渋谷区の防災・地震対策はどうなっている?

渋谷区の中心に位置している避難場所の代々木公園の様子

渋谷区は、武蔵野台地上に位置し、都市構造的にも優れているため、地震の揺れには比較的強いといわれています。

しかし、それだけでは決して安心できるわけではありません。

予想以上に規模の大きな地震に見舞われた場合などは、
そうした定説もあっけなく覆されることも想定できます。

もし、渋谷区で震度6強の地震が発生した場合、
・死者数は約250人(夜間人口の約0.12%)
・負傷者数は約5,000人(夜間人口の約2.4%)
・全壊棟数は約5,800棟(区内建物数の約15%)
といった被害想定も出されています。

そのため、渋谷区では東日本大震災の惨事を踏まえ、
・安否確認の強化
・高齢者支援施設
・避難所補完施設の指定
・備蓄品の充実
など震災対策の深化・拡充を行っています。

そのひとつでもある「防災ポータルサイト」は、防災・地震対策の一環として防災に関する心構えや知識、災害時にどのような行動をすればいいのかなどを示したもので、2015年6月15日の公開より随時、内容が更新されています。

その中でも特筆すべきは、「防災マップ」のページです。
「防災地図」「帰宅困難者支援マップ」「危険度・揺れやすさマップ」「洪水ハザードマップ」「土砂災害危険個所マップ」と計5つのマップが用意されていて、それぞれがわかりやすく色づけされているため、誰が使っても利用しやすい構成となっています。
渋谷区にお住まいの方や渋谷区に勤務されている方は、一度サイトを確認しておくのもいいのではないでしょうか。

渋谷区ならではの取組みとは?

渋谷区では、突発的な震災が起こった際に、およそ23万人に上ると想定されている帰宅困難者に対して、帰宅ルート別に危険箇所、公衆トイレ、休憩ポイントなどを示したハンディタイプの「帰宅困難者支援ガイドブック」を準備しています。

また、震度5弱以上の地震が発生し、交通機関が止まった場合に、帰宅困難者を支援(受け入れ)するための施設を設定。
渋谷区を「渋谷駅周辺」「246号線付近」「甲州街道」「井の頭通り」「明治通り周辺」の5つのエリアに分け、エリア内にある全26の施設で、合計約49,800人を収容できるようになっています。
こうした施設が一覧でわかる「渋谷区帰宅困難者支援施設マップ」は、PDF形式で無償配布ダウンロードができるようになっていますので、気になる方はお手持ちのスマートフォンなどで、入手しておくのもいいかもしれませんね。

※渋谷区帰宅困難者支援施設マップ

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