千代田区の住みやすさは?子育て支援や医療体制が抜群?気になる項目をデータで比較

丸の内や神田など、オフィス街・学生街のイメージが強い千代田区。実は区をあげての取り組みも多く、住みやすさも抜群な地域です。今回はそんな千代田区の治安や子育て環境など、住む前に知っておきたい情報をデータとともにご紹介します。千代田区の物件に注目している方はもちろん、広く都内全域で物件をお探し中の方もぜひご覧ください。

※順位は14区の相対的順位。星マークは5点満点で3点が14区のほぼ平均として相対的に評価

千代田区の基本データ

カテゴリー 14区内平均 データ 順位
人口 38万3046人 6万7216 人 14位
面積 24.72k㎡ 11.66㎢ 12位
人口密度 1万5496人/k㎡ 5764/㎢ 14位
一般世帯数 21万6070世帯 3万7787 世帯 14位
昼夜間人口比率
※昼間人口÷夜間人口×100
270.9% 1460.6% 1位
財政力指数
※収入額÷支出額
0.70 0.89 3位

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千代田区は皇居や霞が関など日本を牽引する中枢機能が集積する地域でありながら、同時に有楽町駅、秋葉原駅など大規模な商業地が展開する区です。

区外のビジネス集積地や繁華街へのアクセスも良いので、職住近接を望む人を中心に人気があります。日中働くために区外から来る人が多いため、人口・世帯数ともに14区内で一番少ないですが、子育てやプライベートを充実させたい人にも魅力的なエリアと言えるでしょう。

 

千代田区の特徴

落ち着いた雰囲気漂う千代田区は、実は住みやすさも抜群。ここでは、まず押さえておきたい千代田区の特徴2つをご紹介します。

皇居を中心に多様な顔の住宅街・商業エリアが展開

皇居

皇居の東側に広がる大手町・丸の内はビジネスセンター、南側は官庁街・国会。住宅地は西側の番町、麹町、平河町、北側の九段北や九段南、富士見。そして皇居から少し離れた北東側には、秋葉原駅や御茶ノ水駅周囲の商業地域と、一部に住宅地も含む神田エリアがあります。

一番町~六番町の一帯を指す番町エリアや麹町、平河町は中低層マンションが中心。九段北、九段南から富士見にかけては、商業地に溶け込むようにタワーマンションも点在していて、いずれも、四季折々の自然を身近に感じられる皇居が極めて身近な住環境です

子育て関連予算を潤沢に使用

千代田区はこれまで、保育園の待機児童ゼロ対策、小学生の放課後の過ごし場所の整備など、保育園、こども園、幼稚園、学童クラブの充実に加えて、母子保健、教育の充実を図ってきました。平成27年からは、子ども・子育て支援法に基づく「子ども・子育て支援事業計画」に必要な内容を加え、「千代田区次世代育成支援計画」として、これまでの取り組みを継承。その結果、子育て関連の施策は全国でもトップクラスの充実度を誇っています。

区の総人口は近年増加を続けており、年少人口も増加傾向にある中、待機児童数ゼロを平成26年より維持している点もポイント。また、通常の児童手当のほかに次世代育成手当てを独自に実施しています。1回の妊娠で第20週以降に4万5000円(2回目以降もその都度対象)、高校生相当年齢の児童には1人月額5000円をそれぞれ支給します。

千代田区の治安 星1.5つ

カテゴリー 14区平均 データ 順位
刑法犯認知件数 2689件 1908件 4位
人口1000人当たりの刑法犯認知件数 7.02件 28.39件 14位
人口1000人当たりの侵入窃盗発生件数 0.23件 0.92件 14位
人口1000人当たりの火災発生件数宇 0.37件 2.35件 14位
交番・駐在所 29ヵ所 19ヵ所 13位

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出火率や刑法犯認知件数は14区内でも比較的多い地域ですが、昼間人口が多いことを考えると、そこまで気にする必要はないでしょう。

また、繁華街や学生街が多い分、人口に対する交番や駐在所も多いので、パトロールの目が届きやすいと考えられます。

千代田区の子育て環境星4つ

カテゴリー 14区内平均 データ 順位
就学前児童1人当たりの児童福祉費 211.4万円 285.7万円 1位
待機児童数(対前年比) 9人(-21人) 0人(0人) 1位
保育サービス利用率 53.1% 51.5% 8位
小・中学生1人当たりの教育費 96.1万円 77.3万円 12位
小学校教員1人当たりの児童数 18.07人 17.14人 6位
中学校教員1人当たりの生徒数 16.64人 17.37人 12位
人口1人当たりの公立図書館蔵書数 3.67冊 7.87冊 1位

