世田谷区 都心の14区比較

世田谷区

世田谷区の住み心地

14区ナンバー1の緑被率が暮らしに潤いをもたらす

成城の高級住宅街

 根強い支持を集める街が多い私鉄の二大人気沿線、東急田園都市線と小田急線が区の中央部を走る。北東部の三軒茶屋や下北沢など若い世代に人気の商業ゾーンに加えて、南西部には東急沿線の等々力、上野毛、二子玉川や小田急沿線の成城学園など知名度の高い成熟した住宅地が連なる。

 砧公園や馬事公苑、駒沢オリンピック公園のようなスポーツ施設の充実した大型公園や社寺の緑地に加えて、中小の河川、水路の上部や側面の土手を整備してつくられた緑道が計16本走り、総面積は約15haにも及ぶ。住宅地の間を縫うように走っているため、日常的に緑の潤いを身近に感じやすい。

 事実、緑被率は14区中1位。また緑被率に公園や水面のオープンスペースを加えた東京都独自の指標「みどり率」は2018年度調査で25.18%に達する。同区ではこれを区制100周年の2032年までに33%、つまり、区の総面積の約3分の1まで高める「世田谷みどり33」を展開中。こうした努力が実を結び、緑豊かな環境で子育てファミリーが暮らしたい街として高い人気を誇っている。

 さらに、世田谷オリジナルの「せたがやそだち」と冠された産地直売野菜も地元で支持され続けている。直売所が区内300ヶ所以上に設けられており、幅広い世代に好評だ。

独自の「日本語」教育で国際人を育てる

 都心では、グローバル化に対応して英語保育を行うプリスクールや、英語教育に力を入れる公立小中学校が増えている。しかし、内閣府から「日本語」教育特区に認定されている世田谷区では、通常の国語とは別に独自の教科「日本語」の授業を行っている。短歌や俳句、古文、近代詩などを音読したり、朗唱したりする活動を通して、日本語がもつ美しい響きやリズムを楽しみながら学習するものだ。自国の文化を理解した真の国際人を育成しようという意図がある。また、2013年度からは小中一貫教育を行う「世田谷9年教育」もスタート。例えば、中学校の先生が教える授業を小学6年生が体験するなどのカリキュラムがあり、小学校から中学校への移行がスムーズになるなどの効果に期待できる。

 さらに世田谷区では、「子どもを産み育てやすいまち」を目指し、フィンランドの取り組みを参考にした「世田谷版ネウボラ」を実施。妊娠期から就学前までの子育て家庭を切れ目なく支えるよう、区・医療・地域が連携して相談支援する。なお“ネウボラ”とはフィンランド語で「相談・アドバイスの場所」を意味する。

 ハードの進化も特筆できる。注目は二子玉川。2011年に開業したタワーマンション、商業施設などを含む二子玉川ライズに続き、2015年4月24日にオープンモール型施設「MINNA TERRACE(みんなテラス)」がオープン。オフィス、店舗、ホテル、フィットネスクラブのほか、同区内初のシネマコンプレックス「109シネマズ二子玉川」が開業した。

