「日本橋再生計画」が加速、京橋はオフィスビルの建設が相次ぐ

老舗の店舗や企業が集積する日本橋・京橋エリア。
昔は日本の経済・文化の中心地として栄えました。しかし繁華街は銀座に移り、かつてほどのにぎわいは失ってきています。
そこで再開発事業では、日本橋・京橋エリアの活気を取り戻そうとする計画が進行中です。
日本橋・京橋エリアは「日本橋の伝統と文化を受け継ぎながら、日本橋全体の再生と更なる賑わいの形成に大きく寄与する」ことが目的として「日本橋再生計画」が進められています。

日本橋・京橋エリアの再開発

江戸時代に五街道の起点として定められ、2011年に100周年を迎えた日本橋。
しかし、現在の日本橋は前回の東京オリンピック(1964年)で整備された首都高速道路によって覆われてしまいました。
そこで、この首都高速道路を地下移設することによって、日本橋の空とにぎわいを取り戻す「日本橋再生計画」が進行中です。

日本橋再生計画は5つの街区がひとつの都市再生特区になった再開発事業で、「日本橋の伝統と文化を受け継ぎながら、日本橋全体の再生と更なる賑わいの形成に大きく寄与する」ことを目的としています。
2004年の「COREDO日本橋(日本橋一丁目ビルディング)」のオープンを皮切りに、2014年2月には「室町古河三井ビルディング」と「室町ちばぎん三井ビルディング」が開業。
3月には「COREDO室町2」と「COREDO室町3」が完成しました。今後は日本橋と八重洲の8地区で再開発に取り組み、2020年初頭にかけて全計画の完成を目指します。

京橋エリアではオフィスビルの建設ラッシュが起きています。
京橋エリアはもともと一つ一つの街区が小さく、地権者が多いため権利関係が複雑で、再開発計画が進みにくいエリアでした。
しかし、2002年に「都市再生緊急整備地域」に指定されたことと、老朽化建築物が規制緩和されたことによって明治屋京橋ストアーの周辺の再開発が相次ぎました。
これまでに「京橋トラストタワー」や「京橋イーストビル」「東京スクエアガーデン」などが完成し、2016年に完成予定の「京橋2丁目西地区第1種市街地再開発事業」も控えています。

再開発でどんなメリットがあるのか

日本橋・京橋エリアは老舗の飲食店や伝統のある企業が多く、歴史的情緒が漂う街です。再開発の特徴は、こうした伝統文化や歴史と調和した街づくりが推進されていることでしょう。

日本橋再生計画では大型ビルの建設だけでなく、「31mライン」「参道」「桜並木」「石畳」などが整備されて、多くの人が訪れる街に再生することが期待されています。
また、巨額な事業費がネックとなり、何度も立ち消えになっていた首都高の地下化計画も、2020年の東京オリンピックの開催によって現実味を帯びてきました。

京橋エリアも最先端の大型ビルを建設し、オフィスや商業施設の集積地として開発しながら、歴史的建築物を残したり、ビルのデザインに京橋格子を取り入れたり、京橋の伝統と格式を継承した風格のある街づくりが推進されています。

昔ながらの町並みを生かしつつ行われている日本橋・京橋エリアの再開発。歴史と伝統というこのエリアにしかない強みを生かしていることで、注目の不動産投資エリアになっています。