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住宅の買い時2024

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[最新更新日]:2024/04/13[記事公開日]:2013/07/15

【フラット35】S 質の高い住宅の借入金利を一定期間引き下げ

期間

2025(令和7)年3月31日までの申込受付分まで

 ※予算金額に達する見込みとなった場合は期限内でも受付終了へ

【フラット35】Sとは、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して扱っている長期固定金利住宅ローン【フラット35】の借入金利を一定期間引き下げる制度です。【フラット35】の申込者が、「省エネルギー性」・「耐震性」などに優れた住宅を取得する場合に利用できます。

【フラット35】Sには、適用条件により金利引き下げ率や期間の異なる3つのプラン(ZEH・金利Aプラン・金利Bプラン)があります。これまでは金利Aプラン、金利Bプランの2種類でしたが、2022年10月より、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速させるため、ZEH水準の住宅を取得する場合に【フラット35】の借入金利を一定期間引き下げる制度【フラット35】S(ZEH)が新たに創設されました。さらに、【フラット35】Sの省エネルギー性の基準や中古住宅のバリアフリー基準なども、併せて見直しされています。

長期固定金利住宅ローンは、資金の受取り時に返済終了までの借入金利と返済額が確定するため、長期にわたるライフプランを立てやすく、変動金利のようにいつ金利が上昇するかという不安もありません。


金利引下げ幅

【フラット35】Sの毎月の返済額・総返済額の試算

<試算例>

借入額3000万円(融資率9割以下)、借入期間35年、元利金等返済、ボーナス返済なし、借入金利年1.80%の場合

  【フラット35】 【フラット35】S
ZEH 金利Aプラン 金利Bプラン
借入金利※ 全期間
年1.80%

当初5年間
年1.05%

6年目以降
年1.80%

当初5年間
年1.30%

6年目以降
年1.80%

当初5年間
年1.55%

6年目以降
年1.80%

毎月の返済額 全期間
96,327円

当初5年間
85,386円

11年目以降
94,811円

当初10年間
88,944万円

11年目以降
95,330万円

当初5年間
92,591万円

6年目以降
95,835万円

総返済額 40,457,296円 39,255,206円 39,655,280円 40,056,060円
【フラット35】
との比較(総返済額)

▲1,202,090円

約120万円お得!

▲802,016円

約80万円お得!

▲401,236円

約40万円お得!


 ※取扱金融機関の審査または住宅金融支援機構の審査の結果によっては、ご希望にそえない場合があります。
 ※試算結果の数値は概算です。

(注)上記総返済額には、融資手数料、物件検査手数料、火災保険料などは含まれず、お客さま負担となります。
   (借入額に含めることができる場合があります)


【フラット35】Sを利用するための条件

1.新築住宅の場合の技術基準

●【フラット35】S(金利Aプラン)

 次の(1)から(5)までのうち、いずれか1つ以上の基準を満たす住宅であること

省エネルギー性

(1)断熱等性能等級5以上の住宅で、かつ、一次エネルギー消費量等級6の住宅
  (認定低炭素住宅及び性能向上計画認定住宅を含む)

耐震性

(2)耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)3の住宅
(3)免震建築物

バリアフリー性

(4)高齢者等配慮対策等級4以上の住宅(共同住宅の専用部分は等級3でも可)

耐久性・可変性

(5)長期優良住宅

●【フラット35】S(金利Bプラン)

 次の(1)から(5)までのうち、いずれか1つ以上の基準を満たす住宅であること

省エネルギー性

(1)断熱等性能等級4の住宅で、かつ、一次エネルギー消費量等級6の住宅
(2)断熱等性能等級5以上の住宅で、かつ、一次エネルギー消費量等級4または等級5の住宅

耐震性

(3)耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上の住宅

バリアフリー性

(4)高齢者等配慮対策等級3以上の住宅

耐久性・可変性

(5)劣化対策等級3の住宅で、かつ、維持管理対策等級2以上の住宅
  (共同住宅等については、一定の更新対策が必要)

