東京23区の昼間人口/夜間人口ランキング

統計データをもとに東京23区をさまざまな角度からランキング! 
一戸建て住宅やマンションを選ぶための役立つ情報を提供していきます。
今回は「昼間人口/夜間人口ランキング」です。昼間人口、夜間人口、昼夜間の人口比率それぞれのランキングを示して、その地域の人口の動きに着目します。

ランキングTOP10

【昼間人口ランキング】
第1位…港区 886,173人 (昼間人口密度43,568人/平方キロメートル)
第2位…千代田区 819,247人 (昼間人口密度70,382人/平方キロメートル)
第3位…世田谷区 812,810人 (昼間人口密度13,994.7人/平方キロメートル)
第4位…新宿区 750,120人 (昼間人口密度41,147.6人/平方キロメートル)
第5位…大田区 684,451人 (昼間人口密度11,511.1人/平方キロメートル)
第6位…足立区 608,632人 (昼間人口密度11,440.5人/平方キロメートル)
第7位…中央区 605,926人 (昼間人口密度59,521.2人/平方キロメートル)
第8位…練馬区 588,243人 (昼間人口密度12,214.3人/平方キロメートル)
第9位…江戸川区 570,877人 (昼間人口密度11,472.6人/平方キロメートル)
第10位…江東区 548,976人 (昼間人口密度13,745人/平方キロメートル)

【夜間人口ランキング】
第1位…世田谷区 877,138人 (夜間人口密度15,102.2人/平方キロメートル)
第2位…練馬区 716,124人 (夜間人口密度14,869.7人/平方キロメートル)
第3位…大田区 693,373人 (夜間人口密度11,661.2人/平方キロメートル)
第4位…足立区 683,426人 (夜間人口密度12,846.4人/平方キロメートル)
第5位…江戸川区 678,967人 (夜間人口密度13,644.8人/平方キロメートル)
第6位…杉並区 549,569人 (夜間人口密度16,154.3人/平方キロメートル)
第7位…板橋区 535,824人 (夜間人口密度16,656人/平方キロメートル)
第8位…江東区 460,819人 (夜間人口密度11,537.8人/平方キロメートル)
第9位…葛飾区 442,586人 (夜間人口密度12,721.6人/平方キロメートル)
第10位…品川区 365,302人 (夜間人口密度16,078.4人/平方キロメートル)

【昼夜間人口比率ランキング】
第1位…千代田区 1,738.8
第2位…中央区 493.6
第3位…港区 432.0
第4位…渋谷区 254.6
第5位…新宿区 229.9
第6位…台東区 167.5
第7位…文京区 167.2
第8位…豊島区 148.6
第9位…品川区 144.3
第10位…江東区 119.1
(夜間人口=100として昼間人口との比率を示したもの)

※文中の統計資料は東京都総務局「東京都の統計」「地域、昼間・夜間、男女別人口(平成22年)」に基づいています。
 http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tyukanj/2010/tj-10index.htm

ランキングの概要

ここでは、昼間人口ランキングを軸に夜間人口・昼夜間人口比率と比較しながら話を進めます。

第1位の港区は東京都でもっとも多くのオフィスが集中する地域であり、通勤で流入してくる人口が多く、昼間は夜間の4.3倍も人口が増加して、千代田区を抑えトップになっています。
しかし人口比率では第3位にとどまっているのは、麻布高輪白金などの高級住宅地をはじめとする、多くの住宅地域があるブランドエリアだからだと思われます。

第2位の千代田区は、官庁街である霞が関、経済の中枢である丸の内や大手町、東京の表玄関である東京駅周辺の繁華街・八重洲など昼間に多くの人口が集中する地域です。

官庁やオフィスが集中しすぎているため、また皇居があるなど住宅地に割ける土地が限られているため住宅の絶対数は少なく、夜間人口が極端に減少するという特徴もあります。
昼間人口が夜間人口の17倍以上という極端な数値は第2位の中央区以下と際だった差となっています。

第3位の世田谷は、昼夜間人口比率ランキングにはランクインしておらず、昼間人口は夜間人口の0.93倍となっています。
昼間はほかの地域へ通勤・通学している人の数のほうが流入人口より多いのですが、圧倒的に多い夜間人口(定住人口)によって堂々の第3位にランクインしているというわけです。

キーワードは「昼夜間人口の差」

このように、この3つのランキングを比較すると、

・昼間人口が多い地域はオフィス・学校など、多人数が通勤・通学してくる地域が多い
・夜間人口が多い地域は主に住宅都市である
・オフィスや大規模商業施設が集中する、いわゆる「都心部」では住宅に供給できる不動産が限られるため夜間人口が少なく、昼夜間人口の差が大きくなる傾向がある

といった傾向が読みとれるでしょう。

また、いわゆる「都心部」以外で昼夜間人口の差が大きいのは、工場など製造業が集中する産業集積地となっている場合もあるようです。

それぞれの地域のメリットについて

昼間人口が多い地域は文化施設や大規模商業施設などの都市インフラが充実しており、全般的に「活気があり、生活に便利な地域」という傾向がみられるようです。
一方、夜間人口が多い地域は住宅が多く、生活に密接したショップや生活サービスが充実していると考えられるでしょう。

東京の各地域はそれぞれに際だった個性を持っています。
そうした個性の差も、昼間人口と夜間人口とのバランスやメリハリから生まれているのかもしれません。
物件探しをする際には、こうした各地域の昼間/夜間の人口変動に着目して分析してみることも必要でしょう。