまくいかなくなるという、恋愛に関する呪いがかかっているとされる噂があります。

渋谷109

センター街の迷路化

渋谷のセンター街は迷路のように入り組んでおり、一度入ると出口が見つからなくなるという噂。特に初めて訪れる人々が、迷子になることがあるとされています。

渋谷センター街

渋谷PARCOの心霊現象

渋谷PARCO(パルコ)の地下フロアには、心霊現象が起こるという噂があります。特にエレベーターや廊下で不気味な出来事が起こるとされています。

渋谷PARCO

渋谷ハチ公前の呪い

渋谷駅前のハチ公像に関連する呪いが存在すると言われており、ハチ公像の前で特定の行動をすると、不幸や災いが訪れるとされています。

また、渋谷のハチ公と上野の西郷隆盛像の雌犬「ツン」は狛犬の役目を担っており、結界を作って東京を守っていたが、1989年にハチ公像の位置を変えた時に結界が崩れ、その後の日本の低迷を招く要因となったとも噂されています。

渋谷ハチ公

渋谷の黒い犬

渋谷駅前には、黒い犬の幽霊が出ると言われている場所があります。この犬は、渋谷駅前のスクランブル交差点で車にひかれて亡くなったという話があります。今でも、夜になると交差点を歩く人々に姿を現し、車にひかれそうになるという目撃談が寄せられています。

渋谷の黒い犬

東京ビッグマウス

体長30~40センチある巨大なネズミが、主に渋谷駅付近に出没するという噂。普段ネズミを餌にしているカラスが巨大ネズミに襲われているところも目撃されているという。

巨大ネズミ

100メートル婆

厚底シューズを履いた女子高生を狙う老婆が渋谷に現れるという。別名「徒競走婆」ともいい、厚底シューズを履いた女子高生に100メートル競走を挑み、追いつくとその女子高生を食ってしまうという。

100メートル婆

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新宿区の都市伝説

首切り地蔵と首切り橋

首が切断された状態で発見された地蔵菩薩像が、新宿区内のある寺院にあるという。その地蔵菩薩像が発見された場所にかかる橋は、かつて、首切り地蔵の霊が橋の上で首を切られる人々の無念を晴らしていたと言われています。

首切り橋

四谷怪談

お岩が幽霊となり、夫の伊右衛門に化けて出る鶴屋南北の「東海道四谷怪談※1」は江戸時代に起きたとされる事件を基に創作された日本の怪談として有名ですが、モデルとなったお岩は実在した人物です。お岩が信仰した現在の田宮稲荷神社は、お岩を敬って次第に周囲の人々にも信仰されるようになりました。

※1 雑司ヶ谷四谷町(現・豊島区雑司が谷)に住む浪人・民谷伊右衛門が、赤穂浪士の一人・大石内蔵助の娘・お菊と再婚するために、妻のお岩を惨殺します。お岩は幽霊となって伊右衛門に化けて出て、彼を狂気に追い込みます。この物語は、歌舞伎や映画などで何度も上演されています。

四谷怪談

新宿駅地下の海

以前SNSで注目を集めた話題で、新宿駅の地下に海があるという噂。「新宿で飲んだ後に駅の地下で迷子になり、さらに地下深くへと続く階段を見つける。降りて行った先には簡素なドアがあって、それを開けると潮の匂いと一緒に波の音が聞こえてきた。屋外と見間違うほどの広い場所で、照明などは無かったが、来た道から漏れている光で砂浜に波の打ち返す様子が見える」という話。

新宿駅地下の海

歌舞伎町の怨霊

歌舞伎町は新宿区内にある繁華街で、夜の歓楽街として知られています。この地域では、かつての事件や怨念が原因で霊的な現象が起こるという噂があります。

新宿歌舞伎町

新宿ゴールデン街の幽霊

新宿ゴールデン街は、小さなバーが軒を連ねるエリアで、昔からの雰囲気が残っています。このエリアには、かつてのバーの客や店主の幽霊が現れるとされています。また、夜中にゴールデン街を歩いていると、時折、奇妙な声が聞こえるという噂があります。その声は、女性の泣き声や、子供の笑い声など、さまざまです。

