文京区 弥生・根津(やよい・ねづ)

弥生・根津の地理

弥生・根津(やよい・ねづ)は、東京都文京区の東部に位置するエリアです。
「弥生」という地名は、1884年に弥生式土器が発見されたことが由来となっており、「根津」の由来は諸説ありますが、地形に由来するものと、日本武尊が創祀したと伝えられる根津神社が由来と考える説もあるようです。
この通り、弥生・根津エリアは古くからの人の営みが感じられる、歴史の深い土地柄といえます。

弥生・根津の特徴

弥生エリアの面積の多くを占めるのは、東大前駅の1番出口に面する東京大学本郷キャンパスです。
言わずと知れた国内最高の教育機関であり、敷地内には東京大学病院があります。
また、駅の近隣には日本医科大学千駄木キャンパスと日本医科大学付属病院が隣接するため、医療施設には事欠きません。
2番出口には文京学院大学・文京学院短期大学も構えています。
なお、明治から昭和までの挿絵画家の作品を鑑賞できる弥生美術館もエリア内に所在しています。

根津は谷中や千駄木と合わせて「谷根千」と呼ばれ、たくさんの寺社仏閣やお屋敷など、東京の下町風情が今もなお残るエリアとして知られています。
谷中銀座はコロッケや焼き鳥のお店で賑わうレトロな商店街であり、ツツジで有名な根津神社と谷根千のシンボル観音寺があるなど、自然と歴史を同時に味わうことができることも根津エリアの魅力です。

弥生・根津の立地・魅力

弥生・根津エリアの付近を通る駅には東大前駅と根津駅があります。
東大前駅は東京メトロ南北線、根津駅には東京メトロ千代田線が走っており、東京ドームのある後楽園や日本の中枢である永田町や霞ヶ関、表参道のようなハイセンスな街へも1本でアクセスできます。
また、JR山手線をはじめ多数の路線が利用できる上野駅も徒歩圏内にあるため、交通の便は恵まれているといえるでしょう。

風情のある古社、教育施設が立ち並ぶまち、弥生・根津エリア。伝統と歴史、文化に培われた落ち着いた雰囲気が漂うまちです。