資産を持てば持ちたくなる別荘-購入のポイントは?

ある程度の資産を持つ方であれば、一度は別荘の購入を考えたことがあるのではないでしょうか。自身の余暇を楽しむぜいたく品として別荘を所有する方が多いですが、資産として所有する方もいらっしゃるでしょう。ただし、いくら富裕層の方であっても別荘はとても大きな買い物。できることなら失敗なく有意義な買い物にしたいものです。
では別荘購入の際、どのようなポイントに注意して選べばよいのでしょうか? 別荘のメリットやデメリットも含めてご紹介します。

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別荘の種類と特徴

別荘を選ぶ際には、まずどのような種類があるか把握しておいたほうがいいでしょう。ここでは、別荘の種類とそれぞれの特徴をご紹介します。

一戸建ての購入

別荘の購入といえば、まず一戸建て(一軒家)の購入を思い浮かべるのではないでしょうか? 一戸建てはマンションのように制約がないため、ペットと過ごしたり、バーベキューを楽しんだりと、気ままに過ごせるのが何よりの魅力です。
ただし、中古物件の場合には、壊れた箇所の修繕などが必要になることが多いので注意しましょう。土地を購入し、注文建築で別荘を建てれば、より自由度が高く、自分の好きな形に別荘をつくることができます。土地の面積を広く持てば、隣接する建物との間隔を十分に空けることができるため、より一層プライバシーを保つ空間をつくることが可能です。

リゾートマンションを購入

近年では分譲マンションを別荘として購入する、つまりリゾートマンションも人気があります。一戸建てと違い毎月の管理費や修繕積立金などが必要ですが、共用部分の清掃も行われ、管理しやすいのが大きなメリットです。また、大浴場やジム、眺望テラスなどの共用施設が充実している物件も多く、マンションは戸数が多いため、利便性の高い立地を確保しやすいのも一つの特徴です。

別荘のメリット・デメリットと選ぶ時のポイントは

次に別荘を所有することによるメリットとデメリットと、別荘選びのポイントを紹介します。

メリット

第一のメリットに挙げられるのは、「いつでも泊まれる」という利便性です。週末や大型連休になると、ホテルや旅館は予約が取りにくくなりますが、別荘であればいつでも行くことができます。また、ホテルや旅館に比べると自分好みの空間をつくりやすいことから、長期滞在にも向いています。リタイヤ後の悠々自適なスローライフの実現も可能にさせてくれるでしょう。

デメリット

デメリットとしてはやはり金銭面が挙げられます。自宅を購入した時と同様に、別荘にも固定資産税がかかります。また、購入する際にどうしてもまとまったお金を準備する必要がありますし、自宅のローンが残っている場合、自宅との二重ローンになるため入念に検討する必要があります。自宅であれば住宅ローン減税が適用されますが、残念ながら別荘には適用されないため注意しましょう。

選ぶ時のポイント

当然のことながら、自宅からのアクセスは確認しておきましょう。せっかく買った別荘も、行きづらい場所にあっては気軽に行くことができません。また、維持管理費の計算も必要です。普段使用しなくても水道光熱費はかかりますし、保守管理にもお金がかかります。
一戸建ての場合は、土地の特徴を把握しておきましょう。海が近いなら塩害が、山間部なら冬場の凍結や積もる雪に対する屋根の強度に注意が必要となります。また、土地の使用目的(地目)も確認をしておくべきです。農地や市街化調整区域の場合は家を建てることが難しいので、不動産会社に必ず確認しましょう。あわせて土地の境界線も見ておく必要があります。隣地との境界があいまいだと、思いもよらないトラブルに巻き込まれる可能性も。念のため、上下水道の整備状況も見ておくといいでしょう。
また、一戸建てを建てる際には、敷地が道路に最低でも2メートル接していなければならないとする接道義務があります。飛び地になっている場合は、受けられる行政サービスに影響が出てきますし、傾斜地の場合は基礎工事に費用がかかってしまいます。これらをしっかり確認したうえで、自分にあった土地を選ぶといいでしょう。

別荘にかかる費用はどれぐらい?

前段において、別荘を購入し、所有するにはそれなりに費用がかかることを説明しました。では具体的にはどれほどの費用が必要になるのでしょうか? 購入費用と維持費用にわけて紹介します。

購入費用

別荘購入費用の相場は場所や立地によって大きく異なりますが、2,000万円から4,000万円程度の物件が多い傾向にあります。中古で小さな別荘であれば500万円から1,000万円で購入できますし、人気のエリアであれば4,000万円を超えるものも多く見られます。リゾートマンションの場合、築年数を気にしなければ800万円前後も多数販売されていますが、購入時には物件の費用のほかに、印紙税、消費税、登録免許税や不動産取得税といったさまざまな税金が上乗せされるので、しっかり考慮しておきましょう。

維持費用

住民税や固定資産税などの税金、リゾートマンションではさらに管理費や共益費が必要になります。一方、一戸建ての場合には、庭や建物周辺の雑草の処理、壁面や屋根の補修費用が必要です。温泉地であれば、温泉更新料温泉使用料も必要になるので、事前に調査しておきましょう。また、普段使わないとしても、水道光熱費はかかるので注意しておくべきです。移動にかかる交通費も考えておく必要があります。

まとめ

別荘は大きな買い物であることから、購入の失敗は大きな損失につながります。失敗しないためには、購入前に入念な検討が必要です。ここでご紹介したポイントを押さえつつ、豊かな生活のため、もしくは将来の投資のため、有意義な買い物になるよう間違いのない別荘選びをしましょう。

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