渋谷ゴールデン街

新宿西口の迷子霊

新宿駅西口周辺には、迷子の霊が出るという噂があります。特に深夜や人が少ない時間帯に、子どもの姿をした幽霊が現れるとされています。

新宿駅西口

新宿御苑の怪異

新宿御苑は美しい庭園ですが、一部のエリアでは不思議な現象が起こるとされています。特に静かな夜になると、不気味な声や光が見られると言われています。

新宿御苑

新宿区のドッペルゲンガー

新宿区内には、自分のそっくりさんや「ドッペルゲンガー」が現れるという噂があります。しかし、これは現実的には科学的に説明が難しいもので、人がたくさん集まる新宿だからこそ生まれた都市伝説かもしれません。

ドッペルゲンガー

新宿の消えるホテル

新宿のあるホテルに宿泊すると、夜になるとその部屋が消えてしまうという噂があります。部屋の中で何もない空間が広がるとされています。

ある日、新宿の繁華街にある高層ホテルに宿泊した人々が、驚くことに部屋に戻るとそこには何もなく、部屋自体が消えてしまっているという不思議な現象が続発しました。人々は寝るために部屋に入り、朝になって部屋から出ようとすると、廊下や外に出ると、目の前にはその部屋が存在しないのです。

この怪奇な出来事は、ホテルの従業員や近隣住民にも広まり、話題となりました。ホテルの関係者たちは当初、何も問題はないと主張しましたが、徐々にこの怖い現象を否定できなくなっていきました。

宿泊者たちが次々と消える部屋に悩まされたため調査も行われましたが、不可解な答えは見つかりませんでした。この話は、東京の新宿で語り継がれる都市伝説として、多くの人々に恐怖を与え続けています。

消えるホテルの部屋

戸山公園(箱根山)の心霊写真

戸山公園は心霊スポットとして知られており、軍の人体実験の被験者が埋められていたとか、心霊写真が高確率で撮れると言われています。

戸山公園は東側の「箱根山地区」と西側の「大久保地区」に分かれており、箱根山地区は、かつて尾張徳川家下屋敷「戸山荘」があった場所で、江戸随一の大名庭園と称されていました。

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千代田区の都市伝説

東京を護る鉄の結界

山手線や環状七号線などの道路や鉄道が、東京を災害や侵略から守る結界になっているという説があります。例えば、山手線と中央線の形は陰陽師の太極図を表していて、内側にある皇居を悪い気から守るための結界であるという噂です。逆に、中央線は高尾山からの気を、総武線は成田山からの気を、つくばエクスプレスは筑波山からの良い気を持ってくるように配置されているといいます。

山手線結界

山手線の各駅名の由来については、コチラの記事をご覧ください。

東京おもしろ雑学『山手線・駅名の由来』

東京地下秘密路線説

政府が一般には公表されていない地下路線を建設したという噂があります。目的は、政府や要人のための緊急時の避難通路や軍事用通路とするためという説です。
また、一般利用が可能な地下鉄や地下路線の中にも、元々は政府の軍事的思惑が絡んで建設されたものがあるという噂もあります。例えば、国会議事堂前駅や東京メトロ有楽町線などです。
地下鉄路線網の中には、数多くの連絡線が隠されているという説もあります。例えば、東京メトロ千代田線と都営地下鉄三田線の間にあるという「千代田三田連絡線」などがそうだとされます。

地下秘密路線

将門塚(まさかどづか)

「日本三大怨霊」の一人として知られる平将門の首を祀る塚で、東京都指定文化財に指定されている旧跡です。
平将門は平安時代末期の武将で、朝廷に反旗を翻して挙兵しましたが、敗れて討ち死にしました。将門の首は京へと送られ、都の河原に晒されました。しかし、将門の怨念は強く、首は不気味な動きを見せ人々を恐れさせ、やがて、将門の首は京から遠く離れた柴崎村(現在の東京都大手町付近)に空を飛んで行きました。首が飛んで来てから、その地の住民らは長らく将門の怨霊に苦しめられてきましたが、ある時、諸国を遊行回国中であった他阿真教(たあしんきょう)によって法名「蓮阿弥陀仏」を贈られます。そして、地元の人々によって首塚が建てられて、将門の霊を供養するようになりました。将門の首塚には、現在でも多くの人々が参拝に訪れています。

