新婚生活がもっと楽しくなる間取りとは?【図と解説付き】

新婚生活を始めるにあたって、新居選びはとても重要ですよね。広さを重視、設備はこれが必要、など2人で選ぶのはわくわくする事と思います。住まいはそこに住む家族が「幸せ」であることが何よりの条件です。ここでは、お2人の新居選びのために、どんな間取りが人気か、またメリットやデメリットは?などを解説していきます。是非参考になさってください。

新婚の2人に人気の間取りはこれ!

まずは、新婚の方々の多くが選ぶ間取りについてご紹介します。
2016年のゼクシィによる「新生活準備調査」では、新婚の2人が選ぶ間取りは、最も人気なのが2LDK次いで1LDKとなっており、この2つが全体の半数を占めています。

広さについてはできれば50㎡くらいを確保できると良いでしょう。何事も大は小を兼ねると思いがちですが、住まいについては必ずしもそれは当てはまりません。家が大きければ購入費や家賃も高くなり、メンテナンスなどの維持費も膨らみます。さらに日々の光熱費もかさみ、掃除も大変になりますので、やはり家族の構成に適したサイズが最適です。
また、新婚当初は夫婦二人だけでも、将来子供ができ家族が増えることも考えておく必要があります。1LDK、2LDK、3LDKそれぞれ特徴があります。それぞれについて簡単に紹介していきます。

1LDK
同じ床面積であれば部屋数が少ない分、LDKを広くとれるなどのメリットがあります。
2LDK
寝室以外に書斎やワークスぺースなどの特別な部屋を設けることができます。
3LDK
寝室の他に夫と妻が各々個室を持てます。将来は子供部屋にも転用できるので便利ですね。

また、マンションと戸建ての場合はどのような違いがあるのでしょうか?

戸建て
戸建ては間取りプランの自由度が高く、集合住宅よりも気兼ねなく生活できます。ただし家の維持管理は自らやらねばなりません。
マンション
マンションの場合は集合住宅のルールを守って生活しなければなりませんが、建物の維持や修繕は管理会社にやってもらえます。

以上を踏まえ、今のお2人にはどの組み合わせの住まいがピッタリか話し合ってみてくださいね。

賃貸と購入それぞれのメリット・デメリットは?

新婚に限らず住宅は賃貸か持ち家か、それぞれメリット・デメリットがあり、悩ましいところがありますよね。
住宅を所有することに大きな価値を見出すかどうかで、賃貸か購入か決まってくる場合が多いようです。最近の調査では新婚の8割は賃貸住宅を選んでいます。

購入の場合

では次に、「購入物件」を選ぶ際のメリット・デメリットはどうでしょうか。

メリット
2人で新しい生活を始めると同時に「住宅」という「資産」を手に入れる事ができます。また、自由度が高いため新生活をよりわくわくさせてくれるかもしれませんね。
デメリット
賃貸とは違い、基本的には一生住み続ける目的で購入をするため、住み替えや転居が賃貸に比べ難しくなるでしょう。また、現在の状況だけでなく、将来の家族の変化に柔軟に対応できる住まいを選ぶ必要が賃貸以上に出てくるかもしれません。

賃貸物件の場合

新婚の方々が「賃貸物件」を選ぶ際のメリット・デメリットは次の通りです。

メリット
新婚当初は生活の変化が予想しにくく、仕事や家族の関係で引越しを余儀なくされることがあります。突然の転勤・・・といった事態が起こっても、賃貸であればいつでも転居ができますね。柔軟性が高いと言えます。
デメリット
毎月の家賃の支払いに加えて、購入の場合に比べ将来の購入や転居に備えておく必要があります。また、周囲や家自体への気遣いが多くなってしまいます。

快適に過ごすための4つの工夫

新婚の2人がお互い快適に過ごすためには、それなりの工夫が必要です。ここからはおすすめの間取りプランを示して、4つのポイントについて説明します。
次の間取り図は納戸付き1LDKの事例です。

時々ひとりになれる空間をつくろう

2LDKが必須というわけではありませんが、例えばどちらかがどうしても仕事をしないといけない、ケンカをしてしまったなど、「あえて顔を合わせない時間」ができるような空間を作る事も大切です。
1LDKであっても過ごしやすい間取りは、実は十分実現が可能です。例えば家で仕事をするためにリビングの一角に机と椅子を配置し、小さなワークスペースを設けることもできます。

お互いの生活サイクルに沿った間取りを選ぼう

最近は夫婦共働きも多く、お互いの生活サイクルに配慮した間取りや部屋割り、空間づくりが重要です。
どちらかが我慢ばかり・・・なんてことにならないように2人でしっかりと話しあいましょう。
睡眠などの生活サイクルが異なれば、新婚であっても寝室を可動式間仕切りで分けることも検討してみるといいかもしれません。

2人で立つのが楽しいキッチンがおすすめ

どちらか一人がキッチンに立つのであっても、姿が見える、など、「一緒に楽しむ」食卓、キッチンを演出するのは大事です。
かつて「主婦の城」であったキッチンは、家族みんなの共有スペースへと変貌しつつあります。家族みんなが自由に出入りし、夫婦や親子でならんで料理したり、好きなときに自分の食事をつくったりするオープンキッチンも素敵ですね。

物が増えた時の収納場所は必ず確保しよう

一人暮らしであれば、洋服など少々物が出ていても気にならないものです。
新婚の場合は「親しき仲にも礼儀あり」。夫婦とは言え、「見たくないなぁ、邪魔だなぁ」と感じるようなものもあるかもしれません。クローゼットでもいいけれど「お互いの荷物をしっかり収納できる場所」を考えておくのも大切です。

2人で楽しく話しあって素敵な新婚ライフを!

人生の中で愛を育み、希望に満ちた新婚時代。その新婚生活の基盤となるのが住まいです。
家族の現状と将来の家族の変化を十分考えて、新居を選んでください。すばらしい住まいを見つけて、どうかお幸せにお過ごしください。

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投稿者プロフィール

桐龍 宏明ファイナンシャル・プランナー
大阪大学大学院工学研究科修了、大手電機メーカで36年間にわたり海外の火力発電所の設計と建設に従事。退職後にFP事務所「桐龍フロンティア」を立ち上げ、不動産、資産運用、相続に関する講演、執筆、コンサルタントを展開。

(保有資格)ファイナンシャル・プランナー、宅地建物取引士、スマートマスター(省エネ住宅と家電)
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ABOUTこの記事をかいた人

大阪大学大学院工学研究科修了、大手電機メーカで36年間にわたり海外の火力発電所の設計と建設に従事。退職後にFP事務所「桐龍フロンティア」を立ち上げ、不動産、資産運用、相続に関する講演、執筆、コンサルタントを展開。
(保有資格)ファイナンシャル・プランナー、宅地建物取引士、スマートマスター(省エネ住宅と家電)