家探しのコツ10選!新築一戸建てと中古一戸建てに分けてそれぞれ解説

マイホームは「人生で一番高い買い物」といわれることも少なくありません。後悔しないためにも、事前に家探しのコツを把握しておくことが大切です。本記事では新築一戸建てと中古一戸建てに分けて、家探しのコツを5つずつ紹介します。

新築一戸建ての家を探すコツ

新築一戸建ての家を探す際は、以下のコツを念頭に置いて行動しましょう。

信頼できる不動産会社を選ぶ

購入エリアを検討する

家族の希望や生活動線を明確にしておく

周辺環境の良し悪しを確認する

地域の雰囲気を調査する

信頼できる不動産会社を選ぶ

まず、不動産会社を慎重に選んでください。不動産会社によって「自分に合う」「合わない」が分かれます。しっかりと選ばなければ、相場より高い金額を求められたり理想の住宅を実現できなかったりするでしょう。

見落としがちなのが購入以外の部分です。具体的には以下の点も確認しましょう。

  • アフターサービス
  • 保証内容
  • 不動産会社独自の対応など

住宅は購入だけがゴールではないため、購入後のことも考慮しておくのが大切です。

また、家探しをする際に情報収集は欠かせません。効率よく情報収集するには、不動産ポータルサイトの活用がおすすめです。ポータルサイトには住まいに関する情報が網羅されています。サイトに掲載されている物件の情報量やコメントなどをしっかりチェックして選びましょう。

購入エリアを検討する

地形や地盤の良いエリアを選ぶことで、災害リスクをある程度抑えられるでしょう。各自治体のハザードマップや住宅地盤情報システムなどをしっかり確認することが大切です。

メインとなる交通手段をどうするのかをあらかじめ考えておきましょう。交通手段をどうするかは、快適な生活を送るうえで重要な要素です。会社員がいる世帯の場合、電車通勤にするか車通勤にするかによってエリアの設定は大きく変わります。

家族の希望や生活動線を明確にしておく

あらかじめ家族の希望や生活動線を明確にしておくのもおすすめです。家族の同意が得られなかったり使いにくかったりすると、生活していく中でストレスを生んでしまいます。

例えば、「日中、家にいる人」と「日中、家にいない人」では条件や動線が大きく異なることも珍しくありません。その家をメインで使うことになるのは誰なのか、を考えて、間取りや動線を考えるのもおすすめです。

周辺環境の良し悪しを確認する

安全安心に暮らしていくには、周辺環境の良し悪しも大切です。内装や設備は購入したあとでも変更できますが、周辺環境は基本的に変えられないからです。

物件周辺を歩いてみて、近所の様子や空き家などがないかどうかを確認しましょう。朝・昼・夜と時間帯を分けて確認することを忘れないようにしてください。

地域の雰囲気を調査する

地域の雰囲気は、どのエリアに住むとしても重要なポイントといえるでしょう。エリアの特性は、主に以下の2つに分かれます。

  • 戸建が多いエリア
  • 賃貸住宅が多いエリア

戸建が多いエリアでは、自治会が形成されるなど近隣住民同士のつながりが強い傾向にあります。安心感がある一方、地域に溶け込むのに時間がかかることもあるでしょう。

賃貸住宅が多いエリアでは、戸建が多いエリアほど人との交流を気にする必要はありません。その反面、地域のルールが守られにくく、近隣住民とのつながりが希薄になりやすいという特徴があります。

中古一戸建ての家を探すコツ

次に、中古一戸建ての家を探すコツを紹介します。中古一戸建ての家を探すコツは以下の5つです。

物件に求めるニーズや要望をリストアップする

不動産ポータルサイトを利用する

リノベーション前提で探す

耐震性の高さをチェックする

早い段階で不動産会社に相談する

物件に求めるニーズや要望をリストアップする

中古物件を探す際は家族同士で話し合いを重ね、物件に求めるニーズや要望をリストアップしておくことが重要です。新築一戸建ては自分の要望やニーズを反映させることができますが、中古物件の場合、すでに存在する物件の中から選ばなければならないからです。

ニーズや要望が多ければ多いほど、条件に合致する中古物件を見つけるのは困難になります。「ここだけはどうしても譲れない」など、希望条件を明確にしておきましょう。

不動産ポータルサイトを利用する

中古の一戸建てを購入する際も、不動産ポータルサイトを利用するのがおすすめです。不動産ポータルサイトは以下の条件で絞り込んで検索することができます。

  • エリア
  • 住宅面積
  • 築年数
  • 販売価格

日々、情報が更新されていくため、こまめにサイトをチェックするのが理想の物件を見つけるコツです。

リノベーション前提で探す

リノベーション前提で中古物件を購入すれば、物件の選択肢がぐっと増えるでしょう。間取りを気にしなくて済むからです。

また、新築物件と比較している場合でも、コストを削減することができます。株式会社リクルート住まいカンパニー『2017年 大型リフォーム実施者調査』(※1)によると、以下のデータが明らかになっています。

