東京不動産(一戸建て、土地)|1977年創業の信頼と実績

物件探しから不動産購入の流れ

[記事公開日]: 2012/04/26 [最終更新日]:2024/02/17

STEP3 現地見学(内見)

集めた物件情報の中で気になる物件があったら、次は現地見学(内見)に行きます。図面上では判らない周辺環境や日当たり、風通しなど、現地ならば具体的な暮らしのシミュレーションができます。生活の質に大きく影響する日当たりや風通し、騒音などの感覚的なことは、実際にそこで毎日生活することを想像しながら、良く見て確認しましょう。

中古物件の場合、売り出されている物件に売主がまだ住んでいるケースもあり、気兼ねして細かい部分のチェックがやりずらいという事があります。しかし、大きな買物である住まいの購入においては、後で後悔しないよう、できるだけ不明な部分を無くしてから購入を決断するべきです。気になる部分は遠慮せずに、積極的に見たり質問したりしましょう。

また、不動産会社に案内を依頼すると、内見した物件以外にも希望条件に合う物件情報をたくさん紹介してもらえる可能性があり、短い時間で集中して物件をいろいろ見る事ができます。また、不動産市場の生の最新情報が聞けるので、同じエリアで探している他の人たちよりも、いち早く有益な情報を手に入れることができ、物件探しが大変有利になります。

後で後悔しないために現地見学でやるべきこと

現地で物件をご覧になるときは、まず下記の事に注意して図面と現況とを良く確認しましょう。新築住宅で未完成の場合は、モデルルームなどで出来上がりの状態を確認することになりますが、モデルルームの内装材や設備等は別のオプション品が使われていることが多いので、実際の完成後の状態と全く同じというわけではないことに留意しながら、検討する必要があります。

現地見学は、家を購入する上で最も重要な情報収集の手段の一つです。しっかりと準備をして、後悔のないようにしましょう。

現地見学のポイント

  • 午前と午後、異なる時間帯に訪問することで、日当たりや騒音などの状況をより詳しく確認できます。
  • カメラで写真を撮り、後でゆっくり確認できるようにしておきます。
  • 気になった点は、遠慮せずに不動産業者に質問する。
  • 必要であれば、専門家 (建築士など) に同行してもらい、調査してもらうのもおすすめ。
  • 事前にチェックリストを作成しておくと、見落としを防ぐことができる。

物件の主なチェックポイント

周辺環境
日当たり・風通し 実際に現地で確認し、日当たりや風通しが良好かどうか。日照権調査もおすすめ
騒音 交通量や工場、商業施設などの騒音がないか。特に、早朝や夜間の騒音は要注意
臭い 畜産施設やゴミ処理場などの悪臭がないか
治安 周辺の治安状況を事前に確認
利便性 駅やスーパー、学校、病院などの施設へのアクセスが良好かどうか
物件の状態
建物の外観 外壁や屋根、ひび割れ、雨漏りなどの劣化がないか、基礎等のひび割れ、屋根瓦の状況など
建物の内部 間取り。床や壁、天井、水回りの設備など劣化や破損がないか。雨漏り・シミ・ひび割れ・建具の開閉状況など
日当たり・風通し 室内の日当たりや風通し
収納 収納スペースが十分かどうか
設備 キッチン、浴室、トイレなどの設備の状態・故障履歴など
修繕履歴 過去の修繕履歴を確認し、どのような修繕が行われているか把握
その他
土地 土地の形状や広さ、境界標の有無、地盤の状態、道路・隣地との高低差など
前面道路 種類(公道・私道)、幅員、舗装の状態、電柱の位置など
車庫・駐車場 幅×奥行・カーポート(屋根)の有無・出し入れ時の使い勝手、駐車場の有無や広さ、利用料金など
工作物 門、塀等の状況・傾き・安全性(控え壁)など
擁壁 構造(RC造、石積み等)・高さ・ひび割れ・水抜きの有無など
管理状況 共用部分の管理状況
管理費・修繕積立金 管理費や修繕積立金の金額、滞納の有無
周辺の計画 周辺に道路建設や商業施設の建設などの計画がないか
近隣関係 越境物(隣地への越境物、隣地からの越境物)・隣接地建物の種類、状態・方位など。ゴミ出しルール・地区内ルール・近隣トラブルの有無

見学時にあると便利なもの

物件の見学では、以下の道具があると便利です。

    必須

  • スマートフォン: 写真撮影、メモ、方位磁針アプリの利用など
  • 筆記用具: メモを取る
  • メジャー: 部屋の広さなどを測る
  • 懐中電灯: 暗い場所を確認する

    あると便利

  • マスク: 埃や花粉対策
  • スリッパ: 室内を汚さない。靴下が汚れない
  • 軍手: 汚れたり、手を痛めたりするのを防ぐ
  • 水平器: 床や壁の傾きを確認する
  • レーザー距離計: 長距離の距離を正確に測る
  • 拡大鏡: 細部を確認する
  • 双眼鏡: 高い場所を確認する
  • 方位磁針: 方位を確認する
  • 周辺地図: スマホより見やすい場合も。直接メモを取れる
  • 間取り図: 確認がしやすい

ステップ4へ

ページトップへ