東京23区の人口ランキング

統計データをもとに東京23区をさまざまな角度からランキング!
一戸建て住宅やマンションを選ぶための役立つ情報を提供していきます。
今回は「人口ランキング」です。上位にランクインするのは何区でしょうか。

ランキングTOP10

第1位…世田谷区 904,694人(男性430,591人 女性474,103人)
第2位…練馬区  725,487人(男性353,108人 女性372,379人)
第3位…大田区  710,536人(男性355,070人 女性355,466人)
第4位…足立区  692,707人(男性347,714人 女性344,993人)
第5位…江戸川区 682,418人(男性343,914人 女性338,504人)
第6位…杉並区  561,700人(男性268,977人 女性292,723人)
第7位…板橋区  547,270人(男性269,829人 女性277,441人)
第8位…江東区  488,632人(男性241,540人 女性247,092人)
第9位…葛飾区  444,356人(男性222,549人 女性221,807人)
第10位…品川区  377,005人(男性185,535人 女性191,470人)

※文中の統計資料は 東京都総務局「東京都の統計」平成27年5月現在のデータから抽出しています。
 http://www.toukei.metro.tokyo.jp/

ランキングの概要

第1位に輝いたのは世田谷区です。平成27年、ついに900万人を突破しました。
世田谷区は東京23区中で江戸川区や新宿区と並んで高い人口の伸び率を示しており、現在も順調に人口が増え続けています。

世田谷区が人口の多い背景には、東京23区の中でも適度に都心から離れ、自然の多いすぐれた住環境が保たれている点があると思われます。
玉川田園調布成城等々力など東京を代表する高級住宅街が集中しており、多くの住宅街が比較的早い時期から計画的に開発されたことから、世田谷区の不動産には現在も高い人気を集めています。

第2位は練馬区です。練馬区は東京23区の中では最も新しく、板橋区の町村域が1947年に分離して発足しました。
都心からはちょっと距離があり、23区の中でも「ちょっと郊外」という印象がある練馬区ではありますが、西武池袋線沿線を中心に着実に人口が増えており、東京メトロ副都心線や都営地下鉄大江戸線の開通後は都心へのアクセスもより便利になりました。

第3位の大田区は東京23区中最大の面積を誇る区です。田園調布山王久が原といった高級住宅街があります。
また湾岸エリアでもあり東京オリンピックの招致が決まって再注目されています。
今後は羽田空港周辺もさらに開発が進んでいくと思われます。

東京オリンピックといえば、第10位の品川区でも交通インフラの整備、大規模マンションの建設などが相次いでいます。
JR山手線田町から品川駅間には新駅が建設される予定で、オリンピック開催後には品川駅にリニア中央新幹線が開通する見込みになっています。
こうした大規模な交通インフラの整備後には、それにあわせた新たな街づくりや大幅な人口増があり得るのかもしれません。

キーワードは「交通インフラ」

不動産物件探しをする際、人口ランキングと関連するキーワードとしては、前に説明した「交通インフラ」があげられるでしょう。
首都圏は少子高齢化・人口減が全体的に進行している日本の中でも、例外的に人口が増加または保たれている限られたエリアです。
しかし、区ごとに人口の増減を細かく見ていくと、必ずそこには各区の「事情」が見えてきます。

一般に、「人口が増加し続けているエリア」は地価が安定し、不動産の資産価値も長く維持されるものと思われます。
しかし人口増加の理由が一過性のものだった場合、いずれ不動産の資産価値も頭打ちになってしまうでしょう。

その点、「交通インフラ」はいったん建設されるとその後数十年にわたってそのエリアに「交通の利便性」という恩恵を与えてくれます。
また、過去の大規模な都市の再開発には必ずといっていいほど大規模な交通インフラの整備がともなっています。
例えば、田園都市線のような鉄道網を基盤とした住宅街開発、前回の東京オリンピックの際に登場した東海道新幹線やオリンピック道路などです。

単に「そのエリアの人口が増加しているかどうか」ではなく、「人口増にともなう交通インフラの整備がどれくらい行われるか」に着目することによって、そのエリアの発展にどれだけの継続性があるのかをある程度読み解くことができるといえます。
そして、発展が継続する可能性が高いエリアほど、長期にわたって不動産資産価値が安定すると考えられ、結果として「お得な不動産」であるといえるでしょう。

そしてもちろん、「実際に自分が住む住居の利便性」を考えた時も、交通インフラが充実していることは大きなメリットになるに違いありません。

将来を読み、まだ成長性のあるエリアを要検討

人口増と交通インフラの整備の関係に着目する際、もう1つ忘れてはいけないポイントがあります。
それは、不動産購入のタイミングを逃して、もう十分に地価が上がってしまったエリアでは、交通の利便性は別として「価格的なお得感」は期待できないかもしれない、ということです。
もちろん、「いつが地価のピークなのか」は簡単に判断できるものではありません。
しかし判断を戸惑っているうちに買い時を逃してしまうことにはくれぐれも注意したいものです。