中央区 都心の14区比較

中央区

中央区の住みやすさ

銀座とベイエリアが隣接 新交通システム計画も

銀座和光

  日本一の繁華街・銀座からつながる日本橋エリアでは、新たな賑わいを生み出す日本橋室町東地区の再開発事業が完了。オフィスや商業機能が中心だったエリアに、シネコンなどエンターテインメント機能が加わった。一方、2020年東京オリンピック・パラリンピックの選手村建設地の晴海、勝どきなどのベイエリアには、1000戸を超える規模のタワーマンションが複数立ち上がっている。築地場外市場地区では、市場が豊洲へ移転した後も活気とにぎわいが途絶えないようにするため、今後のあり方について議論が続いている。

 また、銀座の中心部と臨海部を約12分で結ぶ基幹的交通システム「BRT(バス高速輸送システム)」が2020年10月1日に、虎ノ門ヒルズ~晴海BRTターミナル間でのプレ運行(一次)を開始。本格運行は2022年を予定しており、このBRTの開通によって、都は常住人口・就業人口ともに大幅に増えると見込んでいます。

子育て家庭から高齢者まで生涯暮らしやすい街

 教育、医療の面でも充実。教育、医療のカテゴリーでは14区中1位、2位の項目が複数あり、幅広い世代が安心して暮らせる環境が整っている。

 区の調査によると近年では30~40代の子育て世代の転入が多く、それを反映して0~9歳の子どもの増加が顕著だという。ちなみに高齢化率は15.8%(平成29年)と23区内で一番低い区だ。

 こうした現状から子育て関連の施策が進んでいる。例えば、産婦人科への通院に使える1万円分のタクシー利用券を妊婦に贈る、子どもが生まれた家庭に3万円分の区内共通買物券を贈呈するなどの恩典に加えて、保育料は14区中2番目に安い。さらに、2歳から小学生までの子どもを17~22時まで預かる「トワイライトステイ」(区民のみ。利用条件あり)、子育て相談や親同士の交流の場となる「あかちゃん天国」など、ソフト面の支援できめ細やかなサービスが充実している。こうした定住人口増加を目指す施策も追い風となり、人口増加率は全国1位を誇る(2018年10月1日時点。東京都総務局統計部調べ)。

 生涯学習の促進など、シニア世代への対策も手厚い。23区内で初の単位制を取る「中央区民カレッジ」では、大学や企業などの民間生涯学習機関との連携講座や学んだことを地域に活かすボランティア養成コースなど多彩なカリキュラムが用意されている。また、音楽スタジオや軽運動に使える施設に、図書館などを複合した生涯学習交流館「本の森ちゅうおう(仮称)」(2022年開設予定)を整備中。若者から高齢者まで多世代が交流できる環境づくりが進んでいる。

データから測る中央区の住みやすさ

※星5つが満点。星3つを14区平均として相対評価で算出しています
※()内は14区の平均値 ※順位は14区の相対的順位

※カテゴリー別調査指標

基本データ 人口(38万1822人) 16万6541人【13位】
面積(24.72k㎡) 10.21k㎡【14位】
人口密度(1万6214人/k㎡) 1万6312人/k㎡【8位】
一般世帯数(21万5146世帯) 9万3950世帯【13位】
昼夜間人口比率(271%)
通勤・通学などによる人の流入の多さ
431.1% 2位
財政力指数【収入額÷支出額】(0.71) 0.69【6位】
保育
星3.5つ
児童福祉費(1,606千円)
乳幼児・幼児<0~6歳>1人当たりで換算
1,348千円【13位】
待機児童数(135人) 188人【11位】
対前年比待機児童増減数(-147人) -136人【7位】
保育サービス利用率(46.2%) 46.7%【5位】
保育料(3万6519円)
※世帯年収1000万円(推定区民税所得割283,200円)の場合
※2019年10月1日より幼児教育・保育の無償化(3~5歳)がスタート→詳細はこちら
2万6500円 2位
教育
星4.5つ
教育費(1,150千円)
学生<7~15歳>1人当たりで換算
2,996千円 1位
人口1人当たりの公立図書館蔵書数(3.71冊) 3.70冊【6位】
小学校教諭1人当たりの児童数(17.64人) 17.7人【7位】
中学校教諭1人当たりの生徒数(15.65人) 15.0人【4位】
医療
星4.5つ
1k㎡当たりの医療施設数(27.3ヵ所) 54.7ヵ所 1位
人口1000人当たりの医療施設従事医師数[常勤換算](8.71人) 9.8人【5位】
人口1万人当たりの医療機関数(19.9ヵ所) 33.5ヵ所 2位
子どもが医療費助成を受けられる期間 中卒(入院時食事療養費含む)
安全
星3.5つ
人口1万人当たりの火災発生数(出火率)(4.97件) 6.91件【12位】
刑法犯認知件数(3,760件) 2,271件 3位
昼夜人口1000人当たりの刑法犯認知件数(11.60件) 12.79件 【10位】
侵入窃盗発生件数(141.5件) 72件 1位
交番、駐在所がカバーする人口(1万2830人) 5,743人 2位
自然環境
星2つ
公立公園の数(224.93ヵ所) 92ヵ所【13位】
人口1万人当たりの公立公園等の数(5.74園) 5.52園【8位】
公立公園の総面積(1,240,995.427㎡) 609,959.49㎡【8位】
人口1人当たりの公立公園等の面積(3.09㎡) 3.66㎡【5位】
緑被率(18.38%) 10.7%【14位】(2017年)
買物&娯楽
星3.5つ
小売業事業所数(2,424ヵ所) 2,417所【7位】
昼間人口千人当たりの飲食店数(5.58ヵ所) 8.36ヵ所 1位
映画館数(≠スクリーン数)(4.14館) 5館【4位】
昼間人口10万人当たりのフィットネスクラブ数(5.58ヵ所) 4.60ヵ所【10位】
社会・民間体育施設数(65.14ヵ所) 30ヵ所【13位】
文化施設数(18.43ヵ所) 23ヵ所【5位】
住まい
星3.5つ
一般世帯の持ち家率(42.3%) 44.8%【6位】
居住世帯の一戸建て率(16.5%) 4.9%【13位】
駅数(23.57駅) 22駅【8位】
中古戸建平均価格(7,116.8万円) 7,217万円【7位】
中古マンション平均価格(5,660.1万円) 7,450万円 2位

