品川区の住みやすさは?独自教育や治安など、知っておきたい項目をデータで解説

品川区の住みやすさ
[最新更新日]:2024/05/23[記事公開日]:2014/08/08

台地と臨海部の両方を併せ持つ品川区。今回はそんな品川区の住みやすさに関するデータを大公開します。人口密度や治安の良さ、独自の子育て対策など詳しく見ていきましょう。品川区内の住みやすい街も合わせてご紹介していくので、品川区の物件を探している方はもちろん、幅広く都内で不動産をお探しの方もぜひ参考にしてください。

品川区の住みやすさ度

※評価は5点満点で3点が14区のほぼ平均として相対的に評価

品川区の基本データ

カテゴリー 14区内平均 データ 順位
人口 39万2421人 42万2488人 5位
面積 25.00k㎡ 22.84k㎡ 5位
人口密度 1万6643人/k㎡ 1万8498人/k㎡ 6位
一般世帯数 21万8404世帯 23万7447世帯 5位
昼夜間人口比率
※通勤・通学等による住民(夜間人口)に対する昼間の人口の変動率
255% 138% 7位
財政力指数
※収入額÷支出額
0.69 0.57 10位

※カテゴリー別調査指標はこちら

14区の中では比較的多い人口と大きい面積を持つ品川区。再開発により注目度が高まった大崎地区を中心に、人口は若干上昇傾向を続けています。平成30年に区が実施した世論調査では、9割の区民が「住み続けたい」と回答するなど、定住への意識が高い点も特徴的です。昼夜間人口比率は約140%で、昼間人口の方が1.5倍ほど多い比率となっています。

品川区の特徴

伝統と最新の両方を併せ持つ品川区。ここでは、そんな品川区のまず押さえておきたい特徴をご紹介します。

城南五山が代表的な注目の住宅街

御殿山街並み

品川区の有名な住宅地といえば、まず挙げられるのが「城南五山」 。山手線の内側、北品川から東五反田・上大崎にかけての日当りの良い高台に、御殿山・八ツ山、島津山・池田山・花房山と称される区画の広い5つの邸宅街が集まっています 。江戸時代は大名の別荘が並んでいたこのエリアは、 現在では東五反田の目黒川沿いに大型タワーマンションが林立。新築物件の供給が相次ぐ 注目のエリアです 。

城南五山の南方を走る東急目黒線・池上線・大井町線の沿線には商店街が充実 。 大小107 の商店街・約4000 店もの店舗が集まっています 。商店街が集まるエリアは生活利便性も高いことから、マンションも豊富で住まいの選択肢は広いでしょう。

型破りな特徴ある教育で、生きる力が身につく

英語の授業

全国に先駆けて導入した小中一貫教育をベースに、ユニークなカリキュラムが多数用意されている品川区。「小学5 ・6 年の教科担任制」、模擬店舗の経営を通して社会の仕組みを学ぶ「経済体験学習」、9 年間の一貫性のあるカリキュラムに基づく「小学1 年生からの英語科」など 個性的な教育政策を積極的に行っています 。

また、子どもたちが健やかに過ごせる環境づくりにも力を入れている点も特徴的。 児童の遊びと学びを通した放課後の居場所づくりを目的とする「すまいるスクール」の設置、区内在住の小学生を対象にした「まもるっち」(GPS 機能付緊急通報装置)の配布などは、子どもはもちろん、親の目線からも安心できる対策といえるでしょう 。

品川区の治安 星4.5つ

カテゴリー 14区平均 データ 順位
刑法犯認知件数
※警察が受け付けた刑法犯の件数
2,842件 2,146件 5位
1000人当たりの刑法犯認知件数 9.9件 5.3件 6位
1万世帯当たりの侵入窃盗発生件数 3.24件 1.80件 2位
出火率(1万人当たりの火災発生件数) 4.9件 2.7件 4位
交番・駐在所数 28.8ヵ所 28ヵ所 6位

※カテゴリー別調査指標はこちら

刑法犯認知件数総数のデータを見ても、火災・侵入窃盗のデータを見ても、14区内上位の治安の良さを誇るこの地域。埼京線の停車駅で都心へのアクセス抜群な大崎駅や、都内でトップレベルの乗車人員がある品川駅の周辺は、比較的、治安が良くない傾向にあるものの、その他のエリアに関してはかなり穏やかだと言えるでしょう。

