東京23区の大学進学率ランキング

統計データをもとに東京23区をさまざまな角度からランキング! 
一戸建て住宅やマンションを選ぶための役立つ情報を提供していきます。
今回は「大学進学率ランキング」です。
大学進学はそれぞれ家庭の事情などがあって、いちがいに大学進学率が地域の学力水準と必ずしも比例するわけではありません。
しかし、データを見ていくと何らかの傾向をつかむことができるかもしれません。

ランキングTOP10

第1位…渋谷区 76.3% (公立56.2% 私立82.6%) 就職率2.4%
第2位…千代田区 75.7% (公立43.3% 私立80.1%) 就職率1.3%
第3位…港区 75.2% (公立53.0% 私立79.7%) 就職率2.6%
第4位…文京区 73.9% (公立58.8% 私立77.9%) 就職率2.2%
第5位…杉並区 73.9% (公立50.7% 私立84.6%) 就職率3.2%
第6位…新宿区 70.8% (公立67.9% 私立72.3%) 就職率0.5%
第7位…豊島区 70.1% (公立68.7% 私立70.5%) 就職率4.7%
第8位…世田谷区 69.5% (公立48.3% 私立77.5%) 就職率3.3%
第9位…北区 69.0% (公立36.0% 私立75.2%) 就職率4.8%
第10位…目黒区 68.1% (公立73.6% 私立65.7%) 就職率2.3%

※東京都区部の平均大学進学率は66%、東京都全体の平均は65.2%です。
 ※これは各区に所属する高等学校を対象に行った調査です。区民に対する調査とは傾向が異なっています。
 ※文中の統計資料は 東京都総務局「平成25年度 学校基本調査報告」から抽出しました。
 http://www.toukei.metro.tokyo.jp/gakkou/2013/gk13qg10000.htm

ランキングの概要

第1位に輝いたのは渋谷区です。

渋谷区には東海大学、國學院大學、聖心女子大学、青山学院大学など多くの大学が集中しており、高等学校も都立青山高等学校、都立広尾高等学校、青山学院高等部、國學院高等学校、実践女子学園高等学校など公立・私立ともに名門といわれる学校が多くあります。
公立・私立高校ともに進学率が高いことから、地域全体の教育水準の高さがうかがえます。

第2位は千代田区です。

日本の中枢地区として、日本大学、二本松学者、東京歯科大学、大妻女子大学、明治大学、共立女子大学、上智大学、聖路加国際大学などの大学がある文教地域で、女子学院中学校・高等学校、二松學舍大学附属高等学校、暁星中学・高等学校、白百合学園中学高等学校など全国的に知られる私立の有名校が多い地域です。
私立高校からの大学進学率は80.1%と高く、「日本の中枢地区」の面目躍如といったところでしょうか。

第3位は港区です。

慶應義塾大学、明治学院大学、東海大学、芝浦工業大学など、多くの名門大学が集中しています。
高等学校も麻布高等学校、広尾学園高等学校、慶應義塾女子高等学校、明治学院高等学校、聖心女子学院高等科など名だたる私立名門校が集中しており、私立高校からの大学進学率が際立っています。

第4位は文京区です。

東京大学をはじめ東洋大学、日本女子大学、お茶の水女子大学などが集中する、東京を代表する文教地域でもあります。
駒込中学校・高等学校、郁文館中学校・高等学校、桜蔭中学校・高等学校、東洋女子高等学校など私立高校の質・量とも充実した地域で、公立・私立とも高い大学進学率を誇っています。

第5位は杉並区です。

東京女子大学、明治大学、高千穂大学、女子美術大学などがキャンパスを構えており、高等学校では東京都立西高等学校、佼成学園高等学校、専修大学附属高等学校など公立・私立ともに名門校が多い地域です。
特に私立高校から大学への進学では東京都でも屈指の進学率となっています。

キーワードは「公立高校の水準」

このランキングで印象的なのは「地域全体の進学率と公立高校からの進学率にかなりの開きがある」という点です。
公立高校よりも私立高校の進学率が高いのは東京全体・日本全体でも一般的な傾向かと思われます。

一方で、公立高校の大学進学率が私立に近いレベルまで高い地域では「住民や行政の教育熱が高い地域である」「住民の平均所得が高く、教育に対してもゆとりがある地域である」といった期待が持てるかもしれません。
ただし「たまたま商業高校や工業高校など実業高校がその地域に偏っている」という場合や、千代田区のように「私立高校が地域に充実しすぎているため、公立高校が極端に少なく、その中に定時制高校などが含まれている」といった場合は、上記のような傾向とは別に考えるべきでしょう。

候補地が絞り込めてきたら、周囲の学校を個別に調査

子育て世代の人が住居用の不動産を求める場合、通わせたい学校が決まっていれば、区全体の教育水準はそれほど問題ではないかもしれません。
ただし周辺の学校の数や質は地域の雰囲気に大きな影響を与える可能性があります。
そこでまず候補地を絞る要素として大学進学率などを1つの目安にして、候補が絞られてきた段階で候補の周辺にある学校の状況を個別に調査してみるなどの方法をとってみてもよいかもしれません。