手厚い行政サービスと街の発展の可能性大

 保育と医療が充実。保育面では、認可保育料が14区中で2番目に低くお手ごろです。妊婦に出産支援祝品として1万円のタクシー利用券や、出産後の新生児誕生祝品として3万円分の区内共通買物券を進呈するなど、手厚い行政サービスを展開している点も魅力。しかし、湾岸エリアを中心としたタワーマンションの供給に伴いファミリー人口が増加、子どもの数が増えたため待機児童数の問題が出ています。

 次に、施設数が14区で最も充実している医療。ハード面が優れているだけではなく、区が医療に関する電話相談窓口を設置している点にも注目です。自宅から近い医療機関を紹介してもらえたり、治療内容に関する質問に対応してくれたりと便利です。

 中央区には日本屈指の商業地・銀座があるほか、日本橋一帯にも再開発で新たな商業施設が登場。食材・日用品からファッション関係、贈答品など様々な用向きを近所で済ませられます。

 なお、東京駅東側の八重洲では複数の再開発計画が進行中、商業・オフィスの複合ビルや長距離バスなどのターミナルが整備される。2018年12月に着工したビル(2022年竣工予定)は東京駅・バスターミナル直結で小学校も入る。さらに、虎ノ門・新橋方面と勝どき・晴海方面をつなぐ「東京BRT(バス高速輸送システム)」が運航されれば、都心と臨海部間の利便性も向上する(※2020年5月24日プレ運航[1次]開始)。



中央区の資産価値

人口急増、地価上昇で資産価値の高い街へ

月島駅

 公示地価をみると、月島駅近くの佃3丁目は㎡単価が200万円台と港区の住宅地に並ぶ水準。住むエリアとして認知されたことにより需要が上昇、マンションは新築・中古とも㎡単価が上昇を続けた。アクセスの良さから賃貸需要があり、価格に比べ賃料が高く収益性の良好な街が多い。

 東京五輪の選手村として利用される晴海五丁目西地区は、大会終了後、改修し住戸として供給される計画が注目されている。他にも近隣で住宅を伴う大型プロジェクトが複数計画され、資産価値の向上が期待できる。


■2021年地価ランキング(用途地域:住宅地)

順位 街名 標準地番(住居表示) 最寄り駅、距離 公示地価
※坪単価(約)
前年価格 前年比
(前年順位)
1位 佃3丁目5番1外
(佃3-3-9)
月島駅
120m
198万円/㎡
※654万円/坪
201万円/㎡
※664万円/坪
▲1.49%
(1位)
2位 明石町 明石町528番2
(明石町5-19)
築地駅
430m
168万円/㎡
※555万円/坪
169万円/㎡
※558万円/坪
▲0.59%
(2位)
3位 勝どき 勝どき3丁目419番1
(勝どき3-4-18)
勝どき駅
200m
131万円/㎡
※433万円/坪
132万円/㎡
※436万円/坪
▲0.76%
(3位)
4位 月島 月島3丁目2503番
(月島3-25-3)
勝どき駅
500m
129万円/㎡
※426万円/坪
130万円/㎡
※429万円/坪
▲0.77%
(4位)
5位 佃2丁目208番1
(佃2-12-12)
月島駅
230m
127万円/㎡
※419万円/坪
128万円/㎡
※423万円/坪
▲0.78%
(5位)
6位 日本橋中洲 日本橋中洲10番2
(日本橋中洲2-3)
水天宮前駅
370m
125万円/㎡
※413万円/坪
126万円/㎡
※416万円/坪
▲0.79%
(6位)
7位 日本橋浜町 日本橋浜町3丁目32番2
(日本橋浜町3-28-2)
浜町駅
480m
123万円/㎡
※406万円/坪
124万円/㎡
※409万円/坪
▲0.81%
(7位)
8位 晴海 晴海5丁目1番4
(晴海5-1-9)
勝どき駅
900m
105万円/㎡
※347万円/坪
106万円/㎡
※350万円/坪
▲0.94%
(8位)
9位 月島 月島2丁目1618番
(月島2-16-9)
月島駅
300m
96.9万円/㎡
※320万円/坪
97.5万円/㎡
※322万円/坪
▲0.62%
(9位)
10位 佃3丁目22番9
(佃3-11-13)
月島駅
160m
86.3万円/㎡
※285万円/坪
87.0万円/㎡
※287万円/坪
▲0.80%
(10位)

