風水で考える自宅選び3・外観からでも判断できる吉凶

風水では、室内の間取りだけでなく、建物の外観も判断材料のひとつとなります。
「屋根、外壁、庭、塀、門、植物」などにも、「陰」と「陽」のバランスが隠れています。
物件を探す際は、以下のポイントを確認してみるといいかもしれません。

・屋根の形

屋根には雨風を防ぐだけではなく、陽の気である太陽光を制御する役目があります。
屋根が必要以上に大きいと室内に光が差し込みにくくなり、陰の方へと傾きます。
逆に屋根が小さいと陽の方へ傾くのですが、バランスを崩してしまいます。
最も理想的な屋根の形は陰陽のバランスが取れた「切妻型」もしくは「寄せ棟型」です。
片側の屋根だけが傾斜している「片流れ型」もよく見られますが、思考が偏りやすくなるといわれています。
また、屋根の中央部が天に向かって尖っている尖塔は、住む人を「趣味の世界に走らせてしまう傾向がある」ので避けたほうが良いでしょう。

・外壁の色

外壁の塗装にも風水の「色」の要素を取り入れることもできます。
最も多くの建物で採用されているのは「ホワイト系」ですが、この色は家庭面の充実や仕事の成功へ導くとされています。
安定感のある「ブラウン系」は堅実性や信頼感を生む色であり、「グリーン系」は貯蓄運を高め、「オレンジ系」は元気や行動力をもたらす色です。
「ブルー系」「グレー系」「ブラック系」には心を落ち着かせる効果はありますが、陰のパワーが強すぎる場合もあるため、「内装を明るめの色にする」「2色を使ってバランスを取る」と良いでしょう。
ただ、いくら風水的に良いとされる色であっても、周囲の街並みから逸脱する色を取り入れてしまうと、別のトラブルを招く恐れもありますので注意が必要です。

・建物の構造

風水の影響は「木造」「鉄骨」「RC」という建物の構造にも及びます。
パワーを一番引き出すといわれているのは木造で、中でも伝統的な「軸組工法」の建物は採光部を大きくしやすくエネルギーの調節が容易です。
その点、同じ木造でも「2×4工法」は陽光を取り入れにくくなりますが、逆に外に漏れることを防ぎやすくなります。
また、「軽量鉄骨軸組工法」はバランスが良いのですが、「鉄筋コンクリート工法」はバランスが偏りますので内装や壁材で調和を図る必要があるでしょう。

・建物と庭の割合

風水では、「建物を陽」「庭を陰」と考えます。
そのため、敷地いっぱいに建物を建てたり、庭を広く取り過ぎたりすると、陰陽のバランスが崩れてしまうのです。
家の周りの土地に十分に日があたることが吉とされますので、「建物:庭=6:4」が理想とされています。

・塀やフェンスの高さ

家を囲む塀やフェンスは、「敷地の境界線」を明確にするだけでなく、家や土地を守る役割をしています。
内部をひとつの世界にすることで、「気が巡りやすい環境」を整えています。
塀の高さにも決まりがあり、塀の高さが1mだとしたら、塀と建物の距離も1m以上取ることが良いとされています。
また、南や南東に高い塀を作ると日当たりや風通しが悪くなり、運気も下がってしまうので注意しましょう。

・門の石柱

玄関前の門の素材に、石を使うことはやめましょう。
石柱は墓石をイメージさせるため「家は朽ちても門は残る」として「落ちぶれの家相」といわれます。
石柱は陰の気が強く、住んでいる人の発展を妨げる恐れもあるからです。
もし、家の門がすでに石造りであるならば、明るい色の花などを飾ることで対策できます。

・門から玄関へのアプローチ

門から玄関へと続く空間を「アプローチ」と呼びます。
門と玄関を一直線上に配置すると、外界からの気を直接受け取ってしまうため、アプローチは緩やかにカーブさせると良いでしょう。
さらに、短いよりも長いほうが、門から入って来た良い気を迷わずに玄関まで流すことができます。
神社のように地面に砂利を敷く人もいますが、土のままでも大地のパワーをそのまま受け取れますので問題ありません。
むしろ、気を付けるべきは車を停める「カーポート」の場所です。
敷地が狭い場合は、アプローチとカーポートが重なってしまうことがありますが、風水では人と車が同じ場所を通るのは良くないとされています。
どうしても分けられない場合は、境目に花壇や植木を置いて、区分けが明確になるようにしましょう。

・樹木や植物

庭に樹木を植えるときは、木の種類と植える方位を考えることが大切です。
特に庭を50cm以上掘って植える場合は、より良い方位をしっかり割り出す必要があります。
植える木の種類は、常緑樹と落葉樹、花が咲く物、実がなる物、大きく成長する物などによって植えるべき場所が異なりますから注意してください。
また、つる植物などで建物を覆うと、エネルギーを吸い取られてしまうとされています。
そういった建物を目指す場合は、表札や窓のサッシなどにかからないように気を付けましょう。

・池

風水では、敷地内の池は凶とされています。
池の湿気が敷地内に広がり、建物の下の土地を不浄なものにすると考えられているからです。
それでも池を作りたい場合は、「庭の面積の50分の1くらい」や「建物から10m以上離れている」といった処置をすることでバランスを取ることができます。

風水による住宅選びのポイントは一視点だけではない

ここで挙げた建物の造作や外構、庭の陰陽については風水の考え方の一例にすぎません
。あてはまるものがあるから「縁起が悪い」と判断を下してしまうのは控えましょう。
風水にはさまざまな考え方があり、対応策も多数存在します。
あくまで、物件選びの「判断材料のひとつ」と考えてください。