  • 中古物件を購入してリフォームした人の物件購入費用:平均約3,156万円
  • リフォーム費用:約628万円

つまり、合計3,784万円で中古物件を購入しているのです。

国土交通省『令和元年度 住宅市場動向調査』(※2)によれば、新築注文住宅の購入資金の平均は4,615万円です。このようにリノベーション前提で探せば、新築物件より約831万円もお得に購入できる計算になります。

※1:株式会社リクルート住まいカンパニー『2017年 大型リフォーム実施者調査』
※2:国土交通省『令和元年度 住宅市場動向調査』

耐震性の高さをチェックする

かならず耐震性の高さをチェックしましょう。特に「物件が1981年以降に建てられたものかどうか」は重視すべきポイントです。法律が変わり、1981年以降の物件はより高い耐震性を誇る「新耐震基準」で作られることが義務付けられたからです。1980年以前の物件だと、大規模地震が発生した場合、大きな損害を受けることになりかねません。

ただ、1981年以降の建物でも、旧耐震基準で作られている場合があります。例えば、1980年に建てられはじめ、1982年に竣工した場合、旧耐震基準が適用されている可能性があるでしょう。1981年前後の建物を購入する場合は、仲介会社に建築確認の申請時期を確認してもらうことをおすすめします。

早い段階で不動産会社に相談する

中古物件探しする場合、早めに不動産会社に相談することがおすすめです。不動産会社は物件探しの段階からサポートしてくれることが多いからです。

特に住建ハウジングは東京都心エリアに特化し、約15万人以上のお客様に会員登録をいただいています。数百件の中古戸建を自由に探すことができるため、ぜひお気軽にご活用ください。

一戸建ての家を探す際によくある質問

一戸建ての家を探す際によくある疑問をまとめました。一戸建ての購入を考えている方は、ぜひ目を通しておいてください。

一戸建てを購入するタイミングはいつ?

新築一戸建て購入時の注意点は?

中古一戸建て購入時の注意点は?

一戸建てを購入するタイミングはいつ?

ここでは年齢、年収、必要資金という3つの面でタイミングを紹介します。

  • 住宅ローンを組む際の平均年齢:40.3歳
  • 住宅ローン借入時の平均世帯年収:602万円
  • 所要資金:注文住宅で3,534万円、建売住宅で3,495万円

詳しくは下の記事をご覧ください。

一戸建ての住宅ローンを組むタイミングはこちら

新築一戸建て購入時の注意点は?

重要なのは残金決済と引き渡し時のチェックです。

残金決済とは、マイホーム代金のうちまだ支払っていない分をすべて支払うことを意味します。期日までに不動産会社に支払う必要があるため、決済の日程が間に合うよう銀行側と調整しましょう。引き渡し時のチェックでは新居に不備がないか細かく確認することが重要です。

中古一戸建て購入時の注意点は?

ローンの申込み要件と築年数を確認してください。例えば住宅ローンの申込み要件に「築30年以内の物件」という制限が設けられている場合、築30年を超えた中古物件をローンで購入することはできません。

築年数の制限がない住宅ローンを利用するという方法もありますが、特定の住宅ローンを利用したいと考えている場合、制限がないか事前に確かめておく必要があります。

一戸建ての家探しはコツを踏まえて慎重に!

一戸建ての家探しは新築の一戸建てと中古の一戸建てでやや異なります。新築の場合、家の動線をどうするか、エリアや近隣の雰囲気はどうかを慎重に見極めてください。中古の場合、耐震性や築年数の確認が必須です。いずれの場合も、探す際は不動産会社に相談しましょう。

一戸建てを検討しているなら、住建ハウジングにお問い合わせください。「TOKYO@14区」を運営する住建ハウジングでは、一戸建ての物件を多数ご用意しています。立地や価格、新築か中古かなどご希望に合わせて物件を絞り込めるので、ぜひお気軽にご利用ください。

投稿者プロフィール

石川充
宅地建物取引士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士

1996年より大手不動産デベロッパー勤務。首都圏の新築マンション販売のプロジェクトマネージャーに従事。多くの物件の担当し、引き渡しまで一気通貫で経験。
その後ベンチャー系広告代理店にて不動産系クライアントのインターネット集客の支援を行う。
現在は広告代理業と併せ、老舗不動産会社として地域ニーズに合わせた事業を展開。

ABOUTこの記事をかいた人

宅地建物取引士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士 1996年より大手不動産デベロッパー勤務。首都圏の新築マンション販売のプロジェクトマネージャーに従事。多くの物件の担当し、引き渡しまで一気通貫で経験。 その後ベンチャー系広告代理店にて不動産系クライアントのインターネット集客の支援を行う。 現在は広告代理業と併せ、老舗不動産会社として地域ニーズに合わせた事業を展開。