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就学前児童1人当たりの児童福祉費は14区内1位で、区を挙げたサポート体制がかなり整っている地域です。都市部の待機児童が問題・課題となっているなかで、待機児童数ゼロというのも、子育て世代には安心なポイントでしょう。

区内には国立国会図書館があるため、蔵書率はかなり高くなっています。

千代田区の医療星5つ

カテゴリー 14区内平均 データ 順位

1k㎡当たりの医療施設数

22.10ヵ所 44.17ヵ所 2位

人口1000人当たりの医療施設数

1.43ヵ所 7.66ヵ所 1位

人口1000人当たりの医師数

5.17人 26.17人 1位

子供が医療費助成を受けられる期間

高卒
(入院時食事療養費は対象外)

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都内の主要機関が集まる地域ということもあり、規模の大きい病院数が多く集まります。人口が少ないこともあり、人口当たりの医療施設数・医師数ともに14区内トップです。

子どもの医療費助成では、東京都一律の支援策が開始される前から独自の制度をスタート。都による義務教育終了までの医療費助成を補強する形で、高校卒業相当の年齢まで入院費・通院費を助成する制度があります。通院、入院共に高校卒業相当の年齢まで支給するのは23区でも千代田区のみです(追記:令和元年7月より品川区でも助成対象が高校生等まで拡大されました)。

千代田区の自然環境星4つ

カテゴリー 14区内平均 データ 順位
公立公園等の総数 232ヵ所 51ヵ所 14位
人口1万人当たりの公立公園等の数 6.06園 7.59園 2位
公立公園等の総面積 156万5627㎡ 170万9388㎡ 4位
1人当たりの公立公園等の面積 4.09㎡ 25.43㎡ 1位
緑被率 23.22%(2018年)

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公園数は多くありませんが、面積や人口に対する比率では14区内上位に位置しており、日比谷公園や皇居外苑など大きな公園が多く集まっています。都会の中心でありながら、豊富な緑をたたえたスポットが各所に配置されているので、自然を身近に感じられるでしょう。

千代田区の買い物・娯楽星5つ

カテゴリー 14区内平均 データ 順位
小売業事業所数 3395ヵ所 3394ヵ所 8位
人口1000人当たりの飲食料品小売業数 3.63ヵ所 13.51ヵ所 1位
人口1000人当たりの飲食店数 8.54ヵ所 52.68ヵ所 1位
映画館数(≠スクリーン数) 4館 9館 3位
昼間人口10万人当たりのフィットネスクラブ数 1.08ヵ所 2.83ヵ所 3位
博物館・美術館数 9館 15館 2位

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映画館や劇場、ショッピング施設などが多くあり、娯楽には事欠かない地域です。日本有数のサブカルの発信地でつくばエクスプレスのターミナルでもある秋葉原駅や、明治大学、日大理工学部などがある神田駿河台一帯の活気ある学生街、老舗からB級グルメまで多くの飲食店が集まる神田周辺などなど、街や駅ごとに全く違った一面を見せてくれるでしょう。

千代田区の住まい星2つ

カテゴリー 14区内平均 データ 順位
一般世帯の持ち家率 38.20% 34.11% 12位
居住世帯の一戸建て率 17.96% 3.30% 14位
中古戸建平均価格 6408万円 期間中取引無し
中古マンション平均価格 6116万円 7419万円 4位

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区内居住者の80%以上がマンションに住んでおり、一戸建ては非常に少ない地域です。中古だけでなく、新築マンション平均価格も14区中上位なので、資産性が高いと言えるでしょう。

ビジネス地としてのイメージが強いものの、秋葉原~神田アドレスの一帯には小規模マンションや複合型のタワーマンションなどが増えており、住宅地としての側面も目立ち始めています。