2.中古住宅の場合の技術基準

●【フラット35】S(金利Aプラン)

 次の(1)から(7)までのうち、いずれか1つ以上の基準を満たす住宅であること

省エネルギー性

(1)断熱等性能等級4以上の住宅で、かつ、一次エネルギー消費量等級6の住宅
(2)断熱等性能等級5以上の住宅で、かつ、一次エネルギー消費量等級4以上の住宅

耐震性

(3)耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上の住宅
(4)免震建築物

バリアフリー性

(5)高齢者等配慮対策等級3以上の住宅

耐久性・可変性

(6)長期優良住宅(維持保全計画認定)
(7)劣化対策等級3の住宅で、かつ、維持管理対策等級2以上の住宅
  (共同住宅等については、一定の更新対策が必要)
 

●【フラット35】S(金利Bプラン)

 次の(1)から(3)までのうち、いずれか1つ以上の基準を満たす住宅であること

省エネルギー性

(1)開口部断熱
(2)外壁等断熱

バリアフリー性

(5)高齢者等配慮対策等級3以上の住宅

3.【フラット35】S(ZEH)

2022年10月以降の設計検査申請分(設計検査を省略する場合は、設計住宅性能評価の申請分又は長期優良住宅に係る技術的審査の申請分)より一定の基準を満たすこと。

ただし、BELS評価書を提出する場合は、10月以後に竣工現場検査・適合証明書申請分より利用可能。

(1)一戸建ての場合

「ZEH」

断熱等性能

強化外皮基準(断熱等性能等級5相当)

一次エネルギー消費量
(対省エネ基準)

再エネ除く ▲20%以上
再エネ含む ▲100%以上

(注)「再エネ」とは「再生可能エネルギー」の略

(2)一戸建て以外(共同住宅、重ね建て又は連続建て)の場合

「ZEH-M」

断熱等性能

強化外皮基準
(断熱等性能等級5相当)
住宅用途の階層数が1~3層

※床面積の半分以上を占める階層の数
(地階を含む)

一次エネルギー消費量
(対省エネ基準)

再エネ除く ▲20%以上
再エネ含む ▲100%以上

(注)「再エネ」とは「再生可能エネルギー」の略


固定金利のメリット

 基本的な金利のタイプは、「変動金利」「一定期間固定型」「全期固定型」の3種類あります。「変動金利」は、利率は低いものの半年単位で市場金利に応じて見直されるものです。ここ数年は低金利が続いていますが将来上昇する可能性がありますので、将来金利が上がってもローンを支払い続けられるだけ家計に余裕がある方に向いています。

 「一定期間固定型」は、借入時から一定期間(3年間や10年間など)金利が固定され、期間終了後にもう一度固定金利か変動金利を選び直すものです。借入時は子供の教育費などで家計に余裕がないが、子供が独立する将来は負担が軽くなるような方に向いています。

 「全期間固定型」は、借入時から完済まで金利が変わらないものです。利率は高くなるものの返済期間を通じて金利が一定なため、金利変動のリスクがなく、返済計画を立てやすいメリットがあります。

 「全期間固定型」の代表的なものが、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携し提供する「フラット35」です。この「フラット35」の金利を一定期間引き下げるサービスが「フラット35S」になります。

金利タイプ別の主な特徴
全期間固定金利型

将来の家計収支の見通しがつけやすい

借入時の金利が返済まで不変のタイプ。
金利上昇が不安な人、返済額を確定させたい人向き

変動金利型

借り入れ当初の返済額が抑えられる

随時金利が変動するタイプ。基本は毎年4月と10月に金利の見直しが行われる。
金利動向を自分で把握できて、当分金利の上昇はないと思う人、金利が上昇した時に返済に困らない人向き

固定金利期間選択型

当面の家計収支の目安がつけやすい

一定期間は借入時の金利が適用され、その後は変動金利になるタイプ。
再び固定金利を選択できる場合もある。
将来の金利水準がどうなるか不明だが、当面の低金利メリットを受けたい人向き


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