首都直下地震を生き抜く為のQ&A(2)

 首都直下地震に対して誰もが感じる様々な疑問に、防災の専門家たちが答えています。いざ“その時”にどれだけ正しい選択をし行動できるかが運命の分かれ道になるかもしれません。

Q11.東京で一番安全な場所は?また避難中に火災が発生したらどのように逃げるのか?

A.公園、球場など広大なスペースのある場所です。火が燃え広がらないとされる地区内残留地区に指定されているエリア(千代田区全域、渋谷駅周辺など)なら、火災に関しては留まっていても安全と言えます。

Q12.火災危険度の高いエリアを通らないと最も広い広域避難場所にいけません。どうすればいいか?

A.危険を冒してまで広域避難場所に行く必要はありません。安全を最優先し、その場の判断で避難するコースを変えます。その為、事前に複数の避難場所を想定しておきます。

Q13.防災避難袋には何をいれるべきか?

A.避難袋は、安全に避難場所にたどり着いて一晩過ごすために必要なものです。500mlの水のペットボトル2本、簡易食、医療品、軍手、マスク、ラジオ、懐中電灯、手巻き式充電器などがあると便利です。また持病の常備薬やメガネのスペアなど、必要な人は用意しておきます。

Q14.通勤カバンに入れておくべきものは?

A.携帯ラジオ、簡易食(カロリーメイト等)、ペットボトルの水、携帯の充電器など。他にも懐中電灯や、助けを呼ぶのに便利な笛、倒壊した街で方向が分からなくなったときのためにコンパスもあると安心です。

Q15.授業中に地震発生。学区外の学校に通っている子どもと連絡を取るにはどうすればいいのか?

A.小学校など管理者がいる教育機関では、親が独自の行動を取らないようにします。学校の管理のもと、担任教師や親同士で連絡を取り合い、安否確認をすることで十分です。災害用伝言ダイヤルを使うためだけに携帯電話を持たせる必要もないでしょう。

Q16.震災直後はスーパーなどから食料品や日用品がなくなりました。何をどの程度備蓄しておくべきか?

A.一週間分の備蓄はしておくべきです。水は1人で一日3リットル必要とされていますが、1リットルで十分です。お年寄りのいる家庭は、乾パンなど硬いものよりカロリーメイトがおすすめです。

Q17.阪神大震災時にはレイプ事件が起きました。護身用具を何か持つべきか?

A.あまり報道はされませんが、東日本大震災でも多くの犯罪が発生しました。強盗、強姦、盗撮、放火など、被災地では犯罪が横行します。1人で身を守ろうとはせず、地域住民と協力して治安を守る努力をすることが重要です。

Q18.’81年以前に建てられた家の耐震性を改築などで上げることは可能か?

A.耐震改修はどのような建物でも可能です。予算を抑える場合、寝室のみ改修するという方法もあります。旧耐震建物の改修工事には、自治体より補助や融資があります。補助の割合は自治体によって異なるため、詳しくは自治体に問い合わせましょう。

Q19.震災でテレビが壊れましたが、メーカーからは保証対象外と言われました。地震保険に入るべきか?

A.地震保険では全ての家財や家屋を建て替えるような金額は補償されません。しかし、火災のリスクのあるところでは、地震保険に入っていないと地震で発生した火災の被害に対応できませんので、その点は注意します。

Q20.震災の時、情報入手にSNS(ツイッターなど)が重宝しました。今から登録しておくべきか?

A.ツイッターなどSNSは、インターネットの環境さえあれば、仲間通しで連絡をとることや素早い情報収集にも役立ちます。政府広報や災害情報、各鉄道などの公式アカウントを登録しておくと情報収集に便利です。