江東区 都心の14区比較

江東区

江東区の住みやすさ

先進の湾岸ベイエリアと歴史ある深川、新旧の魅力

湾岸ベイエリア

 近年発展著しい豊洲や有明などの湾岸エリアは、今もタワーマンションをはじめとする開発が進行中。オフィスや大型ショッピングモールなどが揃い、計画的に街づくりが進められている。ほとんどの場所で、地下に電線類が埋設されて電柱がないすっきりとした景観が広がり、広々とした車道、移動しやすく安全でフラットな幅の広い歩道なども整う。東京オリンピック・パラリンピックの関連施設が最も集中するエリアで、注目度がますます高まっている。中古マンションの平均価格(70㎡換算)は4,287万円と14区の中では手ごろだ。

 一方、内陸側では都営新宿線・大江戸線の森下駅から東西線門前仲町駅にかけての深川エリアに注目。東京駅から約5km圏内というアクセスの良さや、清澄庭園、運河など水、緑の豊富さで根強い人気だ。住宅地として江戸時代初期まで遡る歴史をもち、当時の面影と下町情緒が渾然となっている。近年ではマンションも増加している。

待機児童解消に緊急対策 福祉、医療も充実へ

 タワーマンションの増加で児童数が急増した同区では、待機児童の解消対策に力を入れ、認可保育所・認証保育所を増やし、定員増を実施した。実際に、平成29年4月1日時点で322あった待機児童数を平成30年4月1日時点で76と大幅に減少した。この対策の目玉の一つが「江東湾岸サテライト保育」事業だ。これは全国初の試みで、保護者ニーズの高い場所にやや小規模なサテライト施設(分園)を設けて、既存の大型施設(本園)に送迎するというもの。0~1歳児はバスで本園に移動する。現在、当事業による補助を受けて「江東湾岸サテライトナーサリースクール」が稼動中だ。

 また、区立保育園では在宅で子育てをしている保護者に対して、遊び場の提供やイベントへの参加を誘う「マイ保育園登録制度」を実施。さらに、高齢者と子どもが同じフロアで交流できる総合施設「グランチャ東雲」もユニークな存在だ。加えて医療分野では、小児と周産期医療を重視した昭和大学江東豊洲病院が2014年3月、豊洲5丁目に開院。多様な世代が利用できる充実した福祉、医療施設は暮らしに安心をもたらすはずだ。

 文化関連の施策にも注目したい。深川江戸資料館、芭蕉記念館など江戸文化に触れられる希少施設に加えて、2015年、豊洲駅前に「豊洲シビックセンター」がオープン。300席を有するホールのほか、文化センター、図書館も併設。区の出張所も入り、利便性も高い。


