防音室で大音量の演奏に酔いしれる!

「好きな映画や音楽を大音量で楽しむ」「楽器の練習をする」「仲間や家族とカラオケで盛り上がる」「自宅スタジオでレコーディングや動画サイトに上げる映像を撮る」。
集合住宅では実現できない一軒家ならではの趣味として、“音”の出る遊びがあります。
しかし、防音について何もしないというわけにはいきません。
そこで、自分の好きな時間に、好きな音量で、近隣を気にせずに音を出すことができる「防音室」が必要になってくるのです。

オーディオルームで至福の時を!

防音を実現する上で大切な要素は遮音と吸音です。
どちらも使う建材は通常の物より重量がありますので、木造住宅をリノベーションして防音設備を導入するときは、床の強度や耐荷重について専門家に相談する必要があります。
ちなみに、部屋と防音室が振動絶縁されている「完全浮き室構造」にすると、最高レベルの遮音性能が得られますが、この場合は空調のダクトや給排水管との位置関係まで考慮しないといけません。
また、特にオーディオルームとして使うときは、部屋の内部設計や使用する素材にもこだわらないと、せっかくのいい音が失われてしまいます。
オーディオシステムに合わせて、レンガの壁や高い天井など、音の反響や拡散を考えた部屋を作り上げる必要があるのです。

新築や大規模なリフォームをしてオーディオルームを作るとき、徹底的にこだわりたいのが電気設備です。
屋内配線を「VVRケーブル」にした上で、専用電源を確保し電圧降下と変動を改善、専用アースを設けて音質向上を図ります。
ポイントは、ほかの電化製品に使うコンセントとオーディオのコンセントを分けること。
いい音を得るためには、ノイズを極力避ける必要があるのです。

遮音に優れた地下室を改装する

地下室は通常、コンクリート製の壁で、外部は土に囲まれているため、建物内で最も遮音性に優れています。
地下室がある家では、オーディオルームやシアタールーム、スタジオに改装することもおすすめです。
しかし、地下室にはデメリットがあるのもまた事実。
第一の敵は湿気です。エアコンや換気扇を上手に利用して、大切な部屋や家具、楽器、機材を守る必要があります。
もうひとつの敵は、地上階と比べると調音が難しくなることです。
地下室は広さが限られていることが多く、音が共鳴しやすくなっています。
天井を段違いにして、板材で角度をつけるといった工夫をしないといけません。
このように改装も維持もたいへんではありますが、防音室としての性能は抜群です!
地上階の防音室を超える、至福の時を過ごせることは間違いありません。

自宅スタジオを飛び越え、ライブハウスを実現!

楽器を演奏するための防音ブースであれば、0.8~4.3畳タイプの防音室が各社から販売されていますし、リースやレンタルという方法も取れます。
既存の物で満足できない人は、ホームセンターで材料を買ってDIYを楽しんでもいいでしょう。
しかし、ミュージシャンのような自宅スタジオを目指すのであれば、その一室は音楽専門に改装する必要があります。
作曲やミックスを行う機材をそろえ、演奏するスペースを用意するには、相応の広さが求められます。
場合によっては、隣室や収納を取り壊してスタジオ化を図ることになるかもしれません。
ボーカル収録まで行うのであれば、専用ブースを作る必要があるでしょう。

また、自宅スタジオの枠を超え、リビング全体をライブハウス化することも可能です。
もちろん、防音すべき範囲が広がる分、工事も大掛かりになります。
しかし、その場でセッションを楽しみ、友人を呼んでライブを行うのは、音楽好きにはたまらないでしょう。
部屋を音の反響が良くなる形に近づけ、扉や窓に防音対策を施し、椅子などの家具の配置にも気を配る。
コレクションした楽器を美しく飾り、バーカウンターを設置して来客をもてなす。
ビルの地下にある普通のライブハウスとは異なる独特の雰囲気は、自宅であるからこそ味わえるものです。
玄関からのアプローチにも工夫を凝らし、案内用のチラシやWebも整備して…。
世界でたったひとつ、自分だけのライブハウスを立ち上げてみませんか?

<防音室の販売・レンタル等>

ヤマハ(アビテックス)
ヤマハ(防音室レンタル)
カワイ音響システム(ナサール)

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