千代田区 都心の14区比較

千代田区

千代田区の住み心地

皇居を中心に多様な顔の住宅街、商業エリアが展開

皇居

 東京の中心に広がる皇居の東側、大手町・丸の内はビジネスセンター、南側は官庁街・国会。住宅地は西側の番町、麹町、平河町、北側の九段北や九段南、富士見。そして皇居から少し離れた北東側には、秋葉原駅や御茶ノ水駅周囲の商業地域と、一部に住宅地も含む神田エリアがある。区内居住者の80%超がマンションに住み、一戸建ては非常に少ない。千代田区の新築マンション平均価格は14区中で上位だが、リセールバリューも100%超と資産性の高さを示している。

 一番町~六番町の一帯を指す番町エリアや麹町、平河町は中低層マンションが中心。九段北、九段南から富士見にかけては、商業地に溶け込むようにタワーマンションも点在する。いずれも、四季折々の自然を身近に感じられる皇居が極めて身近な住環境だ。

 秋葉原駅は「つくばエクスプレス」のターミナルで、駅周辺は日本有数のサブカルの発信地。明治大学、日大理工学部などがある神田駿河台の一帯は活気ある学生街だ。内神田や神田小川町、神田神保町は老舗からB級グルメまで多くの飲食店が集まるほか、古着店街やスポーツ用品店街など専門性の高い商業ゾーンもあり、重宝しそうだ。

 なお、秋葉原~神田アドレスの一帯には小規模マンションや複合型のタワーマンションなどが増えており、住宅地としての側面も目立ち始めている。

潤沢な子育て関連予算 医療や安全対策も重視

 千代田区はこれまで、保育園の待機児童ゼロ対策、小学生の放課後の過ごし場所の整備など、保育園、こども園、幼稚園、学童クラブの充実に加えて、母子保健、教育の充実を図り、平成27年からは、子ども・子育て支援法に基づく「子ども・子育て支援事業計画」に必要な内容を加え、「千代田区次世代育成支援計画」として、これまでの取り組みを継承。その結果、子育て関連の施策は全国でもトップクラスの充実度を誇る。

 例えば、区の総人口は近年増加を続けており、年少人口も増加傾向にある中、待機児童数ゼロを平成26年より維持している。また、通常の児童手当のほかに次世代育成手当てを独自に実施。具体的には1回の妊娠で第20週以降に4万5000円(2回目以降もその都度対象)、高校生相当年齢の児童には1人月額5000円をそれぞれ支給する。

 子どもの医療費助成については東京都の開始より1年早い1993年から独自の制度をスタート。通院、入院共に高校卒業相当の年齢まで支給するのは23区でも千代田区だけだ。

