新宿区 都心の14区比較

新宿区

新宿区の住み心地

新宿駅周囲の再開発で住む街としても成長中

新宿御苑

 成熟した商業地域、再開発エリア、閑静な邸宅地など多様な顔を持つ。まずは1日平均の乗降客数360万人超といわれる世界一の新宿駅を中心としたショッピングゾーン。副都心線の開通で3丁目を中心に買物客が増加。2016年3月には新宿駅新南口にオフィス、商業施設などが入る33階建て複合高層ビル「JR新宿ミライナタワー」が開業、続く4月には新しいバスターミナル「バスタ新宿」も開業した。さらに、2020年7月19日より、新宿駅構内の東西自由通路が運用開始、2022年には東口・歌舞伎町エリアで高層複合エンターテインメント施設が竣工予定。計画地周辺道路もリニューアル整備される為、新たな街の回遊性と賑わいが創出されるだろう。

 発展を遂げる新宿駅周辺だが、その周りには暮らす街として注目されているエリアが増えている。駅に程近い北新宿、西新宿ではマンションを含む複合大規模開発が進行。また新宿駅に近い富久町で、全国第1号となった住民主導の「まちづくり組合」による「富久クロスコンフォートタワー」開発も話題になった。今後も、西新宿五丁目北地区防災街区整備事業による超高層ツインタワーなどが2022年に竣工予定などと、新宿駅周辺の生活利便性を享受しつつ、快適な暮らしが手に入る環境が増えそうだ。

 一方で、区の北西の落合エリアや、北東部の市谷砂土原町、市谷加賀町、神楽坂などの一帯には、ハイグレードな低層マンションが集まる落ち着いた住宅地が広がる。神楽坂は個性的で、近くに日仏学院があることを背景にフランス人居住者が目立つ。それを受けて、フレンチの名店や品揃えの豊富な輸入食材店なども揃う。

高い保育サービス利用率

 新宿御苑や新宿中央公園などの巨大な緑地や、神田川親水テラスや玉川上水・内藤新宿分水散歩道のように、地域に溶け込む潤いある自然も豊富。こうしたエリア特性を活かし、23区初の女性元区長(在任期間2002年―2014年)の牽引によって「安心して子育てできるまち」の実現にも力を入れてきた。待機児童解消に徹底して取り組んでおり、事実、就学前児童の保育サービス利用比率では14区中上位の実績だ。また、地域の先輩ママ・パパが始めての育児を行っている家庭を訪れ、自身の経験を素にサポートする「ホームスタート」なども実施している。

 気軽にアートに触れられる環境が増えていることも特徴だ。もともと新宿区内にはミュージアムや能楽堂、寄席などの娯楽施設が豊富だが、それに加えて、屋外の公共空間での文化芸術イベントも仕掛けている。夏には世界的なアーティストの作品などで新宿駅周辺を彩る「新宿クリエイターズ・フェスタ」、秋には新宿通りを巨大なランウェイとするファッションショーや大道芸を繰り広げる「新宿芸術天国」など、大胆なイベントを開催。身近な場所で日々の暮らしの変化を楽しめる。