データから測る江東区の住みやすさ

※星5つが満点。星3つを14区平均として相対評価で算出しています
※()内は14区の平均値 ※順位は14区の相対的順位

※カテゴリー別調査指標

基本データ 人口(38万1822人) 52万982人【4位】
面積(24.72k㎡) 40.16k㎡ 3位
人口密度(1万6214人/k㎡) 1万2973人/k㎡【11位】
一般世帯数(21万5146世帯) 27万115世帯【4位】
昼夜間人口比率(271%)
通勤・通学などによる人の流入の多さ
122.2%【9位】
財政力指数【収入額÷支出額】(0.71) 0.49【14位】
保育
星3つ
児童福祉費(1,606千円)
乳幼児・幼児<0~6歳>1人当たりで換算
1,377千円【12位】
待機児童数(135人) 76人【6位】
対前年比待機児童増減数(-147人) -246人【4位】
保育サービス利用率(46.2%) 49.2%【4位】
保育料(3万6519円)
※世帯年収1000万円(推定区民税所得割283,200円)の場合
※2019年10月1日より幼児教育・保育の無償化(3~5歳)がスタート→詳細はこちら
4万6800円【14位】
教育
星3つ
教育費(1,150千円)
学生<7~15歳>1人当たりで換算
1,129千円【5位】
人口1人当たりの公立図書館蔵書数(3.71冊) 2.95冊【8位】
小学校教諭1人当たりの児童数(17.64人) 19.0人【13位】
中学校教諭1人当たりの生徒数(15.65人) 15.0人【4位】
医療
星1.5つ
1k㎡当たりの医療施設数(27.3ヵ所) 10.6ヵ所【13位】
人口1000人当たりの医療施設従事医師数[常勤換算](8.71人) 3.0人【11位】
人口1万人当たりの医療機関数(19.9ヵ所) 8.2ヵ所【14位】
子どもが医療費助成を受けられる期間 中卒(入院時食事療養費対象外)
安全
星3つ
人口1万人当たりの火災発生数(出火率)(4.97件) 2.92件【7位】
刑法犯認知件数(3,760件) 3,815件【8位】
昼夜人口1000人当たりの刑法犯認知件数(11.60件) 5.94件【7位】
侵入窃盗発生件数(141.5件) 94件【4位】
交番、駐在所がカバーする人口(1万2830人) 4万3415人【14位】
自然環境
星4.5つ
公立公園の数(224.93ヵ所) 296ヵ所【4位】
人口1万人当たりの公立公園等の数(5.74園) 5.49園【9位】
公立公園の総面積(1,240,995.427㎡) 4,380,441.24㎡ 1位
人口1人当たりの公立公園等の面積(3.09㎡) 8.41㎡ 1位
緑被率(18.38%) 19.93%【7位】(H24年)
買物&娯楽
星2つ
小売業事業所数(2,424ヵ所) 2,128所【10位】
昼間人口千人当たりの飲食店数(5.58ヵ所) 3.38ヵ所【14位】
映画館数(≠スクリーン数)(4.14館) 2館【11位】
昼間人口10万人当たりのフィットネスクラブ数(5.58ヵ所) 3.45ヵ所【12位】
社会・民間体育施設数(65.14ヵ所) 128ヵ所 3位
文化施設数(18.43ヵ所) 16ヵ所【9位】
住まい
星2.5つ
一般世帯の持ち家率(42.3%) 48.6% 3位
居住世帯の一戸建て率(16.5%) 11.7%【11位】
駅数(23.57駅) 28駅【5位】
中古戸建平均価格(7,116.8万円) 4,993万円【13位】
中古マンション平均価格(5,660.1万円) 4,287万円【13位】

江東区の資産価値

五輪の中心地。人口が急増する江東区

アーバンドック ららぽーと豊洲 かつては工場や倉庫ばかりの工業エリアで生活には向かない環境でしたが、06年にオープンした「アーバンドック ららぽーと豊洲」が起爆剤となり、豊洲エリアに商業施設が集積、ニューファミリー層が次々と転入する人気のエリアへと変貌。豊洲だけではなく、工場跡地の再開発で高層マンションが建設された亀戸や有明、南砂といったエリアでも人口が増加している。

 2020年東京五輪の競技場が集積する有明地区は、大会閉幕後、スポーツやコンサート施設などとして改修・活用されるとともに、商業、ホテルなどの大型複合開発が進む。豊洲新市場の開場で注目される豊洲では、オープンモールや24時間営業の温泉・ホテルなどの計画も。

 豊洲駅前の再開発が完成すると、駅やららぽーと豊洲、豊洲公園などの主要施設とデッキなどで接続。遊職住すべてが揃うにぎやかな街が誕生する。

■2021年地価ランキング(用途地域:住宅地)