品川区の子育て環境星3つ

カテゴリー 14区内平均 データ 順位
就学前児童1人当たりの児童福祉費
※児童手当や保育所等運営費など、児童の健全な育成を図るために必要な経費
264.2万円 269.6万円 6位
待機児童数(対前年比) 0.71人(0.57人) 0人(0人) 1位
保育サービス利用率
※子育て支援の充実度を測る指標。高いほど待機児度数が少ない傾向あり
57.2% 59.5% 5位
保育料(月額) 推定世帯年収約1000万円の場合
※標準時間/3歳未満・第一子
59,136円 61,000円 9位
小・中学生1人当たりの教育費
※区の教育機関の運営のために支出する経費(人件費、施設費、生徒支援費など)
111.4万円 124.5万円 4位
小学校教員1人当たりの児童数
※教員が足りないほど数値上昇
22.0人 21.9人 6位
中学校教員1人当たりの生徒数
※教員が足りないほど数値上昇
19.9人 20.4人 11位
人口1人当たりの公立図書館蔵書数 3.71冊 2.67冊 11位

※カテゴリー別調査指標はこちら

14区の比較においては平均的な値ですが、かなり充実した子育て対策が行われている品川区。特に、情報発信の面で優れており、2007年からほぼ毎年のペースで開催されている「品川子育てメッセ」では、品川区の子育て情報が一堂に会するので、慣れない子育ての中でも確実に必要な情報を得ることができます。「しながわパパママ応援アプリ」も配信されており、子育てに役立つコラムや区内の施設マップ、イベントのお知らせなどをスマホ一つで確認可能です。

品川区の医療星3つ

カテゴリー 14区内平均 データ 順位
1k㎡当たりの医療施設数
※一般病院数と一般診療所数の合計
31.8ヵ所 22.3ヵ所 9位
人口1000人当たりの一般診療所数 2.20ヵ所 1.17ヵ所 9位
人口1000人当たりの医師数
※医療従事医師数(常勤換算値)
7.28人 3.8人 8位
子供が医療費助成を受けられる期間 高卒
(入院時食事療養費含む)
1位

※カテゴリー別調査指標はこちら

医療施設数や医師数は14区内の平均的な値を示しています。一方で特筆すべきは、子ども向けの医療費助成。区内在住の中学生は、保険診療のうち自己負担分を区が助成してくれるため、実質医療費がかかりません。また、高校生(18歳到達後最初の3月31日)までの子どもは、食事療養費を含む入院医療費が助成されます。

品川区の自然環境星3つ

カテゴリー 14区内平均 データ 順位
公園の総数
※国都区市町村立公園を対象に、その他公園数も足した数
232.6ヵ所 283ヵ所 5位
人口1万人当たりの公園の数 5.84園 6.93園 3位
公園の総面積 157万6180.32㎡ 137万6387.97㎡ 7位
1人当たりの公園の面積 5.22㎡ 3.37㎡ 8位
緑被率 18.67% 15.1%(2019年) 12位

※カテゴリー別調査指標はこちら

緑はもちろん、東京湾に面した土地を利用した水を楽しめる公園が多くあります。広大な敷地を持つ「しながわ区民公園」や「東品川海上公園」をはじめ、ユニークな遊具がある公園も多く、ファミリー層に人気。「大森貝塚遺跡庭園」、「池田山公園」など、歴史や伝統の中で自然を感じられる公園もあり、幅広い年齢層の人々の憩いの場となっています。

品川区の買い物・娯楽星2つ

カテゴリー 14区内平均 データ 順位
小売業事業所数
※消費者に商品(衣食物等)を販売する店の総数
3,151ヵ所 2,319ヵ所 11位
昼間人口1000人当たりの飲食料品小売業数
※スーパー、コンビニ、専門食品小売店等
1.58ヵ所 1.39ヵ所 11位
昼間人口1000人当たりの飲食店数 4.66ヵ所 3.85ヵ所 10位
映画館数(≠スクリーン数) 4.29館 3館 7位
人口1万人当たりのフィットネスクラブ数 1.66ヵ所 1.07ヵ所 8位
博物館・美術館数 12.2館 5館 12位

