世田谷区の防災・地震対策はどうなっている?

駒沢周辺の広域避難場所に指定されている駒沢公園の様子

世田谷区では、地震などの自然災害に対しては、日頃からの備えがとても重要であるという観点から、区民の方々に地震発生時の揺れやすさや地域の危険度に関する情報を提供し、事前の備えに役立ててもらうことを目的とした「世田谷区地震防災マップ」を作成しています。

地震防災マップの構成は、一定規模の地震が起きた場合の揺れやすさを示した「揺れやすさマップ」と、地域において建物に被害が生じる程度を示した「地域の危険度マップ」の2つからなっています。

揺れやすさマップは、世田谷区内を震源とする直下型地震(想定マグニチュード6.9、震源の深さおよそ10km)が発生した場合の震度分布を作成し、一定エリアごとの震度の最大値を表しています。

また、地域の危険度マップでは、地震による揺れによって発生する建物被害の分布を、相対的に表しています。

具体的には、揺れやすさマップに示されたものと同じ強さの揺れとなった場合に、建物に被害が生じる程度を「危険度」として表示したものです。
この世田谷区地震防災マップは、世田谷区役所をはじめとする各総合支所の地域振興課、各出張所、まちづくりセンターなどで配付しています。

さらに、大地震などの災害による被害を最小限にとどめるために、世田谷区では地域防災計画やマニュアルなども作成しています。
地域防災計画は、区及び防災関係機関の事前の予防、災害発生後の応急対策から復旧、復興対策までに関する総合的・基本的な計画となります。

この計画を基本にして、生活の回復、安定期における区民生活の復興、再建の支援や区役所業務の復旧手順を定めた震災復興マニュアルなどが作成され、世田谷区のホームページからダウンロードできるようになっています。

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世田谷区ならではの取組みとは?

用賀成城周辺の広域避難場所に指定されている砧公園の様子

世田谷区には古くから井戸が設置された地域が多いことから、この井戸を防災・地震対策として活用しています。

これは、災害時の生活用水の確保を目的としたもので、区民が所有している井戸を震災対策用井戸として指定するというものです。

2010年4月1日現在、指定を受けている井戸は、世田谷区内で1,504ヵ所に上っています。

なお、震災対策用井戸の指定を受けるためには、「震災時井戸水提供の家」の看板を門・扉・塀など、近隣から見える場所に表示することや、災害時に付近の住民に井戸水を提供することが義務付けられています。

こうした取組みを行うために世田谷区では、手押しポンプ設置や修理に要した費用について、その経費の2分の1、50,000円を上限とした補助金を交付しています。また、2年に1度の水質検査を区が行い、災害時に備えています。

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