データから測る世田谷区の住み心地

※星5つが満点。星3つを14区平均として相対評価で算出しています
※()内は14区の平均値 ※順位は14区の相対的順位

※カテゴリー別調査指標

基本データ 人口(38万1822人) 91万6139人 1位
面積(24.72k㎡) 58.05k㎡ 2位
人口密度(1万6214人/k㎡) 1万5782人/k㎡【9位】
一般世帯数(21万5146世帯) 48万6402世帯 1位
昼夜間人口比率(271%)
通勤・通学などによる人の流入の多さ
94.9%【13位】
財政力指数【収入額÷支出額】(0.71) 0.74【5位】
保育
星2つ
児童福祉費(1,606千円)
乳幼児・幼児<0~6歳>1人当たりで換算
1,283千円【14位】
待機児童数(135人) 486人【14位】
対前年比待機児童増減数(-147人) -375人 1位
保育サービス利用率(46.2%) 39.9%【14位】
保育料(3万6519円)
※世帯年収1000万円(推定区民税所得割283,200円)の場合
※2019年10月1日より幼児教育・保育の無償化(3~5歳)がスタート→詳細はこちら
4万5500円【13位】
教育
星1.5つ
教育費(1,150千円)
学生<7~15歳>1人当たりで換算
650千円【13位】
人口1人当たりの公立図書館蔵書数(3.71冊) 2.07冊【14位】
小学校教諭1人当たりの児童数(17.64人) 19.6人【14位】
中学校教諭1人当たりの生徒数(15.65人) 16.1人【10位】
医療
星2つ
1k㎡当たりの医療施設数(27.3ヵ所) 15.5ヵ所【11位】
人口1000人当たりの医療施設従事医師数[常勤換算](8.71人) 2.5人【12位】
人口1万人当たりの医療機関数(19.9ヵ所) 9.8ヵ所【11位】
子どもが医療費助成を受けられる期間 中卒(入院時食事療養費含む)
安全
星2.5つ
人口1万人当たりの火災発生数(出火率)(4.97件) 2.05件 2位
刑法犯認知件数(3,760件) 6,035件【13位】
昼夜人口1000人当たりの刑法犯認知件数(11.60件) 5.31件【5位】
侵入窃盗発生件数(141.5件) 246件【13位】
交番、駐在所がカバーする人口(1万2830人) 1万6966人【13位】
自然環境
星4つ
公立公園の数(224.93ヵ所) 553ヵ所 1位
人口1万人当たりの公立公園等の数(5.74園) 6.04園【4位】
公立公園の総面積(1,240,995.427㎡) 2,667,271.14㎡ 3位
人口1人当たりの公立公園等の面積(3.09㎡) 2.91㎡【8位】
緑被率(18.38%) 22.89% 1位 (H23年)
買物&娯楽
星4.5つ
小売業事業所数(2,424ヵ所) 3,804ヵ所 1位
昼間人口千人当たりの飲食店数(5.58ヵ所) 4.04ヵ所【12位】
映画館数(≠スクリーン数)(4.14館) 4館【6位】
昼間人口10万人当たりのフィットネスクラブ数(5.58ヵ所) 5.95ヵ所【6位】
社会・民間体育施設数(65.14ヵ所) 148ヵ所 1位
文化施設数(21.07ヵ所) 27ヵ所 2位
住まい
星5つ
一般世帯の持ち家率(42.3%) 49.3% 1位
居住世帯の一戸建て率(16.5%) 27.2% 1位
駅数(23.57駅) 39駅 1位
中古戸建平均価格(7,116.8万円) 6,703万円【9位】
中古マンション平均価格(5,660.1万円) 4,692万円【10位】


世田谷区の資産価値

大規模再開発でさらなる人気エリアの二子玉川

二子玉川ライズ

 豊かな自然と調和した都心にはない魅力の二子玉川。再開発で次々に注目のスポットがオープン。2015年4月には、二子玉川駅前の複合施設「二子玉川ライズ」に「二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケット」が開業。子育て世代を中心に住みたい街としての地位がよりグレードアップしている。

 そして世田谷区といえば高級住宅街の成城。そんな成城の隣駅、祖師ヶ谷大蔵は成城より格下でありつつも、エリア的には成城学園前と一体であり、需要が高く一棟マンションは投資として狙い目です。

■2021年地価ランキング(用途地域:住宅地)

順位 街名 標準地番(住居表示)

