近い将来、巨大地震が起こると認識している人が7割以上いるという調査結果もあり、東京で暮らす人ならば少なからず不安になるひとつの要因とも言えます。しかしながら、便利で活気ある東京での暮らしは捨てがたく、また仕事を変えざるを得なくなることもあるため、東京を離れるにはそれなりの覚悟が必要となります。
しかし、そんな大地震が懸念される東京でも、地震の揺れに負けない要素があります。家を建てる土台となる土地に関しては、地盤が硬く地震の揺れに強いエリアが存在します。例えば、かつて昔の要人たちが居を構えた場所や、寺社などの重要な建物が建っていた場所は、元々災害の起きにくい場所を選んで建てられたといわれています。また、建物に関しても、耐震技術が向上し、大きな揺れにも耐えられる耐震住宅があります。
地震に対する正しい知識を学び対策を講じれば、過剰な不安に悩まされることなく、東京での暮らしを手に入れることができるでしょう。
最新地震予測
東京都は2018年2月15日、地震発生時の建物の倒壊や火災の危険性について地域別に5段階評価した「危険度測定調査」の結果を公表した。調査は2013年9月以来で8回目。危険度が最も高い「ランク5」は85地域(全体の1.6%)となった。建物の耐震化や防災公園の整備などで、都全体の防災力は高まっているとはいえ、荒川区や足立区など木造住宅が密集する地域は高い危険度と判定された。
(東京都都市整備局) |
本調査では、地震の揺れによる以下の危険性を町丁目ごとに測定しています。 ●建物倒壊危険度 なお、地域危険度はそれぞれの危険度について、町丁目ごとの危険性の度合いを5つのランクに分けて、以下ように相対的に評価しています。 |

絶対覚えておくべきこと
地震発生時の避難手順 | 自宅を離れる前にやること。それからどこへ向かって行動すべきか。 |
地震の基礎知識
城南・城西エリアが地震に強い理由 | 地盤の特性や過去の大地震データから都心の安心エリアを探る |
首都直下地震!生き抜く為のQ&A | いざその時、正しい選択をして生き抜く為の知識 |
地名から分かる災害リスク | その土地で昔に何があったかを知って備える |
土地条件による危険度 | 土地の性質を把握し危険に備える |
住まいの地震対策
地震に強い超制震住宅 | 従来の耐震住宅より効果も高く、コストも安い超制震住宅とは |
揺れを断つ!AIR断震住宅 | 耐震、免震、制震とは全く異なる発想で地震の揺れから家を守る |
その後に備える
知らないと使えない!災害支援制度 | 住宅ローンの減免や給付金など知っていれば心強い制度 |
地震保険の知識 | 被災からの再出発を助ける地震保険についてのQ&A ※損保各社、地震保険を全国平均5.1%値上げ(2017年1月1日より) |