【2026年最新】政府、外国人の土地取得規制を大幅強化へ。国籍登録の義務化も視野

2026年1月23日、政府は首相官邸で関係閣僚会議を開き、安全保障上の観点から外国人による土地取得ルールの厳格化を盛り込んだ総合的な対応策を決定しました。

これまで「所有者の実態が不透明」とされてきた問題に対し、登記制度の見直しや新たなデータベース構築など、踏み込んだ対策が打ち出されています。

登記時の「国籍登録」が義務化へ(2026年度施行)

今回の改革の目玉は、不動産登記における国籍情報の把握です。

  • 義務化の対象:2026年度以降、不動産を取得して登記を行う際、個人の場合は国籍、法人の場合は主要株主の国籍などの申告が求められる方針です。
  • 目的: これまで日本の登記簿には国籍の記載義務がなく、誰が所有しているか把握しづらいという課題がありました。今後は政府が全国的な「外国人土地所有データベース」を構築し、一元管理を目指します。

「重要土地利用規制法」のさらなる運用強化

自衛隊基地周辺や国境離島などを対象とした「重要土地利用規制法」についても、運用がより厳格になります。

  • 特別注視区域の拡大:安全保障上重要な施設の周辺における売買では、事前の届け出(氏名、国籍、利用目的など)が必須ですが、この対象エリアの追加指定が検討されています。
  • 実態調査の徹底: 土地が不適切に利用されている疑いがある場合、政府による勧告・命令のプロセスがより迅速化される見通しです。

外資系法人による「隠れ買収」への対策

日本国内のペーパーカンパニーを経由した土地取得、いわゆる「隠れ買収」への対策も強化されます。

  • 法人が土地を取得する際、役員や議決権を持つ株主の多くが外国人である場合、その情報の開示を求める仕組みを検討しています。これにより、実質的な支配者が誰であるかを明確にします。

マンション(区分所有)への適用拡大

これまで規制の盲点となりやすかった都市部のマンションについても、管理の透明性を高める新ルールが適用されます。

  • 特に「所在不明の外国人オーナー」による管理費未払いや建替え合意の停滞を防ぐため、裁判所の監督下で管理を行う仕組みや、連絡先情報の管理が徹底されます。

その他に厳格化・透明化された「外国人政策の基本方針」

23日に閣議決定された「外国人政策の基本方針」では、土地取得の制限だけでなく、「永住権」「帰化(日本国籍取得)」「労働制度」など、日本での滞在そのものに関するルールも大幅に厳格化・透明化されることが明らかになりました。

不動産以外の主な規制強化ポイントを4つの柱でまとめます。

1.永住許可・帰化(日本国籍取得)の要件厳格化

これまで以上に「日本社会への適応」と「自立した生活能力」が厳しく問われるようになります。

  • 帰化要件の延長(5年→10年) 日本国籍を取得するための居住要件が、原則として現在の「5年以上」から「10年以上」へと引き上げられます。これは永住権の申請基準と足並みを揃え、安易な国籍取得を防ぐ狙いがあります。
  • 「日本語能力」と「年収基準」の追加 永住権の申請において、日常生活に支障がないレベルの日本語能力(JFT-Basic A2相当以上など)の証明と、安定した年収(具体的な数値基準を設定)の維持が必須要件となります。

【比較表】永住・帰化ルールの変更点(2026年度以降の見通し)

項目 現行(または従来) 2026年以降の三輪田ポイント
帰化の居住要件 5年以上 原則10年以上
永住の日本語能力 明確な基準無し 公的試験による証明を義務化
永住の年収基準 概ね300万円~(運用) より厳格な固定基準を策定

2.税金・社会保険料の「未納」による永住権取り消し

「永住者は一度許可されたら取り消されない」というこれまでの常識が大きく変わります。

  • 取り消しルールの運用開始 税金や健康保険料、年金などの公的義務を故意に、または繰り返し怠った場合、永住許可を迅速に取り消すことができるようになります。
  • 自治体との連携 自治体が未納情報を出入国在留管理庁(入管)へ即座に通知するシステムが本格稼働し、管理が徹底されます。

3.「技能実習」の廃止と「育成就労」への以降

労働者としての受け入れを認める一方で、管理体制を強化します。

  • 人材確保と転籍の制限 従来の技能実習制度を廃止し、新たに「育成就労制度」を創設。一定の条件で職場を変える(転籍)ことを認めつつも、地方から都市部への流出を防ぐための「就業地域制限」や「日本語要件」が設けられます。
  • 悪質ブローカーの排除 送り出し機関や受入れ先への監督を強化し、不法就労の温床となる「地下ルート」を遮断する措置が盛り込まれました。

4.デジタル管理の徹底(マイナンバーカード一体化)

外国人の身分証明と社会保障情報の紐付けが完了します。

  • 在留カードとマイナンバーの一体化 「特定在留カード(仮称)」の導入により、在留資格、勤務先、納税状況、健康保険の加入状況がリアルタイムで把握されるようになります。
  • セキュリティクリアランスとの連動 機密情報を扱う企業や研究機関に勤務する外国人に対しては、より高度な背景調査(セキュリティクリアランス)の実施が検討されています。

今回の政策の背景にある政府の狙いは、「ルールを守る外国人には門戸を広げつつ、義務を怠る者や安全保障上の懸念がある者には厳しく対処する」という選別を明確にすることにあります。

今後のスケジュール

政府は、今回決定した基本方針に基づき、2月中に有識者会議を設置し、具体的な法的枠組みの策定に入ります。

  • 2026年夏頃: 規制の具体的な「骨格」を策定
  • 2026年度内: 改正法案の施行や、新システムの運用開始を目指す。
解説:なぜ今、厳格化なのか?

高市政権が進める「経済安全保障」の一環として、水源地や森林、防衛施設周辺の土地が外国資本によって買収されることへの国民の懸念に応える形となりました。自由な経済活動を尊重しつつも、「国の守り」を優先する姿勢が鮮明になっています。


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