※カテゴリー別調査指標はこちら

小売事業所数は14区内では少ないものの、約400の店舗が軒を連ね、平日でも1万人以上が訪れる「戸越銀座」や、800mにわたる開閉型のアーケード商店街「武蔵小山商店街パルム」など、活気あふれる商店街が有名。

京浜急行本線・北品川駅から青物横丁駅近くの旧東海道沿いには、多数の神社仏閣や幕末の歴史を伝える史蹟が残っており、美観にも配慮した街並みは名所の一つになっています。

品川区の住まい星3つ

カテゴリー 14区内平均 データ 順位
一般世帯の持ち家率 40.48% 41.07% 8位
居住世帯の一戸建て率 11.4% 12.6% 8位
新築戸建平均価格 13,292万円 9,530万円 8位
中古戸建平均価格 8,496万円 8,007万円 9位
中古マンション平均価格 7,264万円 6,648万円 9位
土地平均価格 11,919万円 13,164万円 5位

※カテゴリー別調査指標はこちら

全体の約40%が持ち家を所有、約12%が一戸建てというデータは、14区内の順位で見ると、極めて平均的。中古戸建と中古マンションの平均価格も、やや下回っているがほぼ平均的なエリアです。大崎や五反田など再開発された地域を中心に新築マンションも多く建てられています。

品川区の資産価値ランキング2024

※用途区分:住宅地

順位 町名 標準地番(住居表示)
最寄り駅・距離 公示地価(前年) 前年比
1位 東五反田 東五反田1丁目92番4
(東五反田1-2-39)
五反田駅
530m
255万円/㎡(237) 107.6%
2位 北品川 北品川1丁目123番4外
(北品川1-8-14)
北品川駅
380m
146万円/㎡(137) 106.6%
3位 東五反田 東五反田5丁目60番288
(東五反田5-17-6)
五反田駅
570m
139万円/㎡(132) 105.3%
4位 上大崎 上大崎3丁目300番15
(上大崎3-10-35)
目黒駅
500m
131万円/㎡(122) 107.4%
5位↓ 上大崎 上大崎2丁目270番70
(上大崎2-6-12)
目黒駅
680m
130万円/㎡(122) 106.6%

(出典:国土交通省「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」)

JR五反田駅から大崎駅にかけてのエリアや、品川駅に近い御殿山などの一帯、JR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」周辺では再開発が進んでおり、人口増加や地価の上昇につながっています。特に、山手線沿線は利便性が高く、商業施設が集積しているため、収益性が良好でしょう。タワーマンションの整備が進んだ五反田・大崎エリアでは、成熟した住宅地としてリセールバリューの向上が見られます。利便性の向上や商業施設などのさらなる集積も期待され、今後の資産性・収益性の向上が見込まれる街と言えるでしょう。

品川区の住みやすい街5選

品川区の中でも特に住みやすい街を厳選して5か所紹介していきます。再開発の真っただ中にある最新の街から、伝統の残るどこか懐かしい街まで幅広くご用意したので、好みに合った街がきっと見つかるはずです。ぜひ参考ご覧ください。

【小山】駅前の再開発で再注目!人気商店街もある住みよい街

小山

武蔵小山駅と西小山駅を中心に、洗足駅や不動前駅近くまで広がるエリア。近隣には、広大な自然を誇る林試の森公園があります 。小山・荏原両アドレスに広がる「武蔵小山商店街パルム」は、全長800 mの開閉式アーケードが連なる人気商店街として有名。また、武蔵小山駅の駅ビル「エトモ」には、ベーカリーやデリ、深夜1時まで営業のスーパーもあり、生活利便性は抜群です。 駅前では再開発プロジェクトも 進行 し、駅前広場を囲むように40 以上の店舗で構成されるションピングモール、41 階建てのタワーマンションが作られました。

