地球温暖化 − なぜ、二酸化炭素が増えると気温が上がるのか?
地球温暖化は地球の表面気温が上昇して気候が変わってしまう現象をいいます。
主な原因は、人間の産業活動に伴って排出された温室効果ガスが主因となって引き起こされているとする説が主流です
この人為起源の温室効果ガスの影響量に最も重要なものが二酸化炭素なのです。

 

温室効果ガス(基本) 温室効果ガス(増加)  
  温室効果ガスが地表から放射された
赤外線の一部を吸収して、 生物に
適した気温を保っている
 

温室効果ガスが増加
→赤外線吸収能力アップ
→赤外線が逃げにくくなる
→大気の温度上昇
→気候の変化
→地球温暖化

 

 

住まいから考える地球温暖化防止
化石燃料からCO2
 
 

 

化石燃料を燃やすとエネルギーと二酸化炭素発生
住まいのエネルギー消費を抑えることが、二酸化炭素の排出削減につながります。

家庭で消費されるエネルギーの約6割もの大きな割合を占めているものが、 冷暖房と給湯で使われるエネルギーです。

参考資料:環境庁発表データ

 
 
 
次世代省エネルギー基準

家庭のエネルギー消費量を減少させるべく、平成11年3月、当時の建設省(現国土交通省)が、
これまでの住宅の省エネルギー基準を改正して、21世紀の住まいづくりに照準を合わせた新しい基準、
通称「次世代省エネルギー基準」を定めました。

    

「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主の判断と基準」及び「同設計及び施工の指針」

 

次世代省エネ基準は、住まいの省エネルギー性を高めるための基準だけではなく、質の高い住まいを
建てることが主な目的となっています。

        省エネ住宅

日本の住まいは、夏が基準

徒然草」の第55段で、住まいについて著者の吉田兼好(兼好法師)が語っています。
     

兼好法師

吉田 兼好
(よしだ けんこう、弘安6年(1283年) - 観応元年/正平5年4月8日(1350年5月14日)?)

鎌倉時代から南北朝時代の随筆家・歌人。本名は卜部兼好(うらべ かねよし/うらべ の かねよし)。
兼好法師(けんこうほうし)とも呼ばれる。
『徒然草』は自然の風物などが散文として書かれ日本の三大随筆に数えられ、
また当時の社会風潮などを知るための資料にもなっている。

家の作りようは 夏をむねとすべし
冬はいかなる所にも住まる
暑き比(ころ) わろき住居(すまい)は堪えがたき事なり
深き水は涼しげなし
浅くて流れたる 遥かに涼し
細かなる物を見るに
遣戸(やりど)は蔀(しとみ)の間よりも明し
天井の高きは 冬寒く 灯(ともしび)暗し
造作(ぞうさく)は 用なき所をつくりたる
見るも面白く 万(よろず)の用にも立ちて よしとぞ
人の定めあい侍りし

(家の作り方は、夏に主きを置くべきである)
(冬はどんな所でも住むことができる)
(暑い頃に、悪い住まいは耐え難いものがある)
(深い水は涼しい感がしない)
(浅く流れるのが、ずっと涼しい感じがする)
(細かい物を見るときに)
(遣戸(※1)のある部屋は、蔀(※2)の部屋よりも明るい)
(天井の高い部屋は、冬は寒く、灯りは暗い)
(建築は、用のない所を造ってあるのが)
(見るのもおもしろく、全ての用に間に合い良い事であると)
(人々は評定し合いました)

 ※1 左右に引き違えるように開閉する戸
 ※2 上下に開閉する戸。日差しや雨よけ用

古くから日本の住まいは、夏の過ごし方を中心に考えられてきました。
庇や軒を深くして日差しを遮ったり、厚いカヤ葺き屋根の断熱効果を利用したり、風通しをよくしたりすることで、
夏の暑さを和らげていたのです。
エネルギーを大量に消費する冷暖房設備だけに頼らず、こうした昔ながらの防暑方法も活用するのが賢い省エネ方法の一つです。

茅葺屋根 日本家屋内