 また、マンション管理組合などに備蓄物資購入費用を助成するなど、区民の安全対策にも注力している。

データから測る千代田区の住み心地

※星5つが満点。星3つを14区平均として相対評価で算出しています
※()内は14区の平均値 ※順位は14区の相対的順位

※カテゴリー別調査指標

基本データ 人口(38万1822人) 6万5358人【14位】
面積(24.72k㎡) 11.66k㎡【12位】
人口密度(1万6214人/k㎡) 5,605人/k㎡【14位】
一般世帯数(21万5146世帯) 3万6880世帯【14位】
昼夜間人口比率(271%)
通勤・通学などによる人の流入の多さ
1460.6% 1位
財政力指数【収入額÷支出額】(0.71) 0.88 3位
保育
星4.5つ
児童福祉費(1,606千円)
乳幼児・幼児<0~6歳>1人当たりで換算
1,904千円 2位
待機児童数(135人) 0人 1位
対前年比待機児童増減数(-147人) 0人【13位】
保育サービス利用率(46.2%) 45.5%【7位】
保育料(3万6519円)
※世帯年収1000万円(推定区民税所得割283,200円)の場合
※2019年10月1日より幼児教育・保育の無償化(3~5歳)がスタート→詳細はこちら
3万7200円【7位】
教育
星4.5つ
教育費(1,150千円)
学生<7~15歳>1人当たりで換算
2,160千円 2位
人口1人当たりの公立図書館蔵書数(3.71冊) 8.34冊 1位
小学校教諭1人当たりの児童数(17.64人) 16.6人 2位
中学校教諭1人当たりの生徒数(15.65人) 17.5人【14位】
医療
星5つ
1k㎡当たりの医療施設数(27.3ヵ所) 41.9ヵ所 2位
人口1000人当たりの医療施設従事医師数[常勤換算](8.71人) 38.3人 1位
人口1万人当たりの医療機関数(19.9ヵ所) 74.7ヵ所 1位
子どもが医療費助成を受けられる期間 高卒(入院時食事療養費対象外) 1位
安全
星3つ
人口1万人当たりの火災発生数(出火率)(4.97件) 20.81件【14位】
刑法犯認知件数(3,760件) 3,204件【6位】
昼夜人口1000人当たりの刑法犯認知件数(11.60件) 46.07件【14位】
侵入窃盗発生件数(141.5件) 108件【6位】
交番、駐在所がカバーする人口(1万2830人) 2,179人 1位
自然環境
星4つ
公立公園の数(224.93ヵ所) 47ヵ所【14位】
人口1万人当たりの公立公園等の数(5.74園) 7.19園 2位
公立公園の総面積(1,240,995.427㎡) 272,620.37k㎡【13位】
人口1人当たりの公立公園等の面積(3.09㎡) 4.17㎡ 3位
緑被率(18.38%) 23.22% 【5位】 (2018年)
買物&娯楽
星3つ
小売業事業所数(2,424ヵ所) 2511ヵ所【5位】
昼間人口千人当たりの飲食店数(5.58ヵ所) 4.15ヵ所【11位】
映画館数(≠スクリーン数)(4.14館) 9館 3位
昼間人口10万人当たりのフィットネスクラブ数(5.58ヵ所) 2.23ヵ所【13位】
社会・民間体育施設数(65.14ヵ所) 18ヵ所【14位】
文化施設数(18.43ヵ所) 28ヵ所 1位
住まい
星3つ
一般世帯の持ち家率(42.3%) 39.8%【11位】
居住世帯の一戸建て率(16.5%) 3.8%【14位】
駅数(23.57駅) 26駅【6位】
中古戸建平均価格(7,116.8万円) 期間取引なし
中古マンション平均価格(5,660.1万円) 7,689万円 1位

暮らしやすさも充実した都心の中の都心

 千代田区は日本を牽引する中枢機能が集積しながら、有楽町駅、秋葉原駅周辺では大きな商業地が展開する都心の中の都心です。区外のビジネス集積地や繁華街へのアクセスも良好で、職住近接を望む人を中心に人気があります。

 特に注目なのが待機児童数です。都市部では待機児童が問題・課題となっているなかで、待機児童数ゼロというのは全国的にも稀です。また、表にあるとおり医療分野も充実、子どもの医療費については、東京都が一律で支援策を実施しているが、千代田区ではこれを補強する形で、高校卒業相当の年齢まで、子どもの入院費・通院費の自己負担を助成してくれます。

 なお、公園の数は最下位だが、面積や人口に対する比率ではトップです。皇居や北の丸公園を中心に、豊富な緑をたたえたスポットが各所に配置され、自然を身近に感じられます。また、昼夜人口1000人当たりの刑法犯認知件数がワースト1というのも人口が少ないためであり、侵入窃盗発生件数では14区中一番少ない数字であることから、実際は星の数以上に治安も良い環境であると言えます。

 以上のことから、千代田区は、職住近接だけでなく、子育てやプライベートを充実させたい人にも魅力的なエリアです。



千代田区の資産価値

人口増加率の上昇で物件供給が活発化

六番町

 番町に代表される古くからの住宅地が多く、中古マンション中心に市場が形成されている。地価は住宅地としては東京で最も高い水準。

 さほど多くなかった新築マンションの供給が、2011年から2013年にかけて富士見や神田淡路町、番町などで活発化。夜間人口は東京23区の中で最も少ないが、利便性の高さからマンションへの一定の需要があり、価格は値下がりしにくい。

■2021年地価ランキング(用途地域:住宅地)