最寄り駅・距離

公示地価 前年価格 前年比(順位)
1位 三軒茶屋 三軒茶屋2丁目234番15
(三軒茶屋2-28-4)
三軒茶屋駅
700m
115.0万円/㎡
※380万円/坪
115.0万円/㎡
※380万円/坪
0.00%
(1位)
2位 等々力 等々力6丁目44番1
(等々力6-13-12)
尾山台駅
730m
92.5万円/㎡
※305万円/坪
92.5万円/㎡
※305万円/坪
0.00%
(2位)
3位 奥沢 奥沢5丁目140番
(奥沢5-14-26)
奥沢駅
200m
88.6万円/㎡
※292万円/坪
88.6万円/㎡
※292万円/坪
0.00%
(3位)
4位 成城 成城6丁目819番4
(成城6-32-18)
成城学園前駅
550m
86.7万円/㎡
※286万円/坪
86.7万円/㎡
※286万円/坪
0.00%
(4位)
5位 桜新町 桜新町2丁目521番1
(桜新町2-14-8)
桜新町駅
430m
86.4万円/㎡
※285万円/坪
86.4万円/㎡
※285万円/坪
0.00%
(5位)
6位 代沢 代沢2丁目1番10
(代沢2-2-15)
池ノ上駅
430m
83.4万円/㎡
※275万円/坪
83.4万円/㎡
※275万円/坪
0.00%
(6位)
7位 奥沢 奥沢7丁目101番2
(奥沢7-11-12)
九品仏駅
300m
83.3万円/㎡
※275万円/坪
83.3万円/㎡
※275万円/坪
0.00%
(7位)
8位 用賀 用賀3丁目511番12
(用賀3-26-17)
用賀駅
650m
82.4万円/㎡
※272万円/坪
82.4万円/㎡
※272万円/坪
0.00%
(8位)
9位 下馬 下馬6丁目60番25
(下馬6-33-2)
学芸大学駅
780m
81.5万円/㎡
※269万円/坪
81.5万円/㎡
※269万円/坪
0.00%
(9位)
10位 弦巻 弦巻3丁目14番1
(弦巻3-21-1)
桜新町
820m
81.0万円/㎡
※267万円/坪
81.0万円/㎡
※267万円/坪
0.00%
(10位)
11位 北沢 北沢1丁目501番3
(北沢1-24-15)
東北沢駅
220m
80.8万円/㎡
※267万円/坪
80.8万円/㎡
※267万円/坪
0.00%
(11位)
12位 玉川 玉川1丁目67番2
(玉川1-17-20)
二子玉川駅
580m
80.5万円/㎡
※266万円/坪
80.5万円/㎡
※266万円/坪
0.00%
(12位)
13位 三軒茶屋 三軒茶屋1丁目422番42
(三軒茶屋1-16-18)
三軒茶屋駅
480m
78.7万円/㎡
※260万円/坪
78.7万円/㎡
※260万円/坪
0.00%
(13位)
14位 太子堂 太子堂2丁目356番45
(太子堂2-10-14)
三軒茶屋駅
330m
78.6万円/㎡
※259万円/坪
78.6万円/㎡
※259万円/坪
0.00%
(14位)
15位 新町 新町3丁目324番12
(新町3-28-11)
桜新町駅
390m
76.3万円/㎡
※252万円/坪
76.3万円/㎡
※252万円/坪
0.00%
(15位)
16位 池尻 池尻2丁目133番2
(池尻2-24-2)
池尻大橋駅
300m
76.1万円/㎡
※251万円/坪
76.1万円/㎡
※251万円/坪
0.00%
(16位)
17位 用賀 用賀4丁目326番2
(用賀4-28-4)
用賀駅
270m
76.0万円/㎡
※251万円/坪
76.0万円/㎡
※251万円/坪
0.00%
(17位)
18位 代沢 代沢5丁目1141番8
(代沢5-16-14)
下北沢駅
520m
75.9万円/㎡
※250万円/坪
75.9万円/㎡
※250万円/坪
0.00%
(19位)
19位 深沢 深沢8丁目108番27
(深沢8-13-32)
桜新町駅
800m
75.7万円/㎡
※250万円/坪
75.7万円/㎡
※250万円/坪
0.00%
(20位)
20位 奥沢 奥沢3丁目300番3
(奥沢3-16-15)
奥沢駅
380m
75.5万円/㎡
※249万円/坪
76.0万円/㎡
※251万円/坪
▲0.66%
(17位)
20位 奥沢 奥沢8丁目271番13
(奥沢8-10-7)
九品仏駅
400m
75.5万円/㎡
※249万円/坪
75.5万円/㎡
※249万円/坪
0.00%
(21位)