千代田区の資産価値ランキングトップ5

 
順位 街名 標準地番
(住居表示)
最寄り駅
距離
公示地価 前年比

1位

六番町

一番町16番3

四ツ谷駅
330m

405万円/㎡
※1338万円/坪

100%

2位

三番町

三番町6番25

半蔵門駅
500m

316万円/㎡
※1044万円/坪

100%

3位

一番町

一番町16番3

半蔵門駅
220m

303万円/㎡
※1001万円/坪

100%

4位

九段北

九段北2丁目6番26
(九段北2-3-25)

九段下駅
450m

296万円/㎡
※978万円/坪

100%

5位

平河町

平河町2丁目2番23
(平河町2-4-13)

麹町駅
330m

260万円/㎡
※859万円/坪

98.9%

※用途区分:住宅地

(出典:国土交通省「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」2021年)

住宅地の地価としては東京で最も高い水準にある地域です。

番町に代表される古くからの住宅地が多く、中古マンション中心に市場が形成されています。さほど多くなかった新築マンションの供給ですが、2011年から2013年にかけて富士見や神田淡路町、番町などで活発化。夜間人口は東京23区の中で最も少ないものの、利便性の高さからマンションへの一定の需要があるため、価格は値下がりしにくいと考えられます。

千代田区の住みやすい街4選

千代田区で特におすすめの住みやすい街を4つご紹介します。住むための街というイメージは比較的薄いこの地域ですが、職住近接にぴったり。ぜひ不動産探しの参考にご覧ください。

【三番町】ヴィンテージ物件が豊富!千鳥ヶ淵至近で自然も身近

三番町

外国人向けの仕様で知られるヴィンテージ・マンション、ホーマットシリーズや外国大使館が点在し、静かな街並みを形成している地域です。JRの四ツ谷駅、市ヶ谷駅、地下鉄の半蔵門駅と麹町駅の4駅に囲まれており交通至便性が高いのもポイント。東京家政学院大学、大妻女子大学など、女子教育の草分け的存在の大学が多くあり、穏やかな雰囲気が漂っています。皇居の水辺や緑地にも近く、桜の名所・千鳥ヶ淵へのアクセスも抜群です。

【神田淡路町】閑静なオフィス街は住みごこちも抜群

神田淡路町

JR御茶ノ水駅近くの神田川と靖国通りに挟まれたエリア。2013年4月にオープンした、マンション・商業施設・オフィスなどの複合高層ビル・ワテラスによって、従来のオフィス街としての役割に住宅地としての側面も加わりました。ワテラス下には公共の広場も設けられており、多くの人たちが集う憩いの場になっています。

【九段】都心でありながら豊かな緑に恵まれた街

千鳥ヶ淵緑道

エリア内を東西に走る靖国通りを境に、北側が九段北、南側が九段南に分かれているこの地域。靖国神社を中心に、北の丸公園や外濠公園、千鳥ヶ淵緑道などが、街の外周を囲む様に配置されています。都心に位置するとは思えないほど自然が身近な点が魅力のひとつです。

法政大学や白百合学園、九段中等教育学校など、街の中に様々な教育施設が分布しているので、落ち着いた緑に若者たちの活気が加わって、この街ならではの雰囲気が醸成されています。

【平河町】政治の中枢近くに広がる風情ある下町

神田淡路町

国会議事堂のある永田町の北側に位置する、小中規模のマンションが立ち並ぶこの地域。平河天満宮が醸し出すのんびりした雰囲気とあいまって、立法府の至近とは思えないほど落ち着いた下町風情が漂っています。

2009年には、大規模再開発により平河町森タワーが登場し、一帯のランドマーク的存在に。複合施設の登場で、街中から最寄の永田町駅までのアクセスが便利になり注目度がアップしています。

オフィス街だけじゃない!千代田区でゆったりとした暮らしを!

オフィス街や学生街、繁華街のイメージが強い千代田区の住む場所としての側面をご紹介してきました。子育て支援や高校卒業までの医療費補助など、子育て世代への支援も手厚い千代田区。商業施設はもちろん、大きな公園も多くあり、娯楽にも自然にも事欠かないでしょう。資産価値もかなり高いので、将来を見据えて不動産を購入したいという方におすすめの地域です。

「TOKYO@14区」を運営する住建ハウジングでは、そんな千代田区の不動産を多数ご用意しています。一戸建てやマンションはもちろん、土地や事業用など、ご希望に合わせて物件を絞り込めるので、ぜひお気軽にご利用ください。


[記事公開日]:2014/08/08[最新更新日]:2021/12/19