順位 街名 標準地番(住居表示) 最寄り駅、距離 公示地価
※坪単価(約)
前年価格 前年比
(前年順位)
1位 六番町 六番町6番1外 四ツ谷駅
330m
405万円/㎡
※1338万円/坪
405万円/㎡
※1338万円/坪
0.00%
(1位)
2位 三番町 三番町6番25 半蔵門駅
500m
316万円/㎡
※1044万円/坪
316万円/㎡
※1044万円/坪
0.00%
(2位)
3位 一番町 一番町16番3 半蔵門駅
220m
303万円/㎡
※1001万円/坪
303万円/㎡
※1001万円/坪
0.00%
(3位)
4位 九段北 九段北2丁目6番26
(九段北2-3-25)
九段下駅
450m
296万円/㎡
※978万円/坪
296万円/㎡
※978万円/坪
0.00%
(4位)
5位 平河町 平河町2丁目2番23
(平河町2-4-13)
麹町駅
330m
260万円/㎡
※859万円/坪
263万円/㎡
※869万円/坪
▲1.14%
(5位)
6位 紀尾井町 紀尾井町3番27外
(紀尾井町3-32)
永田町駅
300m
200万円/㎡
※661万円/坪
202万円/㎡
※667万円/坪
▲0.99%
(6位)
7位 富士見 富士見1丁目8番6
(富士見1-4-12)
九段下駅
450m
154万円/㎡
※509万円/坪
155万円/㎡
※512万円/坪
▲0.65%
(7位)

千代田区の人気&注目の街

三番町

豊富なヴィンテージ物件。千鳥ヶ淵至近で自然も身近

三番町

外国人向けの仕様で知られるヴィンテージ・マンション、ホーマットシリーズや外国大使館も点在し、静かな街並みを形成している。JRの四ツ谷駅、市ヶ谷駅、地下鉄の半蔵門駅と麹町駅の4駅に囲まれており交通至便性も高い。東京家政学院大学、大妻女子大学など、女子教育の草分け的存在も多く、皇居の水辺や緑地も身近。特に桜の名所、千鳥ヶ淵が至近だ。

 

新築マンション平均価格 1億1821万円
中古マンション平均価格 1億1100万円
※70㎡換算価格。16年6月~19年5月分譲の新築マンションと同時期流通の築1年~10年の中古マンション(出典:「都心に住む19年12月号」リクルート)

→三番町の物件を探す

神田淡路町

ワテラス登場で住む場所としての顔も

神田淡路町

JR御茶ノ水駅そば、神田川と靖国通りに挟まれたエリア。2013年4月にオープンしたマンション、商業施設、オフィスなどの複合高層ビル・ワテラスによって、従来のオフィス街に住宅地としての側面も加わった。ワテラス下には公共の広場も設けられ、多くの人たちが集う。

→神田淡路町の物件を探す

九段

都心でありながら豊かな緑に恵まれた街

千鳥ヶ淵緑道

エリア内を東西に走る靖国通りを境に、北側が九段北、南側が九段南に分かれる。靖国神社を中心として、北の丸公園や外濠公園、千鳥ヶ淵緑道などが、街の外周を囲む様に配置。東京都心の中央部に位置するとは思えないほど自然が身近な点が魅力の一つです。

 また、法政大学や白百合学園、九段中等教育学校など、街の中に様々な教育施設が分布しており、落ち着いた緑に若者たちの活気が加わって、この街ならではの雰囲気が醸成されている。

→九段の物件を探す

平河町

政治の中枢近くに広がる下町風情

平河町森タワー

国会議事堂のある永田町の北側に位置する、小中規模のマンションが立ち並ぶ街。平河天満宮が醸し出すのんびりした雰囲気とあいまって、立法府の至近とは思えないほど落ち着いた下町風情が漂う。

 大規模再開発で2009年に平河町森タワーが登場し、一帯のランドマークになっている。複合施設の登場で、街中から最寄の永田町駅までのアクセスが便利になり注目度がアップ。

→平河町の物件を探す


[記事公開日]:2014/08/08[最終更新日]:2021/04/03