地名の由来

八幡神社付近が小高い山のような形であることから。


【西五反田】買い物の楽しみ広がる商業施設を備えた住宅街

西五反田

桜の名所として有名な 目黒川を挟む区内北西で、東急目黒線不動前駅を最寄り駅とするエリア。 五反田文化センターには、図書館や音楽ホールの外の全天デジタルシステムのプラネタリウムもあります 。都内最大級の複合商業施設・五反田TOCビルではバーゲンセールや展示即売会など多彩なイベントを開催。緑豊かな屋上庭園も人気スポットの一つです。2丁目の一部に歓楽街があるものの、基本的にオフィスビルが多いエリアと言えるでしょう。

地名の由来

「五反田」という地名は田の広さに由来し、全国各地にあります。一丁田、二丁三反田など。

【北品川】大規模マンションの登場でさらに活況を呈する街

北品川

約29ha に及ぶ住宅・商業施設・オフィスの複合開発「GARDEN CITIES 構想 」の集大成として、2015年に40階建て・734 戸の超高層タワーマンション「パークシティ大崎 ザ タワー」が誕生し、 さらなる人口集積が進むこの地域。新馬場駅周辺に広がる「北品川商店街」には、どこか懐かしさを感じさせる個人商店が多く立ち並び、旧東海道の香りを感じることができるでしょう。

地名の由来

「品川」という地名は、目黒川の河口を中心に発達した集落につけられた名前で、元暦元年(1184年)の田代文書に初めて登場します。

地名の由来については、目黒川の古名説、風光明眉な品良き土地であるので高輪に対して品ヶ輪と名づけた説、鎧に用いる品革を染出した所からという説、領主の品川氏から起こった説などがあります。

【出典】「第Ⅰ章 品川区の景観特性と課題」(品川区公式サイト)

【大井】抜群のアクセス性を誇る急成長の街

大井

街の北側にある大井町駅は、品川駅・東京駅へ京浜東北線で1本、渋谷駅・新宿駅へも直通ラインがあるなど、ターミナル駅へのアクセスが抜群。駅前はイトーヨーカドー、西友、阪急大井町ガーデン、アトレ大井町などの商業施設が充実しています。さらに、JR東日本による「大井町駅周辺広町地区開発」が計画中。街並みが大きく変わることが予想されるでしょう。 大井町駅徒歩5分の場所にある 複合スポーツ施設「スポル品川大井町」 では、 サーフィン、ボルダリング、アーチェリーなどが楽しめ ます。

地名の由来

所説あり。

1.村内光福寺にある、大きな井戸にちなんだ説

2.「藺(い)<畳表にするイグサ>」がたくさん自生していたので大井(藺)とした説。

【二葉】緑豊かな落ち着いた住宅街

二葉東急大井町線・下神明駅から横須賀線・湘南新宿ラインの停車駅・西大井駅の間に広がるこの地域。徒歩圏内には大井町駅もあり、交通の便は抜群です。「下神明天祖神社」や「しながわ中央公園」、「戸越公園」といった自然豊かなスポットが点在する閑静な住宅街です。公立の小中一貫校や私立の進学校など、教育機関も多くあり、穏やかで治安のよい街並みが広がります。

地名の由来

昭和初期まで、この地域は荏原町の大字である上蛇窪、下蛇窪と称していましたが、昭和七年(1932年)に荏原区の一部として東京市に編入されるにあたり、上神明町・下神明町と改称。その後、東京市より町名整理を指導され、上神明・下神明をそれぞれ南北に分けて、北同士を統合して「豊町」、南同士を統合して「双葉町」と称するよう東京市より提案されました。結果、昭和十六年(1941年)に区は、「双葉」を「二葉」にすることで採用し、新町名が誕生しました。

緑豊かで子育てに寄り添う品川区で、安心の暮らしを!

再開発の進む地域と昔ながらの商店街が残る地域という、伝統と革新の両面を併せ持つ品川区の住みやすさについてご紹介してきました。子育て世代に向けたサポートや中高生に向けた独自の医療費助成などが充実しており、特にファミリー層が住みやすい区と言えるでしょう。都心へのアクセスも抜群でありながら、穏やかな街並みが広がるので、治安のよい住まいで安心した暮らしを送りたい方におすすめのエリアです。

「TOKYO@14区」を運営する住建ハウジングでは、そんな品川区の不動産を多数ご用意しています。一戸建てやマンションはもちろん、土地や事業用など、ご希望に合わせて物件を絞り込めるので、ぜひお気軽にご利用ください。