都市伝説としては、関東大震災や戦後の再開発などで首塚を壊そうとした時に不審な事故が多発したという話が、「将門の祟り」として有名です。今でも、将門の首塚の近くで不審な音や影を見たという噂があり、将門の呪いは現在もなお人々を恐れさせています。

将門塚

霞が関の幽霊

霞が関は政府庁舎が集まるエリアで、政治の中心地として知られています。この地域では、かつての政治家や官僚の幽霊が出るという噂があります。特に夜間になると、政府関係の施設周辺で不思議な現象が起こるとされています。

霞が関

皇居の亡霊

東京都千代田区にある皇居周辺でも、亡霊に関する噂があります。特に皇居の周辺で夜間に幽霊の姿を見ることがあると言われています。

夜の皇居周辺

日比谷公園の怨念

日比谷公園には、かつての歴史的な事件や犯罪にまつわる怨念が残っているという噂があります。特に一部の場所で、不気味な出来事や幻覚を感じるとされています。

  • 日比谷公園の噴水には、亡霊が出る
    日比谷公園の夜の噴水近くはとても静かで、不審な影や声が聞こえたという体験談が数多く報告されています。
  • 日比谷公園の木々には、戦争で亡くなった人々の霊が宿っている
    日比谷公園は、第二次世界大戦の戦災を免れた数少ない公園の一つです。そのため、戦争で亡くなった人々の霊が宿っているという噂があります。
  • 日比谷公園の地下には、秘密の地下通路がある
    この噂の根拠として、日比谷公園の地下には、実際に多くの地下施設が存在することが挙げられます。また、日比谷公園の周辺には、多くの地下トンネルが走っているとも言われています。

日比谷公園の噴水(夜)

千鳥ヶ淵の幽霊

千鳥ヶ淵は美しい自然が広がる公園ですが、その静かな雰囲気から幽霊の出る場所としても知られています。特に夜になると、湖畔で幽霊の姿が現れるとされています。

夜の千鳥ヶ淵

秋葉原の不思議な出来事

秋葉原は電気街として有名であり、その近辺でも不思議な出来事にまつわる噂があります。特に秋葉原駅周辺で、人が急に現れたり消えたりする幻覚が見られるとされています。また、秋葉原の雑居ビルの屋上に謎の部屋があり、その部屋には奇妙な機械や図書が置いてあるが誰も入れないといった話や、秋葉原の電気街の店のショーケースには呪われたアイテムが置いてあり、そのアイテムを買うと不幸が訪れるという噂もあります。

秋葉原電気街

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中央区の都市伝説

霊岸島七不思議

霊岸島とは東京都中央区東端にある新川の旧名で、現在の新川1、2丁目にあたる地区です。日本橋川下流の新堀と亀島川に挟まれた島でした。霊岸島には七不思議や松平越前守屋敷などの言い伝えや歴史があります。

1)霊岸島には雷が落ちない:
霊岸島は海に囲まれているため、雷雲が発生しにくいという説や、霊岸島の守り神である金毘羅様が雷を避けてくれるという説があります。

2)霊岸島には南天を植えても実がならない:
南天は縁起の良い植物とされていますが、霊岸島ではなぜか実がつきません。これは、南天の実を食べた鳥が死んでしまうという伝説があるためだと言われています。

3)霊岸島の円覚寺にある薬師は、宵薬師のため縁日の 8日・12日には参詣者がいない:
円覚寺は、江戸時代に松平定信が建立した寺院で、薬師如来を本尊としています。しかし、この薬師如来は夜になると姿を消すという宵薬師と呼ばれるもので、そのため縁日にも人気がないと言われています。

4)金毘羅様も同様に縁日の10日には参詣者がいない:
金毘羅様は、海上安全や商売繁盛の神様として信仰されていますが、霊岸島では縁日の10日には参詣者がいないと言われています。これは、金毘羅様が10日には出かけてしまうという伝説があるためだと言われています。