データから測る新宿区の住み心地

※星5つが満点。星3つを14区平均として相対評価で算出しています
※()内は14区の平均値 ※順位は14区の相対順位

※カテゴリー別調査指標

基本データ 人口(38万1822人) 34万7760人【6位】
面積(24.72k㎡) 18.22k㎡【7位】
人口密度(1万6214人/k㎡) 1万9087人/k㎡【5位】
一般世帯数(21万5146世帯) 22万1179世帯【6位】
昼夜間人口比率(271%)
通勤・通学などによる人の流入の多さ
232.5%【5位】
財政力指数【収入額÷支出額】(0.71) 0.66【7位】
保育
星4つ
児童福祉費(1,606千円)
乳幼児・幼児<0~6歳>1人当たりで換算
1,791千円【4位】
待機児童数(135人) 25人【5位】
対前年比待機児童増減数(-147人) -2人【11位】
保育サービス利用率(46.2%) 51.4% 3位
保育料(3万6519円)
※世帯年収1000万円(推定区民税所得割283,200円)の場合
※2019年10月1日より幼児教育・保育の無償化(3~5歳)がスタート→詳細はこちら
5万4200円【4位】
教育
星3.5つ
教育費(1,150千円)
学生<7~15歳>1人当たりで換算
904千円【7位】
人口1人当たりの公立図書館蔵書数(3.71冊) 2.91冊【10位】
小学校教諭1人当たりの児童数(17.64人) 15.8人 1位
中学校教諭1人当たりの生徒数(15.65人) 16.4人【11位】
医療
星4つ
1k㎡当たりの医療施設数(27.3ヵ所) 34.0ヵ所【6位】
人口1000人当たりの医療施設従事医師数[常勤換算](8.71人) 13.3人 3位
人口1万人当たりの医療機関数(19.9ヵ所) 17.8ヵ所【5位】
子どもが医療費助成を受けられる期間 中卒(入院時食事療養費含む)
安全
星2つ
人口1万人当たりの火災発生数(出火率)(4.97件) 5.15件【10位】
刑法犯認知件数(3,760件) 6,416件【14位】
昼夜人口1000人当たりの刑法犯認知件数(11.60件) 15.91件【12位】
侵入窃盗発生件数(141.5件) 236件【12位】
交番、駐在所がカバーする人口(1万2830人) 8,917人【6位】
自然環境
星2.5つ
公立公園の数(224.93ヵ所) 178ヵ所【7位】
人口1万人当たりの公立公園等の数(5.74園) 5.12園【11位】
公立公園の総面積(1,240,995.427㎡) 549,912.64㎡【9位】
人口1人当たりの公立公園等の面積(3.09㎡) 1.58㎡【12位】
緑被率(18.38%) 17.48%【9位】(2015年)
買物&娯楽
星4.5つ
小売業事業所数(2,424ヵ所) 2,802ヵ所【4位】
昼間人口千人当たりの飲食店数(5.58ヵ所) 7.18ヵ所 3位
映画館数(≠スクリーン数)(4.14館) 13館 1位
昼間人口10万人当たりのフィットネスクラブ数(5.58ヵ所) 5.54ヵ所【9位】
社会・民間体育施設数(65.14ヵ所) 53ヵ所【8位】
文化施設数(18.43ヵ所) 27ヵ所 2位
住まい
星3.5つ
一般世帯の持ち家率(42.3%) 34.9%【12位】
居住世帯の一戸建て率(16.5%) 12.5%【10位】
駅数(23.57駅) 30駅【4位】
中古戸建平均価格(7,116.8万円) 8,321万円 3位
中古マンション平均価格(5,660.1万円) 5,509万円【8位】


新宿区の資産価値

既存住宅地の再開発で今後の資産価値向上に期待

南元町

 かつては大規模な再開発などが比較的に少なく、地価上昇率は都心エリアでは低いレベルだった。しかし、2010年頃から西新宿などで再開発が活発化し、今後も人口増や地価上昇が期待されるエリアとなっている。

 新築マンションの供給は年間1000戸前後と限られるが、中古流通は1万戸を超える年もあり、それが売買が活発で価格が高く維持されやすく、リセールバリューの高さの理由となっている。また、商業性の高いエリアのため、賃貸ニーズが高く収益性も良好だ。

 物件価格は2013年以降は上向きだが、JR新宿駅のリニューアルで利便性が高まり、さらなる資産性の向上が期待できそうだ。

■2021年地価ランキング(用途地域:住宅地)

