東京都市大学付属中学校・高等学校のご紹介

東京都市大学(とうきょうとしだいがく)付属(都市大付属)中学校・高等学校は東京都世田谷区成城1丁目13-1に位置する完全中高一貫の国立男子校です。
「明るく元気な進学校」を掲げ、2013年度から目指す大学のレベルに合わせたコース制入試を導入しています。
また理科の実験の充実や数学オリンピックへのチャレンジなど理数系に力を入れた授業を行っています。

充実したサイエンス教育が魅力

都市大付属中学校・高等学校の歴史は1929年に創立された「武蔵高等工科学校」に始まります。
その後何度かの変更を経て2009年に現在の名称になりました。
2010年には完全中高一貫教育に移行し、6年間をトータルで考える新しいカリキュラムの下での教育を始めました。

進学校として知られる同校ですが特に理科教育には力を入れており、1~3年生の科学実験ではクラスを2分割した少人数制で年間約20件の実験をおこなっています。
これは教師によるよりきめ細かい指導を実現し、生徒の理科への興味と関心を呼び起こすためのカリキュラムです。
夏休みの自由研究のサイエンスグランプリへの応募や数学オリンピックチャレンジプログラムなど、数学や理科の世界に深く踏み込める道が用意されていることも特徴の一つです。
一方で、すべての基礎となる国語教育にも力を入れており、4000字以上の論文執筆の課題やプレゼンテーションなどの機会を設けることで、大学入試にも必要な論理的思考力・記述力を鍛える工夫がなされています。

最難関国公立大(II類)、難関国立私大(I類)にわかれてそれぞれ現役合格を目指すコース別授業のほか、クラブ活動も充実。
「誠実、遵法、自主、強調」の4つの校訓の下、豊かな知識と優れた人格を持ち、社会に貢献できる人物の育成が教育の柱とされています。

東京都市大学付属中学校・高等学校周辺情報

都市大付属中学校・高等学校が位置する世田谷区成城周辺は、戦前から超高級住宅地として名高い伝統と格式のあるエリア。
特に成城学園前駅北側の4~6丁目付近を中心に大豪邸が連なり、緑あふれる美しい街並みが広がっています。

同校のある駅の南側は北側ほどではありませんが比較的広い敷地の一戸建て住宅が並ぶ住宅地です。
道幅も広く庭の樹木の手入れも行き届いており、街全体が明るくすっきりとした印象を与えてくれます。
屋敷街に隣接することから治安の良さも世田谷区内トップクラスで、通学など、子ども1人だけでも安心して送り出せる環境が整っています。
成城学園前駅周辺には日常のものが揃う食料品店から高級スーパー、洋菓子・和菓子の名店、ブーランジェリーなどが充実しており、生活に必要なすべてが徒歩圏内に集まる都内でも少ない「ウォーカブルタウン」であるといえるでしょう。

成城学園前駅からのアクセスは新宿駅まで小田急線で約15分、渋谷駅へは約20分と非常に近いので、自動車ばかりでなく電車でも便利に移動できる利便性も魅力です。
周辺の学校への入学をお考えならぜひ引っ越しを含めて検討をおすすめしたいエリアですが、物件数は少なめです。
もし引っ越しを希望されるなら早めに情報収集をするとよいでしょう。

文化・芸術方面で活躍する先輩たちも

進学校としての実績を重視しながらも、部活動も活発で 豊かな人間性を育むことに力をいれているのが同校です。
都市大付属中学校・高等学校の出身者には映画監督の周防正行氏や俳優で放送作家の坪内悟氏など、理系・文系の垣根を越えて文化や芸術の分野で活躍している人が多いのは、そんな方針の表れなのかもしれません。