順位 街名 標準地番(住居表示) 最寄り駅、距離 公示地価
※坪単価(約)
前年価格 前年比
(前年順位)
1位 豊洲 豊洲4丁目3番11
(豊洲4-11-30)
豊洲駅
550m
73.0万円/㎡
※241万円/坪
73.0万円/㎡
※241万円/坪
0.00%
(1位)
2位 富岡 富岡1丁目31番47
(富岡1-18-14)
門前仲町駅
280m
60.0万円/㎡
※198万円/坪
60.4万円/㎡
※199万円/坪
▲0.66%
(2位)
3位 清澄 清澄2丁目9番7
(清澄2-13-12)
清澄白河駅
370m
59.8万円/㎡
※197万円/坪
60.2万円/㎡
※199万円/坪
▲0.66%
(3位)
4位 南砂 南砂2丁目938番6
(南砂2-31-10)
東陽町駅
1100m
59.6万円/㎡
※197万円/坪
60.0万円/㎡
※198万円/坪
+▲0.67%
(4位)
5位 塩浜 塩浜2丁目483番51
(塩浜2-29-4)
東陽町駅
770m
59.5万円/㎡
※196万円/坪
59.5万円/㎡
※196万円/坪
0.00%
(5位)
6位 古石場 古石場1丁目15番17
(古石場1-10-5)
越中島駅
340m
56.5万円/㎡
※186万円/坪
56.7万円/㎡
※187万円/坪
▲0.35%
(6位)
7位 東陽 東陽1丁目30番2
(東陽1-33-6)
東陽町駅
500m
56.2万円/㎡
※185万円/坪
56.5万円/㎡
※186万円/坪
▲0.53%
(7位)
7位 木場 木場3丁目20番13
(木場3-3-9)
木場駅
560m
56.2万円/㎡
※185万円/坪
56.4万円/㎡
※186万円/坪
▲0.35%
(8位)
9位 亀戸 亀戸1丁目25番13
(亀戸1-25-7)
亀戸駅
510m
54.5万円/㎡
※180万円/坪
54.7万円/㎡
※180万円/坪
▲0.37%
(9位)
10位 石島 石島14番20
(石島7-9)
住吉駅
1100m
51.4万円/㎡
※169万円/坪
51.7万円/㎡
※170万円/坪
▲0.58%
(10位)
11位 亀戸 亀戸9丁目200番32
(亀戸9-16-5)
東大島駅
720m
49.9万円/㎡
※164万円/坪
50.1万円/㎡
※165万円/坪
▲0.40%
(11位)
12位 辰巳 辰巳1丁目1番13
(辰巳1-4-8)
辰巳駅
750m
47.5万円/㎡
※157万円/坪
47.5万円/㎡
※157万円/坪
0.00%
(12位)
13位 北砂 北砂1丁目212番2
(北砂1-3-49)
西大島駅
1100m
45.5万円/㎡
※150万円/坪
45.8万円/㎡
※151万円/坪
▲0.66%
(13位)
14位 亀戸 亀戸4丁目33番13
(亀戸4-33-8)
亀戸駅
750m
45.0万円/㎡
※148万円/坪
45.2万円/㎡
※149万円/坪
▲0.44%
(14位)
15位 南砂 南砂2丁目15番15
(南砂2-12-11)
東陽町
630m
44.2万円/㎡
※146万円/坪
44.3万円/㎡
※146万円/坪
▲0.23%
(16位)
16位 亀戸 亀戸7丁目22番6
(亀戸7-54-2)
亀戸駅
850m
44.1万円/㎡
※145万円/坪
44.4万円/㎡
※146万円/坪
▲0.68%
(15位)

出典:「国土交通省地価公示」

江東区の注目の街

有明

体験型学習、スポーツ施設と休日が楽しみな住環境

有明

ファッション系の問屋街として知られるが、問屋倉庫の空きスペースにアトリエやギャラリーがオープンし、新しい文化スポットに。ファミリータイプのマンションも少なくない。伝統芸や大道芸を楽しめる「大江戸両国・伝統祭り」が地域住民に愛されている。

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豊洲

豊洲新市場の始動や開発で進化を続ける

豊洲

有楽町線で有楽町駅や永田町駅まで10分前後でアクセス可能。20年ほど前から一帯の開発が進められており、マンションや大型商業施設、大学などが誕生、現在もいくつの開発計画が進行中だ。5丁目の一角では、1,152戸の住宅を含む複合施設「ブランズタワー豊洲」が、ららぽーと豊洲の隣ではオフィス・創業施設・ホテルなどの複合施設「豊洲ベイサイドクロス」が進行中。築地の移転に伴い、豊洲市場に老舗飲食店も移転、新市場に面した一帯ではホテル・オフィス・店舗などの複合開発も進む。

新築マンション平均価格 6,766万円
中古マンション平均価格 6,994万円
※70㎡換算価格。16年6月~19年5月分譲の新築マンションと同時期流通の築1年~10年の中古マンション(出典:「都心に住む19年12月号」リクルート)

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清澄

広大な清澄庭園の周辺にはカフェやギャラリーが点在

清澄

最寄り駅は2000年の都営大江戸線の開通に伴い開業した清澄白河駅。2003年には延伸で半蔵門線が利用可能になり、大手町駅まで約8分でアクセス可能に。両路線とも始発電車が利用できるため、通勤にも有利だ。街の半分近くには、回遊式日本庭園の清澄庭園や清澄公園が広がる。それら公園の間には、レトロな雰囲気が魅力の深川図書館があり、地元民はもとより、たくさんの人が蔵書を求めて訪れている。東京都現代美術館やギャラリーが周辺に点在しており、街自体がアートな雰囲気を漂わせる。

新築マンション平均価格 6,586万円
中古マンション平均価格 6,396万円
※70㎡換算価格。16年6月~19年5月分譲の新築マンションと同時期流通の築1年~10年の中古マンション(出典:「都心に住む19年12月号」リクルート)

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[記事公開日]:2014/08/08[最新更新日]:2021/10/31