東京23区の1人あたり公園面積ランキング

統計データをもとに東京23区をさまざまな角度からランキング!
一戸建て住宅やマンションを選ぶための役立つ情報を提供していきます。
今回は「1人あたり公園面積ランキング」です。

ランキングTOP10

第1位…千代田区 33.05平方メートル
第2位…江戸川区 11.34平方メートル
第3位…江東区  8.97平方メートル
第4位…渋谷区  7.69平方メートル
第5位…港区   6.45平方メートル
第6位…足立区  4.69平方メートル
第7位…中央区  4.54平方メートル
第8位…葛飾区  4.37平方メートル
第9位…台東区  4.21平方メートル
第10位…大田区  3.98平方メートル

※データは平成26年4月1日。文中の統計資料は東京都の「公園調書」から抽出しました。
 データ中の人口は東京都総務局統計部「東京都の人口(推計)」を使用しています。
 http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/kouen/kouenannai/image/26menseki.pdf

ランキングの概要

このランキングは東京都における「都市公園」と「都市公園以外の都区市町村立公園」を足したものに「その他の公園(国民公園や公団・公社の設置する公園など)」を加えて、各特別区の人口で割った数値です。

ランキングのトップに輝いたのは千代田区です。
人口1人あたりの公園面積は33.05平方メートルという結果でした。2位の江戸川区(11.34平方メートル)に対して約3倍という大差をつけての1位です。
23区の中で23位の豊島区が0.74平方メートルということをふまえると、千代田区が自然に恵まれた環境であることが分かります。

第1位の千代田区は、都心を構成する特別区の1つです。
大手町や丸の内といったビジネスエリア、国会議事堂や官公庁がある官庁街エリア、秋葉原や御茶ノ水などの商業エリアを中心に構成されているため、公園が多いというイメージはないかもしれません。

確かに都市公園に限った場合、1人あたりの公園面積は5.16%であり、平均的な数値といえます。
しかし、これを押し上げているのが皇居外苑(北の丸公園を含む)などの国民公園の存在です。面積にして1,429,704.64平方メートルもあります。
港区にあるすべての公園を足した面積(1,388,087.33平方メートル)を上回る数値です。
広大な国民公園を有する一方、人口は23区中最も少ないため1位になったと考えられます。

第2位の江戸川区は東京都の東側にある特別区です。
同区では平成14年5月「江戸川区水とみどりの行動指針」を策定して、みどりの街作りを行ってきました。

ウォーターフロントに位置する江戸川区は水の恵みを生かした公園が多く、平成26年4月現在、区内には470園(区立公園300園、児童遊園137園、広場28園、都立公園4園、海浜公園1園)を有しています。
公園総面積は7,652,331.30平方メートルで23区中では1位です。これは豊島区における公園総面積(215,706.46平方メートル)の約35倍になります。
また総樹木数は約630万本(1人あたり9.3本)で、親水緑道も18路線あり、自然に恵まれた区といえます。都内へのアクセスも良好なことからファミリー層に高く評価されているエリアです。

第3位の江東区は東京の東側に位置する特別区です。
公園数は305園で、23区最多の練馬区(663園)に対してほぼ半分となっています。
しかし、公園の総面積は4,296,934.55平方メートルもあり、これは江戸川区に次いで2番目の面積です。
人口が比較的多い区のため1人あたりの公園面積は少なくなっていますが、十分緑の多い地域といえるでしょう。

キーワードは「公園の数」

投資・売買用の物件探しにおいて、1人あたり公園面積は目安の1つになります。

しかし、千代田区は1人あたり公園面積ランキングでは1位であるに対し、公園数は53園で、23区中23位となっています。ランキングの順位が高くても、公園が多いとは限らないのです。

大きな公園があるのは魅力の1つですが、同時に公園の数にも注目してみましょう。

公園が多ければ、それだけ住居の周辺に公園のある確率が高くなります。
小さな公園であっても徒歩圏内にあれば災害時の避難場所としても使えます。
公園は簡単になくならないこともあって、大きく景観が変わらないというメリットもあります。
こうした環境の物件は不動産の価値も比較的安定すると考えられます。
長期的な運用を考えている人は公園数も同時にチェックしてみてください。

高まる公園需要

公園には心を穏やかにする「緑」、交流の場となる「広場」、そしてどこまでも広がる「青空」などがあり、人生にうるおいを与える施設といっても過言ではありません。
植物には空気を浄化する機能や景観を保つ効果があることから、住まい選びの際に公園の有無をチェックする人が少なくありません。
また最近は有事のときに避難場所として公園が利用されています。
救出・救助活動の拠点および仮設住宅の建設地となる防災公園も増えており、各地で公園の価値が見直されています。

投資や売買用の一戸建てマンションを探している人は、「1人あたり公園面積ランキング」や「公園数」などのデータにも注目してみてもよいかもしれません。