寒さが一番きびしくなる冬の最後の節気
小寒から節分までの30日間である「寒の内」で、最も寒い時期となる「大寒(だいかん)」。
節気では、1月21日頃から2月3日頃となり、「暦便覧」では「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と記されています。
各地でも、最も寒い気温が観測される時期でもあります。
小寒、大寒あたりになると、寒さから体を鍛えるという意味を込めて、寒稽古や寒中水泳などの行事が行われます。
また、凍り豆腐や寒天、酒、味噌など、寒気を利用した食べ物を作る時期ともなります。
寒の内の期間に仕込んだ水は「寒の水」といわれ、雑菌が少なく体に良いとされてきました。
長期間の保存に適しているといわれることから、寒の水で作った、味噌や酒、醤油は腐らないという言い伝えがあるほどです。
大寒のころに行われる東京の行事・イベント
大田区 池上本門寺 節分追儺(ついな)式
毎年約10,000人が訪れるという池上本門寺の豆まき。
この場所には、日本プロレス界の英雄である力道山のお墓があることから、豆まきにはプロレスラーを中心に、多くの格闘家が参加することでも有名です。
豆まきの前には、福男、福女らが池上駅から本堂までを歩く練り行列が開催されます。
台東区 浅草寺 節分会
僧侶指導の下、年男が伝法院から本堂までを練り歩き、本堂の中で豆まきが行われます。
その後、特設の舞台に多くの著名人なども集結し、盛大な豆まきが行われることでも知られています。
豆まきが終了すると七福神が登場して、華麗な舞を見せてくれる「福聚の舞」も披露されます。
江東区 亀戸天神社 鷽替え神事
江戸庶民信仰の本源であり、「藤の花の天神様」としても知られている亀戸天神社。
歴史あるこの神社で1820年から続いているのがこの「鷽(うそ)替え神事」です。鷽替えとは、鳥類の「鷽」が嘘に通じることから、前年に起こった災厄や凶事などを嘘だと思い、今年はいい年になることを祈るものです。
神事が行われる1月25日は、年の最初の天神様の日にあたります。
そのためこの日には、「正五九祭」として里神楽が奉納されます。
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