5)霊岸島の鐘楼堂から聞こえる鐘の音は、人間ではなく魔物が鳴らしている:
霊岸島の鐘楼堂は、江戸時代に松平定信が建立したもので、大きな鐘を収めています。しかし、この鐘の音は人間ではなく魔物が鳴らしているという怪談があります。これは、松平定信が鐘を奉納した際に、その重さで船が沈んだり人々が死んだりしたことから呪われたという話から生まれたと言われています。

6)霊岸島の松平越前守屋敷跡にある井戸から出る水は飲むと死ぬ:
松平越前守屋敷跡にある井戸から出る水は飲むと死ぬという怪談があります。これは、松平定信がこの井戸を掘った際に、その水が不味くて飲めなかったことから生まれたと言われています。また、この井戸は越前堀という運河に繋がっており、江戸時代には死体が流れ込んだこともあったと言われています。

7)霊岸島の松平定信の墓は、夜になると光る:
松平定信は、江戸幕府の老中として活躍した人物で、霊岸島に屋敷や寺院を建てました。彼の墓は、霊巌寺という寺院にありますが、夜になると墓から光が出るという怪談があります。これは、松平定信が生前に多くの功績を残したことや、彼の墓石に「えにし」という文字が刻まれていることから生まれたと言われています。

霊岸島

築地市場の地下通路

築地市場は、かつて東京の中央卸売市場として多くの魚介類が取引されていた場所です。現在は、豊洲市場に移転しています。築地市場の有名な噂話は、築地市場の地下には秘密の地下通路があるというものです。この地下通路は、政府機関や軍事施設を結んでいるとされています。実際に多くの地下施設が存在することから生まれた噂と考えられます。

築地市場

銀座の幽霊ビル

銀座は高級なショッピングエリアとして知られていますが、このエリアには幽霊ビルに関する噂があります。かつてのビルで不可解な事故が起こり、それ以降、幽霊が出ると言われています。また、銀座の裏路地には幽霊が出るという噂が絶えません。この噂の根拠として、銀座の裏路地で不審な影や声が聞こえたという体験談が数多く報告されていることが挙げられます。

夜の銀座

東京駅の消えた人々

東京駅周辺では、突然人々が姿を消すという噂があります。人々が通り過ぎると、後に振り返ると誰もいないという体験をする人がいるとされています。

東京駅

お金を投げると増える話

日本橋川に架かる日本橋には、お金を投げ入れる人々が多くいます。一説によれば、お金を投げると幸運が訪れるだけでなく、投げた金額が何倍にも増えるという話も存在します。

日本橋

幽霊の行列

馬喰町周辺では、幽霊たちが行列を作って歩くという怪異な現象が起こるという話が伝えられています。この行列に加わると、不思議な体験ができるとされています。

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江東区の都市伝説

江東区の心霊スポット

江東区には、心霊スポットとして有名な場所がいくつかあります。その中で、行ってはいけないと言われているのは、以下の3つです。

  1. 深川不動堂
  2. 深川不動堂は、江戸時代に建てられた寺院で、火事や地震などで何度も焼失しました。そのため、不動堂には多くの霊が憑いていると言われています。その中でも有名なのが、本堂の裏にある「お不動さまの井戸」に棲む幽霊です。この幽霊は、井戸に落ちて亡くなった少女の霊であるといわれています。また、本堂の裏にある「お不動さまの坂」にも、幽霊の噂があります。この坂は、夜になると幽霊が現れて、人々を誘い込むといわれています。

    深川不動堂
  3. 亀戸天神社
  4. 亀戸天神社は、菅原道真を祀る神社で、受験生や学問の神様として有名です。しかし、亀戸天神社には「亀戸天神社の呪い」という都市伝説があります。それによると、亀戸天神社でお参りした後に他の神社や寺院にお参りすると、菅原道真の怒りを買って災難に遭うというものです。

