豊島区の防災・地震対策はどうなっている?

目白周辺の広域避難場所に指定されている学習院大学の様子

東京都総務局によると、東京23区に住んでいる人は910万2,598人で(2015年1月1日現在)、1番人口が多いのは世田谷区となっていますが、人口密度でいえば豊島区が1番になります。
豊島区は面積が約13平方キロメートルと比較的小さく、池袋のような巨大な繁華街もありますので、人口密度が高くなってしまうようです。

このことから豊島区では、「豊島区防災対策基本条例」を策定し、防災・地震対策についての基本理念を定め、区・区民・事業者の責務を明らかにすることにより、災害による被害の最小化を図り、区民の生命、身体及び財産を保護しようという取組みが行われています。

その中のひとつに「池袋駅周辺エリア安全確保計画」というものがあります。
これは、災害が発生した際に滞在者などの安全を確保するとともに、駅周辺や幹線道路の混乱防止、さらには退避経路の確保や施設の耐震化といった施設整備を行うというものです。

都心の巨大ターミナル駅のひとつでもある池袋駅で震災が発生すると、他のエリアとはまた違ったパニックなどの状況も懸念されることから、二次災害の抑制にも配慮されたものとなっているようです。

豊島区ならではの取組みとは?

池袋や要町などの周辺の広域避難場所に指定されている立教大学の様子

豊島区では、避難所を「救援センター」と呼んでいます。
これは、単に避難するだけの場所とする考え方ではなく、もし震災が発生したときには、防災・救援活動を行う拠点として位置づけているためです。

区内には35ヵ所の救援センターが指定されていて、12の地域本部が定められているのですが、この地域本部は地域の司令塔としての役割を果たすようになっています。
こうしたシステマチックに編成されたさまは、まさに防災力をマネジメントするためのしくみづくりといっていいのではないでしょうか。

さらに、区民の方にも防災・地震対策に真剣に取り組む様子がうかがえます。
豊島区では区役所職員の有志が街をパトロールし、防犯や防火、交通安全を呼びかける「夕焼けこやけ隊」が存在し、その活動は2004年より続けられています。
地域防災組織は区内約130の全町会で結成され、街の消防組織である消防団も、2008年には定員充足率100%に達しています。

こうした区民のコミュニティ意識の高さが、豊島区の魅力といっても過言ではありません。
20代の人口比率が高い豊島区で、地域防災組織内に若者のパワーを取り込むことができれば、区の防災力はさらに強固なものになりそうですね。

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