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不動産用語辞典

天井

【てんじょう】
建築空間の上方を区画する部位。通常は小屋組みまたは上階の床(スラブslab)組みの裏から板状の構成物を吊(つ)り下げる形でつくるが、床裏そのものを天井とすることもある。木造建物においてはとくに天井をつくらず、屋根裏や軒裏を美麗に仕上げて天井にかえることがあり、それぞれ化粧屋根裏、化粧軒裏とよばれる。天井を設ける利点は、〔1〕一般に化粧の困難な構造体や天井裏に通す配管、配線など目障りなものを視線から遮断する、〔2〕壁、床とともに外界からの熱、音、気流などをある程度遮断または吸収する、〔3〕音、熱、光の反射面とすることができる、〔4〕色、形、面などにより屋内意匠を整えられる、などである。天井を設けるには、構造体(小屋組み、床組みなど)から吊り木を下げ、これに天井野縁を吊り、その野縁に天井材料を取り付ける。吊り木、野縁は木造建物では木材を用いるが、鉄骨造や鉄筋コンクリート造では最近は軽量鉄骨によることが多い。


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