世田谷区の2026年度(令和8年度)当初予算案の中で、住宅購入を支援する新たな制度「定住応援金」の詳細が明らかになりました。
「世田谷に住み続けたいけれど、家が高すぎて買えない……」という区内在住の若年世帯に向けた、非常にターゲットを絞った支援策となっています。
「定住応援金」最大40万円の内訳
この支援策は、総額40万円相当が支給されますが、その内訳は「現金」と「デジタル地域通貨」に分かれています。
| 「定住応援金40万円の内訳」 | |
|---|---|
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現金 |
30万円:住宅ローンの諸経費、引っ越し代、登記費用など、現金での支払いが必要な場面で活用できます。 |
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デジタル地域通貨 |
10万ポイント(10万円分):区独自のデジタル地域通貨で支給。新居で使う日用品や家具、家電を区内の加盟店で購入してもらうことで、地域経済への還元を図ります。 |
また、居住期間が1年以上であれば、区内の賃貸住宅に住み替える場合もデジタル地域通貨10万円分が支給されます。
住み替え支援(区内の賃貸住宅に住み替える場合):デジタル地域通貨「せたがやPay」10万ポイント(10万円分)
注目すべき「5年以上の居住」という受給条件
今回の制度で最も重要なのが、「現在すでに世田谷区に住んでいる人」を対象にしている点です。主な条件は以下の通りです。
- 居住歴: 世田谷区内に継続して5年以上住んでいること。
- 年齢: 夫婦のいずれかが39歳以下であること、または妊婦や未就学児のいる世帯。※夫婦は同性、事実婚も対象。
- 初購入: 区内で「初めて」自ら居住するための住宅を購入すること。
なぜ「5年以上」の条件があるのか?
世田谷区では、賃貸住宅などに住んでいる子育て世代が、住宅購入を機に物件価格の安い区外や近隣県へ流出してしまうことが大きな課題となっています。 この制度は、「これまで世田谷を支えてきた若い世代に、家を買った後もそのまま区内に留まってほしい」という、区の強いメッセージが込められています。
いつから実施される?
- 実施期間:26〜30年度の5年間
- 背景:地価高騰や物価高の中で、中間所得層を含む幅広い若者世帯の住宅取得を後押しし、区の活力を維持することを目的としています。
まとめ:世田谷っ子のマイホーム夢を後押し
今回の「定住応援金」は、外部からの転入を促す一般的な補助金とは一線を画し、「今の世田谷区民」を大切にする施策です。
現金30万円で初期費用のハードルを下げ、せたがやPay10万円分で地域での新生活を彩る。
5年以上世田谷に住み、愛着を持っている30代までの皆さんは、この春以降の正式な申請開始に向けて、ぜひチェックしておきたい制度です。
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