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ネットの安全・安心2

銀行などの金融機関がフィッシング対策を強化したことにより、皮肉にも新たな手口として「キーロガー」を目覚めさせることになってしまいました。もともとキーロガーはキーボードからの入力を記録しログファイルを出力するものでデバッグ作業に使われていました。プログラム自体に問題はないのですが、これを悪用しパスワードやIDを盗む行為に使用されたことにより、いつの間にかスパイウェアに位置づけられてしまいました。

実際にインターネットカフェの
パソコンに仕掛けて悪用する事件が起きております。盗んだID・パスワードで他人に成りすましゲームの不正使用を続けたり、ネットバンキングで金品を着服するなどの金融被害も少なくありません。公共性の利点を逆手に取った汚い手口といえます。
一方、個人使用のパソコンでも安心はできません。フィッシングメールに記載されたリンクにアクセスすると勝手にキーロガーをインストールされてしまうことがあります。これが起動しますと、キーボードからの入力記録やアクセス履歴などが筒抜けになってしまうことになります。
目だって悪さをするウィルスと違い、潜んで隠密行動を続けるため気づかれにくいというのは、大変に危険な状態といえます。



ウィルス対策  

キーロガーを回避する手段として、幾つかの金融機関ではソフトウェアキーボードを使用する方法を用いています。
これは、マウスで画面上のキーをクリックして認証手続きをとるもので、IDやパスワードをキーボードを使用しないで入力することができます。
キータッチがありませんのでキーロガーの特性を回避できるというものです。そしてこれで対策は万全なはずでした。

ところが、更にその裏をかく手口が出現してきました。マウスのクリックとともにスクリーンショットを送信してしまう「スクリーンスクラッパー」という手法です。こうなってしまうと、もうお手上げ状態と言う他ありません。 犯罪と対応策はまさに「いたちごっこ状態」になってきており収集のめどがたちません。



しかし、危険性があるから利用しないというのでは本末転倒。ネットの持つ利点までも否定することになります。
技術的にとれる対策をしっかり講じたうえで効果的に利用していくことが肝要です。
危機管理としては、 複数の人が利用するパソコンではIDやパスワードの入力は行わないこと、定期的にパスワードを変えることなどが確実な対策になります。
また、定期的に情報収集しておくことや個人使用のパソコンではプログラムを見つけ出す検知・駆除ソフト、動作を防止するソフトなどを使用する方法もあります。 市販のセキュリティー対策ソフトを使用することでも発見・駆除ができますので、安全を確保するためには必須だと言えるでしょう。

玄関ドアの錠前からパソコンのデータ管理まで、一般生活のなかでもセキュリティー対策による危機管理が大切になってきています。悪意ある人間が居る限りセキュリティー対策に終わりはありません。実生活における防犯対策はもとより、マナーを守り安全で上手にネットを利用する心構えも必要なのではないでしょうか。



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