制震テープを柱・梁に貼るだけ!低コスト!地震後も効果持続!地震の揺れに強くなる「超制震住宅」
住まいの耐震性能を高める方法には、「耐震」「免震」「制震」の3つがあります。その名の通り、地震に強い家作りの基本は「耐震」です。地震に耐える造りで、筋交いを入れた壁面や合板を張った壁面が揺れに抵抗します。
現在の建築基準法では震度6~7クラスの地震でも倒壊しない構造が求められますが、内部の家具が揺れで倒れてケガをする危険はあります。
そこで、戸建住宅にも適用されるようになってきたのが、「免震」や「制震(制振)」です。免震は、地盤の上を建物が長い振幅で滑るように動き回る装置を地盤と建物の間にかませ、揺れ方そのものを変えます。震度7の揺れを震度4程度までに抑えられ、建物内の揺れは耐震に比べ小さくなります。ただし、すべての建物に導入できるものではなく、また導入コストや定期メンテナンスが必要など、導入のハードルは高いです。
制震(制振)は、揺れのエネルギーを吸収する部材(制振装置『ダンバー』)を組み込んだもので、揺れのエネルギーが減衰され、地震による揺れ幅を小さくします。効果は免震に劣りますが、導入コストが安いなど、導入のハードルは下がります。
制震テープとは厚さ1mmの粘弾性体テープです。高層ビル用の制震装置に用いられる粘弾性(ブチルゴム系)を、制震住宅用として、両面テープ状に加工したものです。通常の粘着テープの2倍以上の粘着力を持ち、高い耐久性を備えています。
柱と面材(石膏ボードなど)を強力に粘着させることができます。軸材と面材の間に緩衝材として制震テープを挟み込んで地震エネルギーを吸収し、地震に対して建物全体が粘り強くなることで、制震住宅となります。
粘弾性体だけでは制震ダンバーになりません。制震テープ、軸材と面材の3つが揃って、はじめて制震ダンバーとなるのです。
「超制震住宅」とは、家全体が制震ダンバーとなる住宅のことです。
つくば市の防災科学技術研究所にて、多数のマスコミ・関係者が見守る中、ハウスメーカー数社の家屋を振動台上に建て、何度も震度7の揺れを加えるという実験を行いました。
地震の揺れ幅(層間変位)は、1回目の震度7の振動を受けるまでは、超制震住宅、耐震住宅ともほとんど差がありませんでした。しかし、震度7の大きな地震を受けた後の2回目の震度7の0.5倍地震では大きく差がでました。その後も、ほぼ同じ変位を保つ超制震住宅に比べ、耐震住宅の変位は地震の度ごとにどんどん大きくなり、ますます差が広がっています。
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低コストで効果大!超制震住宅
地震の揺れへの対策
住まいの耐震性能を高める方法には、「耐震」「免震」「制震」の3つがあります。その名の通り、地震に強い家作りの基本は「耐震」です。地震に耐える造りで、筋交いを入れた壁面や合板を張った壁面が揺れに抵抗します。
現在の建築基準法では震度6~7クラスの地震でも倒壊しない構造が求められますが、内部の家具が揺れで倒れてケガをする危険はあります。
そこで、戸建住宅にも適用されるようになってきたのが、「免震」や「制震(制振)」です。免震は、地盤の上を建物が長い振幅で滑るように動き回る装置を地盤と建物の間にかませ、揺れ方そのものを変えます。震度7の揺れを震度4程度までに抑えられ、建物内の揺れは耐震に比べ小さくなります。ただし、すべての建物に導入できるものではなく、また導入コストや定期メンテナンスが必要など、導入のハードルは高いです。
制震(制振)は、揺れのエネルギーを吸収する部材(制振装置『ダンバー』)を組み込んだもので、揺れのエネルギーが減衰され、地震による揺れ幅を小さくします。効果は免震に劣りますが、導入コストが安いなど、導入のハードルは下がります。
| 項目 | 建物の揺れ | 家具の転倒 | 建物損傷被害 | 余震への強さ | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 耐震 | 非常に大きい | 転倒する | かなり大きい | 弱い | 安価 |
| 制震 | 大きい | 転倒しやすい | 大きい | 比較的強い | 比較的安価 |
| 免震 | ほとんど揺れない | 転倒しない | 小さい | 強い | 高価 |
制震テープとは?
制震テープとは厚さ1mmの粘弾性体テープです。高層ビル用の制震装置に用いられる粘弾性(ブチルゴム系)を、制震住宅用として、両面テープ状に加工したものです。通常の粘着テープの2倍以上の粘着力を持ち、高い耐久性を備えています。
柱と面材(石膏ボードなど)を強力に粘着させることができます。軸材と面材の間に緩衝材として制震テープを挟み込んで地震エネルギーを吸収し、地震に対して建物全体が粘り強くなることで、制震住宅となります。
粘弾性体だけでは制震ダンバーになりません。制震テープ、軸材と面材の3つが揃って、はじめて制震ダンバーとなるのです。
「超制震住宅」とは、家全体が制震ダンバーとなる住宅のことです。
実物大振動実験
つくば市の防災科学技術研究所にて、多数のマスコミ・関係者が見守る中、ハウスメーカー数社の家屋を振動台上に建て、何度も震度7の揺れを加えるという実験を行いました。
地震の揺れ幅(層間変位)は、1回目の震度7の振動を受けるまでは、超制震住宅、耐震住宅ともほとんど差がありませんでした。しかし、震度7の大きな地震を受けた後の2回目の震度7の0.5倍地震では大きく差がでました。その後も、ほぼ同じ変位を保つ超制震住宅に比べ、耐震住宅の変位は地震の度ごとにどんどん大きくなり、ますます差が広がっています。
実験結果から分かる超制震住宅の効果
| ●制震テープは、地震の揺れ幅(層間変位)を約1/2に軽減します。 |
| 制震効果が高い! |
| ●兵庫県南部地震を繰り返す実験では、何度加振しても変位量が不変。 |
| 繰り返しの地震に耐える! |
| ●兵庫県南部地震規模の揺れでは、変位量20mm以下に抑えられる。 |
| 壁紙も破れにくくなり、家屋の被害も抑える! |
超制震住宅紹介動画
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