中央区の人気&注目の街

晴海

東京五輪に向け開発が急ピッチで進む注目の街

晴海

複数の再開発が目白押しの晴海。二丁目には1000戸以上の地上48階建て免震タワーマンション「パークタワー晴海」が2019年2月に竣工。三丁目には新しい病院「聖カタリナ病院」も建設された。併せて運河沿いのテラスの整備や電線の地中化など計画的な街づくりが進められている。最も注目なのが5丁目に建設される五輪選手村。宿泊施設として利用された後は、約5600戸の住戸、商業施設、保育所、小学校、クリニックなどの生活施設「HARUMI FLAG」が建設予定。また、サービス付き高齢者向け住宅、若者向けシェアハウス、外国人向けサービスアパートメントなど、多様性に対応した住まいが登場する。

→晴海の物件を探す


東日本橋

江戸の粋を伝える伝統と新たなカルチャーが融合

東日本橋

江戸時代からの交通の要衝。新橋や東京、新宿など、複数のターミナル駅へのアクセスに優れている。歴史を感じさせるスポットも点在、ファッション系の問屋街として知られるが、問屋倉庫の空きスペースにアトリエやギャラリーがオープンし新しい文化スポットに。ファミリータイプのマンションも少なくない。伝統芸や大道芸を楽しめる「大江戸両国・伝統祭り」が地域住民に愛されている。街の東側は隅田川に面しており、川沿いでジョギングや散歩を気軽に楽しめるのも魅力。

 

新築マンション平均価格 7,988万円
中古マンション平均価格 7,733万円
※70㎡換算価格。16年6月~19年5月分譲の新築マンションと同時期流通の築1年~10年の中古マンション(出典:「都心に住む19年12月号」リクルート)

→東日本橋の物件を探す


勝どき

銀座徒歩圏の便利な立地。水と緑が身近な巨大公園も

勝どき

汐留駅や新宿駅にアクセスできる都営大江戸線勝どき駅が最寄の、銀座・日本橋が徒歩圏のエリア。地下鉄が開通し、ここ十数年で急激にタワーマンションが増えている。隣町の晴海には、勝どき駅徒歩4分の晴海1丁目に、スーパーや飲食店が入る複合商業施設「晴海トリトンスクエア」が、その先晴海運河に面した場所には、2012年にオープンした3万8000㎡超の晴海臨海公園があり、休日も楽しく過ごせる環境が揃う。勝どきを含む湾岸部から新橋駅を経由し、虎ノ門までを結ぶバス高速輸送システム「BRT」が準備中で、2020年よりプレ運航開始、2022年からの本格運行を目指している。

 

新築マンション平均価格 7,962万円
中古マンション平均価格 8,313万円
※70㎡換算価格。16年6月~19年5月分譲の新築マンションと同時期流通の築1年~10年の中古マンション(出典:「都心に住む19年12月号」リクルート)

→勝どきの物件を探す


ウォーターフロント開発の先駆けで誕生

佃

周辺一帯は江戸時代の埋め立て造成で誕生。造船工業中心の工業地帯でしたが、1986年の再開発で再生。緑豊かな公園の確保や沿岸部への遊歩道設置、建物低層部の商業施設など

計画的なまちづくりによって実現した機能的な街並みは今でも輝いている。

→佃の物件を探す


明石町

オフィス街ながらオフの楽しみが充実

明石町河岸公園からの眺め

ランドマークの聖路加タワーや聖路加国際病院の間を南北に走る通り沿いには街路樹がふんだんに配置され、先端の医療機関が近くにあるという心強さからか、街並みからは安らぎが感じられる。

オフィスビル中心の街並みに彩りを加えているのが、街の東西に配置された公園。東側の明石町河岸公園では、ウォーターフロントの気持ちい眺めを堪能でき、西側の築地川公園ではバーベキューが楽しめる。さらに、一大商業地の銀座や築地場外市場が1km圏内に収まる立地で、休日の予定も充実しそう。

→明石町の物件を探す


月島

新旧の建物が混在 生活利便性の高さが魅力

月島

勝どきや晴海と並び、タワーマンション開発が活況。一方で昔ながらの商店街や長屋建築なども残り、新旧入り混じった独特の景観を形成する。一帯には複数のスーパーがあり、品揃えによって使い分けられるなど日常の買物に便利。

→月島の物件を探す



[記事公開日]:2014/08/08[最新更新日]:2021/07/30