老後にかかるお金は?今から考える東京都心での東京生活

快適な老後のために知っておきたいお金と不動産の事情

現役引退は人生の大きな節目です。老後をどこで、どんなふうに送るかはとても大事な問題だけに、早いうちから計画を立てて準備しておく必要があります。
一昔前までは「退職後は田舎でのんびり」という生活が人気でした。
しかし、今では「老後こそ東京のマンションで暮らしたい」という人も増えてきています。
今回は、実際豊かな老後にはどれぐらいの費用が必要なのか、なぜ高齢者にとって都会の住環境が適しているのかなどを紹介します。

生活費だけでなく葬儀・お墓の費用も考えることが大切

まず、老後の生活にはどれぐらいのお金が必要になってくるのでしょうか。
総務省統計局が発表している2014年家計調査年報によると、高齢夫婦(世帯主が65歳以上)の無職(主な収入は年金)世帯の消費支出は平均23万9,485円、税金や社会保険料などの非消費支出は2万9,422円となり、併せると月に約27万円です。
平均寿命から考えて仮に老後期間を65~85歳までの20年間とすると27万円×12カ月×20年=6,480万円。
これが老後の生活にかかる費用の一つの基準となるでしょう。

しかし、一口に老後の生活といっても、生活レベルによってかかる費用も大分違ってきます。
生命保険文化センターが2013年に行った「生活保障に関する調査」によると、趣味や教養、旅行やレジャーなどを楽しめるゆとりある老後に必要な生活費月額の回答平均は約35.4万円。
50万円以上と答えた人の割合も約15%に上りました。
仮に月35.4万円だとすれば老後に必要となるお金は8,496万円。月50万円なら1億2,000万円が必要となります。

生活費に加えて、お墓とお葬式の費用も忘れてはなりません。
お墓を一基立てるには、土地代(永代使用量)と墓石代、工事費、月々の管理費が必要となり、これも場所や墓石素材の種類によってさまざまですが、平均すると約200万円前後といわれています。
一方、お葬式は、こちらも規模や形態により価格は大きく変動しますが、斎場費や葬儀会社に支払う葬儀本体の費用のほかに寺院への支払い、参列者への飲食接待費などが必要となり平均的には150~200万程度はかかります。これらのすべてを合わせたお金が老後の費用として必要なお金の総額になります。

交通事情・環境・人間関係すべてを考えるなら老後は都心がおすすめ

次に、老後の暮らしのあり方に大きく関わってくる住む場所について、田舎と都心双方のメリット・デメリットについてみていきたいと思います。
田舎は自然環境に恵まれている反面、生活環境に直結する交通網や医療、商業施設は都会ほど充実しているわけではありません。
特にそれまで都心で働いていて退職後に田舎に移り住んだ場合、そのギャップに不便さやストレスを感じる人も少なくありません。
「老後は便利な都会のマンションで暮らしたい」という人が増えてきた背景には、こうした事情があるのです。

では、高齢者の住環境として、都心のマンションにはどういうメリットがあるのでしょうか。
まず挙げられるのは、「交通網の充実」です。
電車でどこにでも移動できるので、夫婦はもちろん、1人や友達同士でも気軽に出かけることができます。
商業施設や美術館・博物館などの文化施設、各種カルチャースクールなども豊富にそろっているため趣味の活動も始めやすく、刺激のある毎日を送ることができるのは田舎にはないメリットといえるでしょう。

また、あまり知られていないことですが、散歩道や公園などは都心の方がきれいに整備されており、家の周りで散歩や軽いジョギングなどを楽しめる環境が整っています。
田舎では店舗が家から離れた場所にあったりするので、基本的には外出は自動車でということが多く、日常生活の中では意識しなければあまり体を使う機会はありません。
また、一般的に地方ではジムや公共のスポーツセンターも少ないので、健康のための体力作りという点から見ても都心の方が暮らしやすい環境だといえます。
また田舎と都心では医療機関の数も違います。大学病院や専門医療機関はどうしても都会に集中しているので、病気になったときでも都会の方が自分の症状にあった医療機関・医師を探しやすく、通院距離などの物理的な負担も軽減されます。

このような物理的な条件に加え、勤めていた会社の部下、友達、知り合いなど、人が訪ねてきやすいというのも、都心暮らしの大きなメリットだといえるでしょう。
老後に起こりがちな退屈を和らげてくれますし、何より気の置けない友人や知人と過ごすのは楽しく、生活の刺激にもなります。
もしかしたら、これが老後を東京で過ごす一番のよさかもしれません。

早めの準備でぴったりの不動産を確保

老後は主に年金や不動産収入、金融資産からの収入が主要な収入源となるので、早めにどこでどんな暮らしをしたいのかを考え必要な資金を蓄えておくことと、めざすライフスタイルに合った場所を選ぶことが、引退後に快適な暮らしを送る鍵になります。
そして生活の質を維持し充実した老後を送るのに、都心のマンションは最適の場所です。
気になるところがあればぜひ実際に足を運び、自分のライフスタイルにあった物件を見つけましょう。