渋谷区 恵比寿(えびす)

住環境も良く商業施設も充実したエリア

地名からつけられた商品名は数多くありますが、商品名が地名になる例は極めてまれです。
渋谷区の「恵比寿」という地名は、かつてこの地で操業していた工場で造られていた、「ヱビスビール」から名前を取っています。
このビール工場は1985年に閉鎖され、広大な跡地は、再開発でトレンドを意識した魅力的な街へと変貌を遂げました。
「ビールの街」という顔はもちろん一面的なもので、古くから住環境の良さで知られた土地でもありました。
現在の恵比寿は、おしゃれで高感度なファッションタウンと閑静な住宅街の両面の顔を持っているといえます。
現在、恵比寿と聞くと、多くの人は新しい街並みを想像しがちですが、実はレトロで昔懐かしい街並みが今なお存在しています。
駅周辺だけではなく、一度周辺をじっくり散策してみると、イメージが変わるかもしれません。
そして、きっと自分の好きな街並みに出会えるはずです。


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恵比寿の地理

恵比寿は港区品川区目黒区との区境に位置する、渋谷区にある住宅地です。
恵比寿エリア西側はJR山手線、東側は首都高速2号目黒線、北側は渋谷川に長く面しており、南側には恵比寿ガーデンプレイスがあります。
また、エリアの中心部を東京都道305号芝新宿王子線が東西に走っていますが、この道路は池袋、新宿、渋谷方面と恵比寿をつなぐ重要な幹線道路となっています。
エリア東端の首都高速2号目黒線は、港区の一ノ橋JCTで都心環状線と分岐し、上大崎や西五反田を経由して戸越出入口へ至る、全長約6kmの首都高速道路の路線です。第二京浜に出て横浜方面へ行く際には便利です。
恵比寿駅前はバスも多数発着しており、隣の渋谷駅や田町駅、五反田駅などのほか、世田谷区の用賀駅方面へも乗り換えなしで行くことができます。

恵比寿の特徴


恵比寿のランドマークとなっている恵比寿ガーデンプレイスは、大規模複合施設というだけではなく、街路やインフラなど、総合的な都市開発思想に基づいた施設です。
そのため、恵比寿ガーデンプレイスをお手本に、恵比寿全体の再開発が現在も進められています。
今でも場所によっては昭和を思わせる古い一戸建て住宅や、レトロな商店などが残されています。
こうした街並みも恵比寿ならではの魅力といえるでしょう。

最寄り駅


最寄り駅は、エリア西部にあるJR「恵比寿駅」です。JR山手線・埼京線・湘南新宿ラインが利用でき、東京メトロ日比谷線の接続駅にもなっています。
東京メトロ日比谷線が通るのは、大人の街「銀座駅」や日本が誇る電気街「秋葉原駅」、さらには下町の「上野駅」など実に個性豊かで、週末の度に東京を再発見することも可能です。
そんな東京都心方面はもちろん、横浜方面や埼玉方面へのアクセス性にも優れており、恵比寿駅は通勤・通学に非常に便利な駅となっています。

恵比寿の周辺にある施設

サッポロビールの恵比寿工場跡地に生まれた「恵比寿ガーデンプレイス」は、一口に複合施設と呼ばれていますが、具体的な施設の内容は実に多岐にわたります。
まずメインの「恵比寿ガーデンプレイスタワー」は、地上39階建てのオフィスビルです。
式場を備えた宿泊施設「ウェスティンホテル東京」、ショッピング施設である「恵比寿三越」、名画座「恵比寿ガーデンシネマ1・2」、かつての工場の様子を今に伝える資料館「恵比寿麦酒記念館」、写真や映像に特化した公立の美術館「東京都写真美術館」などがあります。

おしゃれに敏感な女性たちを引き付ける理由は、おいしい飲食店がたくさんあることです。
3つ星を獲得しているフレンチレストラン「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」など、心ゆくまで食事を楽しめるお店に事欠きません。
落ち着ける場所と楽しいスポットとおいしいお店がバランス良くそろっていることから、「デートで行きたい街」で必ず上位にランクインされるのもうなずけます。


また、駅周辺には多くの高層マンションが開発されています。
駅から少し離れると、個性的な外観が目を引くデザイナーズマンションが多数あります。
独身時代はデザイナーズマンションで暮らし、結婚後は駅から近い高層分譲マンションへ移るなど、便利でおしゃれな恵比寿から離れない人も多くいるほどです。

恵比寿の歴史

江戸時代は、下渋谷村・三田村と呼ばれる、渋谷川と三田用水に挟まれた農村で、大名の下屋敷が点在していました。
1889年、現在のサッポロビールの前身となる日本麦酒醸造会社がこの地に工場を開設。
翌年売り出したビールは「ヱビスビール」と名付けられました。
1891年には、ビールの運搬のために山手線に「ゑびす停留所」が開設され、1906年から恵比寿駅として旅客扱いを開始しました。

戦後の高度経済成長の中で、恵比寿周辺は大きく都市化していきます。
そして1985年にサッポロビールは恵比寿工場の閉鎖を決断し、跡地に大規模な再開発が進められることとなりました。
そして、迎えた1994年。
全体をおしゃれなヨーロピアンテイストでまとめた「恵比寿ガーデンプレイス」が、「豊かな時間」「豊かな空間」をテーマに誕生しました。
この恵比寿ガーデンプレイスは、そのほかの商業施設とは一線を画しており、緑豊かなオープンスペースを確保するほか、排水の再利用、廃熱の有効利用が可能になるシステムを採用するなど、現在では当たり前になっている「エコフレンドリー」な再開発の先駆けとなっています。
以降、2000年代から現在に至るまで、おしゃれで洗練されたワンランク上の街という地位を不動のものにしています。

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