順位 街名 標準地番(住居表示) 最寄り駅、距離 公示地価
※坪単価(約)
前年価格 前年比
(前年順位)
1位 南元町 南元町4番49
(南元町4-49)
信濃町駅
420m
131万円/㎡
※433万円/坪
131万円/㎡
※433万円/坪
0.00%
(1位)
2位 市谷 市谷仲之町13番
(市谷仲之町2-7)
曙橋駅
210m
115万円/㎡
※380万円/坪
115万円/㎡
※380万円/坪
0.00%
(2位)
3位 市谷 市谷左内町22番
(市谷左内町22)
市ケ谷駅
330m
107万円/㎡
※353万円/坪
108万円/㎡
※357万円/坪
▲0.93%
(3位)
4位 中町 中町32番1
(―)
牛込神楽坂駅
320m
105万円/㎡
※347万円/坪
106万円/㎡
※350万円/坪
▲0.94%
(4位)
5位 西早稲田 西早稲田2丁目656番6
(西早稲田2-19-2)
西早稲田駅
120m
100万円/㎡
※330万円/坪
101万円/㎡
※333万円/坪
▲0.99%
(5位)
6位 下落合 下落合2丁目417番21
(下落合2-18-11)
目白駅
450m
96.9万円/㎡
※320万円/坪
97.2万円/㎡
※321万円/坪
▲0.31%
(6位)
7位 大京町 大京町6番8
(―)
四谷三丁目駅
300m
89.4万円/㎡
※295万円/坪
89.6万円/㎡
※296万円/坪
▲0.22%
(7位)
8位 若葉 若葉1丁目19番18
(―)
四ツ谷駅
680m
89.3万円/㎡
※295万円/坪
89.6万円/㎡
※296万円/坪
▲0.33%
(7位)
9位 愛住町 愛住町7番12
(―)
四谷三丁目駅
190m
87.1万円/㎡
※287万円/坪
87.5万円/㎡
※289万円/坪
▲0.46%
(9位)
10位 矢来町 矢来町35番5
(―)
神楽坂駅
350m
86.0万円/㎡
※284万円/坪
86.1万円/㎡
※284万円/坪
▲0.12%
(10位)
11位 新宿 新宿6丁目438番6
(新宿6-3-11)
東新宿駅
560m
82.5万円/㎡
※272万円/坪
83.0万円/㎡
※274万円/坪
▲0.60%
(11位)
12位 三栄町 三栄町15番6
(三栄町14-26)
四ツ谷駅
550m
79.0万円/㎡
※261万円/坪
79.4万円/㎡
※262万円/坪
▲0.50%
(12位)
13位 早稲田鶴巻町 早稲田鶴巻町523番6 早稲田駅
300m
77.9万円/㎡
※257万円/坪
78.2万円/㎡
※258万円/坪
▲0.38%
(13位)
14位 余丁町 余丁町52番8
(余丁町12-24)
若松河田駅
270m
75.3万円/㎡
※248万円/坪
75.5万円/㎡
※249万円/坪
▲0.26%
(14位)
15位 西新宿五丁目 西新宿5丁目498番2
(西新宿5-15-4)
西新宿五丁目駅
500m
75.2万円/㎡
※248万円/坪
75.3万円/㎡
※248万円/坪
▲0.13%
(15位)

 

新宿区の注目の街

下落合

旧伯爵家の分譲地。歴史ある風致公園も

下落合

北西部の2丁目界隈は、かつて近衛町と呼ばれ、大正時代に近衛伯爵家が庭園の一部を宅地として分譲した街。重厚な低層マンションも多い。江戸時代に将軍家の狩猟場だった「おとめ山公園」は2014年10月に拡張工事が完了。子どもから高齢者まで誰もが伸び伸びと楽しめる施設を整備した。高台のエリアは「御留山」と称され、マンション名に「御留山」が付く物件も多いことから、歴史と人気の高さがうかがえる。

新築マンション平均価格 8,845万円
中古マンション平均価格 7,257万円
※70㎡換算価格。16年6月~19年5月分譲の新築マンションと同時期流通の築1年~10年の中古マンション(出典:「都心に住む19年12月号」リクルート)

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四谷

東西南北へ快適に移動。新宿御苑などの緑地も

四谷

丸ノ内線四谷三丁目駅からJR四ツ谷駅にかけて、新宿通りを中心に東西に細長くつながる一帯。中央線、丸ノ内線で東京駅と新宿駅方面、南北線で駒込駅や目黒駅方面と東西南北へ快適にアクセス。都心のど真ん中にありながら、南には赤坂迎賓から新宿御苑につながる緑地がある緑豊かな住環境。新宿通りや外苑東通りなど幹線道路沿いにはオフィスビルやホテル、スーパー、飲食店などの商業施設が並び、日常的な買い物や食事に便利。一方、大通りから一本入ると、坂の多い、昔ながらの住宅街。

新築マンション平均価格 9,622万円
中古マンション平均価格 1億92万円
※70㎡換算価格。16年6月~19年5月分譲の新築マンションと同時期流通の築1年~10年の中古マンション(出典:「都心に住む19年12月号」リクルート)

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南元町

豊富な緑のスポットと安心の総合病院が身近に

南元町

中央線を挟んで南北に広がるエリア。街の南端では広大な敷地に豊かな緑をたたえた赤坂御用地や明治記念館と隣接。また、西には新宿御苑もあるため、散歩やジョギングなどのコース選択肢に恵まれている。町内はアップダウンに富んだ地形が特徴。千日坂や新助坂など、複数の坂があって街に表情を与えている。なお、慶應大学病院が至近距離にあるため、万が一の際にもすぐに受診できて心強い。

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市谷

視界が開ける高台の街で、高い生活利便性を享受できる

市谷

町名に「市谷」が含まれる街は15ある。外堀通りや市ヶ谷駅の近くに位置するのが市谷左内町。駅からの上り坂は急だが、一戸建てや低層マンションが中心で視界が開けて気持ちが良い。市谷見附交差点付近には24時間営業のスーパーがあり、鉄道3路線利用可能なことも含め、高い利便性を享受できる。

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[記事公開日]:2014/08/08[最終更新日]:2021/04/03