    亀戸天神社
  5. 木場公園
  6. 木場公園は、江戸時代に木材置き場として使われていた場所で、現在は公園として整備されています。しかし、木場公園には「木場公園の首吊り男」という都市伝説があります。それによると、木場公園で自殺した男性の霊が公園内をさまよっており、夜間に公園を訪れた人々を襲うというものです。他にも、かつて公園の池で溺れて亡くなった少女の幽霊が、その池に棲んでいるという噂もあります。

    木場公園

深川の化け猫

深川地域には、化け猫が出るという噂があります。特に深夜になると、猫の姿をした妖怪が現れるとされています。

化け猫

江東区内の幽霊電車

江東区内を走る電車に関連する噂も存在します。特に深夜や早朝に、誰も乗っていないはずの電車が現れると言われています。

幽霊電車

住建ハウジング

文京区の都市伝説

小石川後楽園の幽霊

小石川後楽園は、水戸藩主徳川光圀が造営した日本庭園ですが、この庭園には、光圀の愛妾であったお梅の霊が出るという伝説があります。お梅は、光圀の命令で切腹したと言われており、その後、お梅の霊が庭園内の池や橋などに現れるようになったということです。

小石川後楽園の幽霊

湯島天神の幽霊

湯島天神坂を歩いていると、黒い服を着た女性が坂を転げ落ちていくところを見た人がいるといわれています。この女性は、湯島天神で亡くなった女性の霊であるといわれています。

坂を転げ落ちる幽霊

東大の不吉な池

本郷キャンパスの「三四郎池」にならい駒場キャンパスにある池を「一二郎池」と呼ぶようになったそうで、これを「一二浪池」と書いて、「受験生が見ると浪人し、学生が見ると留年する」というジンクスが生まれたとのこと。

駒場池(一二郎池)

東京ドームの噂

東京ドームの地下には非常用のシェルターがあり、災害や戦争などの場合には政府関係者やVIPなどが避難できるという噂や、東京ドームの裏側には、秘密の通路や不気味なエリアが存在するという噂があります。
また、野球の巨人戦において、巨人の攻撃時はドームの空調装置を使い、外野に向かって風を送ってホームランを出やすくするという噂もあります。ただし、実際の空調設備には自由に風をコントロールするような機能はないとのことです。

東京ドーム

住建ハウジング資産

豊島区の都市伝説

東池袋中央公園

東池袋中央公園は、かつて巣鴨拘置所だった跡地に建設された公園で、東条英機をはじめとする多くの軍人が絞首刑になった場所です。この公園には処刑された死刑囚の名前が刻まれた慰霊碑があり、その周辺で人魂や軍服を着た男性の幽霊が現れるという噂があります。

東池袋中央公園

池袋出身の女

江戸時代から伝わる俗信で、池袋出身の女性を雇った家では、怪音が起きたり家具が飛び回ったりするという。この話は、江戸時代末期に書かれた『耳袋』という文献に、池袋出身の下女と通じた幕吏の家で怪奇現象が起きたという話があり、これが最初の記録とされています。これは、池袋の地名の由来となった池自体が何らかの霊力を持っていたという説もあります。

池袋出身の女

乙女ロードの呪い

池袋には「乙女ロード」と呼ばれる、女性向けのショップやカフェが集まるエリアがあります。一部では、「乙女ロードを訪れると、恋愛運が下がる」といったような呪いの噂が存在するとされています。

乙女ロード

池袋駅の消えたホーム

池袋駅の地下には多数のホームが存在し、複雑な構造を持っています。この複雑な構造を背景に、「消えたホーム」の噂が存在します。この噂によれば、特定のホームに乗った人が次の駅に着くことなく、謎の空間に迷い込むというものです。

駅の地下ホーム

雑司が谷の怨念

雑司が谷霊園は豊島区にある有名な霊園で、その地域には怨念が残っているという噂があります。特に夜間になると、不気味な声や幽霊の姿が見られるとされています。

雑司ヶ谷霊園

住建ハウジング


▶パート2へ続く「東京都心の街の魅力に潜む都市伝説②

次は、「品川区」「目黒区」「世田谷区」「大田区」「杉並区」「中野区」の都市伝説と全国で有名な都市伝説です。

江戸時代の都市伝説と言えばこちら→「本当は7つだけではない!江戸の七不思議」
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