出典:国土交通省地価公示


世田谷区の注目の街

瀬田・玉川

再開発で新たな魅力を増す歴史と伝統の街

二子玉川ライズ

 世田谷区の南端、東急田園都市線・大井町線の2路線が利用できる、通称”ニコタマ“の二子玉川駅が最寄りの両エリア。駅の北側、高台の静かな住宅街である瀬田は、伝統的なインターナショナルスクールがあることで知られる。多摩川が近く、緑が多いこの一帯は、明治から昭和にかけて、多くの財界人が別邸を構えた。

 玉川の最大の魅力は、広大な開発プロジェクトである「二子玉川ライズ」。あらゆるモノや食が手に入るだけではなく、「蔦屋家電」など新形態のショップがあったり、マルシェやワークショップが盛んだったりとアクティブな生活が楽しめる。玉川高島屋S・Cと合わせてショッピング環境が充実する一方、公園や広場など屋外でのんびり過ごせる場所にも恵まれている。

新築マンション平均価格 9,173万円
中古マンション平均価格 8,119万円
※70㎡換算価格。16年6月~19年5月分譲の新築マンションと同時期流通の築1年~10年の中古マンション(出典:「都心に住む19年12月号」リクルート)

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桜上水

水・緑が調和する住環境。大規模開発も話題

桜上水

京王線桜上水駅と小田急線経堂駅の間に広がる住宅地。両駅共に乗り過ごす心配のない終電終着駅だ。桜並木や北沢川緑道などの水と緑が調和する環境。桜上水団地が世田谷区最大規模となる4万7000㎡の敷地を持つ桜上水ガーデンズに建て替えられた。

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等々力

23区唯一の渓谷がある街。希少な自然が身近に

等々力

23区唯一の渓谷である等々力渓谷で知られる。鬱蒼とした緑に包まれ、静かな川のせせらぎの音を聞くことができる希少なスポット。街のほぼ全域は住宅地で、一戸建てに低層マンションが混在。6丁目は自由が丘に隣接しており、買い物や散策も楽しめる環境だ。

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三軒茶屋

おしゃれなカフェやバーと懐かしい感じのお店が同時に存在する

三軒茶屋

名の由来は、世田谷通りと玉川通りが交差する三叉路に3件の茶屋が合ったことだと言われる。ランドマークである駅前のキャロットタワーには2つの劇場があり、様々な催し物も開催され、日常に文化や芸術が溶け込んだ街。駅を離れれば蛇崩川緑道など緑の多いのどかな住宅街が広がる。

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成城

成城憲章という独自のルールが住む人のステータスの高さを物語る

成城

街の始まりは大正時代に成城学園跡地が宅地分譲されてから。東宝の映画スタジオが近くに出来たことから、映画スターや監督らが居を構えたことで知名度が上昇。街の景観が損なわれないように、建物の高さや道路幅など住民協定(成城憲章)が制定されており、今でも緑豊かな景観が保たれている。

 

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桜新町

再開発で新たな魅力を増す歴史と伝統の街

ライフ 桜新町店

 1913年に関東初の郊外開発として新町分譲地が造成された。この際、近隣の道路にソメイヨシノが植樹されたことが、桜新町という町名の由来とされる。一帯はサザエさんの原作者・長谷川町子が居住していたことでも有名。その名もサザエさん通り沿いの商店街は60年以上の歴史があり、昔ながらのお店に加え、イタリアンやワインバル、和食などの飲食店も多い。一丁目にはスーパーのライフが登場。系列店のなかではワインの在庫数が最多で、カフェベースなども設置するなど、旗艦店として高い利便性を誇る。

新築マンション平均価格 7,471万円
中古マンション平均価格 6,442万円
※70㎡換算価格。16年6月~19年5月分譲の新築マンションと同時期流通の築1年~10年の中古マンション(出典:「都心に住む19年12月号」リクルート)

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[記事公開日]:2014/07/21[最新更新日]:2021/04/03