【風水入門】玄関に風水を取り入れて福を呼ぼう!

家づくりにおいては、誰もが「住みやすい家、健康で安心して暮らせる家」を望みます。古くから伝わる風水は、「自然環境をうまく住まいに取り入れること」を目的として生まれました。人を取り巻く自然界のエネルギー「気」を上手に利用して幸運を呼び寄せよう、という考え方を基本としています。
まずは家の第一印象が決まってしまう家の顔ともいえる「玄関」。家に入ってくるすべての気の入り口となる玄関は、風水ではもっとも重要な場所といえます。
足を踏み入れた時に「暗いなあ、汚いなぁ、じめじめしているなぁ・・・」と感じるとあまり長居したくない、と思ってしまいます。これは「気」も一緒。美しく清潔な玄関にこそ、人も、気も、気持ちよく留まってくれるものです。ここでは、どのようなインテリアや色が玄関には相応しいか、風水の視点から解説していきます。

「気」を呼ぶ玄関にするためには

運気を呼ぶためにはどのような事に注意すべきでしょうか。
「外からの気を取り入れる場所」ということはつまり、良い気だけでなく、悪い気も当然入れてしまう可能性があります。玄関に問題があれば、外の悪い気を落とすことなく家に持ち込んでしまい、運気を下げることになります。玄関が雑然としていたり、汚れていては幸運を呼び込むことはできません。玄関には余計なものは置かず、整理整頓することが基本です。その上で以下のような方法を行えば、さらに良い気がたくさん舞い込むようになるでしょう。

植物を置く

植物の生命力には自然のエネルギーを高めたり、鎮めたりする効果があるといわれています。玄関に生け花や観葉植物を置くことで、明るい気がたくさん入ってきてくれます。

心地よい香りで包む

良い運気は心地よい香りに吸い寄せられるそうです。家から出るとき、また帰ってきたときに気分がよくなる香を選ぶようにすれば、リラックスできるのも良いですね。

照明を明るくする

照明をあてることで、その場所に気を吹き込み、活性化することができます。玄関が暗い場合には丸いライトを置いて照明で明るくし、気を取り込む工夫をしてみましょう。

とにかく清潔にする

玄関は常に清潔にすること、これは気の浄化のために必要な条件です。ゴミが玄関にあるようなところに良い気はやってきません。玄関マットは外から持ち帰った悪い気を払い落とす効果がありますので、なるべく置くようにしましょう。玄関マットの選び方については後述しますので是非ご参考ください。

丸い水槽で金魚を飼う

水を使って財運を高めようとする考えが風水にはあり、庭に池をつくったり、家の中に水槽を置いたりします。この水槽は箱型よりも、丸みのある金魚鉢などの方がよいそうです。水槽を置くなら常にきれいな水を入れ、ガラスもきれいに磨いてください。

玄関に置いてはいけない物って?

ここまで玄関に置くと運気があがると言われているものをいくつか紹介してきました。
次に、置いても特に効果がないどころか、なんと逆に運気を逃してしまうかもしれない「置いてはいけない物」を挙げてみます。皆さんの玄関には以下の物は置いていないでしょうか?

鏡を正面に置く

鏡は見る者の意識の変化をうながし、エネルギーを呼び込む効果があります。ただし鏡を玄関ドアの正面に置くと、鏡に運気が反射されて出て行ってしまうといわれています。

犬の置物

干支の置物は玄関を飾るものとして縁起がよいとされますが、犬は唯一の例外です。犬の置物は外からの良い気を追い返し、家の中の気を乱すことになります。犬の置物やぬいぐるみは玄関にはなるべく置かないほうが無難でしょう。

ドライフラワーを飾る

すでに命が尽きてしまっているものを玄関に置くのは、風水上よい事とは言えません。なるべく早めに処分しましょう。生花であれば問題はありません。
        

玄関マットの意味とおすすめの色や柄

上記でも少し触れましたが、玄関マットは悪い気を払い落し、良い気を増やす効果があります。悪い気を家に持ち込まないようにするためのとても大切なアイテムです。
それでは、どんな玄関マットがよいか、おすすめを見ていきましょう。あなたのお家にぴったりの玄関マットを選んでくださいね。
                

玄関マットの色は玄関にマッチした、明るい色を選びましょう。玄関には方位毎にラッキーカラーがあります。北はベージュなどの暖かみのある色、東はグリーンやブルーなどが適しているとされます。

素材

玄関マットの選定には素材に気をつけてください。素材はコットンや絹などの天然素材を選びましょう。アクリルなどの化学繊維は、せっかく集まった良いエネルギーを燃やしてしまうといわれています。

柄は無地か木や葉っぱ、花柄などの自然を連想させるものがおすすめです。幾何学模様や動物の顔が描かれている柄は避けたほうがよいでしょう。

方位毎の効果ってあるの?

家庭と外との境界線である門や玄関は、運気が出入りする大切な場所であり、方角も大いに関係してきます。

東南の玄関は吉相の方位の玄関です。良い運気がどんどん入り、交際の輪が広がり、商売繁盛、良縁が舞い込むといわれます。東南は風の方位であり、風通しを良くすることがポイントです。
一方、北東に表鬼門、南西に裏鬼門があり、この方位に玄関を設けるのは避けるべきといわれてきました。北東は日当たりが悪く、寒くて湿気が乾きにくく、暗い場所です。北東の玄関は冬場の北風が住まいの中に入りやすくなります。
また、南西は暑くて、ものが腐りやすい場所です。この方位が暑いことから来客に不快感を与えたり、靴などのにおいがこもりやすくなります。

まとめ

玄関に風水を取り入れて、幸せを招く方法について解説しました。風水には現代の家づくりにも通じる、自然と共生しながら家の環境をよりよくしていく考えがあります。これをうまく活用し、健康で安心して暮らせる「よい住まい」をつくっていきましょう。

投稿者プロフィール

桐龍 宏明ファイナンシャル・プランナー
大阪大学大学院工学研究科修了、大手電機メーカで36年間にわたり海外の火力発電所の設計と建設に従事。退職後にFP事務所「桐龍フロンティア」を立ち上げ、不動産、資産運用、相続に関する講演、執筆、コンサルタントを展開。

(保有資格)ファイナンシャル・プランナー、宅地建物取引士、スマートマスター(省エネ住宅と家電)

ABOUTこの記事をかいた人

大阪大学大学院工学研究科修了、大手電機メーカで36年間にわたり海外の火力発電所の設計と建設に従事。退職後にFP事務所「桐龍フロンティア」を立ち上げ、不動産、資産運用、相続に関する講演、執筆、コンサルタントを展開。
(保有資格)ファイナンシャル・プランナー、宅地建物取引士、スマートマスター(省エネ住宅と家電)