東京で子育てしやすい区は?過ごしやすさや教育環境を紹介します

東京で子育てすることを考えた場合、一体どの街が「子育てしやすい」環境なのでしょうか?
日々の子どもとの暮らしでは、保育園や学校、公園などのハード面だけでなく、子育て支援サービスや地域の繋がりなどソフト面が充実していることも大切です。
区によって色々と特徴があるので、ご家庭にあった場所を見つけてくださいね。

東京で子育てすることを考えた場合、一体どの街が「子育てしやすい」環境なのでしょうか?
これから赤ちゃんを迎える家庭や、すでに子どもがいる家庭にとって、住む街を選ぶ際には「子育てがしやすいかどうか」がとても重要になってきますよね。
日々の子どもとの暮らしでは、保育園や学校、公園などのハード面だけでなく、子育て支援サービスや地域の繋がりなどソフト面が充実していることも大切です。
区によって色々と特徴があるので、ご家庭にあった場所を見つけてくださいね。

重視するポイントは何かを明確に

住む街 を選ぶ際、色々な希望を全て叶えようとするけれど、どれも一長一短で選ぶのに困ってしまう…ということはありませんか?

「子育てを重視する」といっても共働きの家庭、転勤で初めて東京に住む家庭など、それぞれ生活スタイルが異なると重視するポイントも違ってきますよね。
「通勤に便利な所が良い」「子どもの教育環境が優先」など、自分たちが何を必要とし、何を大切にしたいのかを明確にしておくと、自分たちに合った街を選びやすくなるでしょう。

①自然環境:子どもがのびのび過ごせるか?

「子育てをするなら、公園や緑の多い街がいい」と思う方は多いと思います。
実際、子どもが小さいうちは、遠くにお出かけするよりは、家の近くの公園で過ごすことがほとんどです。
また、子どもと日々生活する場所としても、なるべくなら緑や田畑が多い自然を感じられる街を選びたいですよね。

住宅街のなかの自然環境といえば、緑地や公園、農地などがありますが、街全体の緑の割合は「緑被率(りょくひりつ)」というデータで知ることができます。
「緑被率」とは、公園、農地、樹林など、地域における緑地の面積が占める割合で、東京都内では、市区町村ごとに緑被率が公表されています。

②住環境:落ち着いた住宅街と利便性

もう一つ子育てで重要なことは、落ち着いた住環境の中で子育てをすることができるか?ということです。
工場や商店が立ち並ぶ街は、人通りや騒音の問題もあります。
できれば静かな住宅街で、子どもが安心して過ごせる治安の良い地域がいいでしょう。

また、子どもが小さいうちは、仕事や家事、育児にと毎日がバタバタと忙しく過ぎていきます。
スーパーや銀行、病院などが家の近くにあることも大切なポイントです。

③教育環境:施設などのハード面と住民の意識などのソフト面

教育環境も外せない重要なポイントです。
保育園に始まり、小学校、中学校などの評判や、児童館、習い事、塾などが充実しているかもチェックしましょう。
また、スポーツ施設や博物館、美術館などの文化施設等が整っている街も、子育てにおいて魅力的です。

学校や施設などのハード面だけでなく、子育て支援サービスが充実しているか、子育てサークルや子育て講座があるかなどのソフト面も、実際に子育てをしていく上でとても重要です。
子どもは地域の中で育っていく側面もあります。
そこに暮らす住民の、子育てや教育への意識の高さなども気になるところですね。

東京23区内のおすすめ5区

それではここから、東京23区内でおすすめの地区をいくつかご紹介します。
それぞれの地域に良い点がありますので、他の地域も含め参考にしていただけると幸いです。

おすすめ第1位:世田谷区


通勤に便利な地域で、かつ緑も多い…子育て世代に限らず、「住みたい街ランキング」上位に入ることの多い世田谷区。
実は世田谷区は待機児童数が23区内で第1位となっていますが、つまりはそれだけ子どもが多く、子育て世代に人気の街だと言えるかもしれません。

自然環境

都心へのアクセスもよく、便利なイメージの世田谷区ですが、砧公園、世田谷公園、駒沢公園などの大きな公園も多く、緑被率も23.6%と練馬区に次いで第2位(平成28年度)となっています。
また、世田谷は同じく練馬区の次に農地の多い区。
「せたがやそだち」というブランド野菜があるように農業も盛んで、野菜の直売所が区内に300か所以上もあります。
都心でありながら、等々力渓谷や多摩川などもあり近く、ゆったりとした自然を身近に感じる事が出来るのがとても魅力的です。

住環境

静かな住宅街が多い世田谷区ですが、大きな商業施設のある二子玉川や商店街が魅力の下北沢や三軒茶屋など、繁華街もすぐそこです。
ショピングなどにも不便がなく、子育て世代が十分満足できる便利さがあるでしょう。

教育環境

世田谷区の教育の特色として、小学校からコミュニケーション能力や日本文化を理解するための独自教科「日本語」を実践しています。
中学受験率は35.9%と、都の平均19.4%と比較しても、教育熱が高い地域だと言えるでしょう。
また、ハード面でもスポーツ施設や、文化ホール、文学館や美術館など様々な教育施設が充実。
習い事や塾は駅ごとに豊富にあり、子どもの教育環境がしっかりと整えられた街です。

おすすめ第2位:港区


高層ビルが立ち並びビジネス街の多い港区ですが、実は不妊治療への助成や出産一時金、未就学児の一時保育サービスなど、妊娠・子育てに対する行政サービスがとても充実しています。
出生率も23区内第1位。「子育てしやすい街」として人気急上昇中の街です。

自然環境

都心で緑が少ないイメージの港区ですが、国立自然教育園、有栖川宮記念公園、芝公園などの大きな公園も多く、緑被率や一人あたりの公園面積ランキングが23区内で五本の指に入る
緑の多い街です。

住環境

六本木、表参道などおしゃれな街が多い港区ですが、大通りを一本入ると閑静な住宅街が広がり、白金や元麻布、南青山などセレブに人気の住宅街が沢山あります。
平均年収ランキングでも断トツ1位の港区は、居住者も富裕層が多く、高級住宅街で落ち着いて子育てができる住環境だと言えるでしょう。

教育環境

日本にある大使館・公館の約半数が集まる港区は外国人児童が多く、国から「国際人育成を目指す教育特区」の認定を受けています。
全区立小学校に外国人講師を配置し、全学年に「国際科」の授業を導入。
さらに区立小中学校の児童・生徒の短期海外研修など、国際的な街にふさわしい独自の教育が行われています。

第3位:杉並区


杉並区は、交通の便が良く活気のある商店街も多いなど、生活に便利なエリアです。加えて独自の子育て支援サービスもあり「子育てのしやすい街」として人気を集めています。

自然環境

善福寺緑地や和田堀公園、柏の宮公園などの大きな公園もあり、緑被率も23区内で第3位と緑の多い街です。
井草や阿佐ヶ谷など昔ながらの屋敷林が残る地域が「杉並らしいみどりの保全地区」に選定され、緑の保全活動が積極的に行われています。

住環境

浜田山、荻窪、久我山など閑静な住宅街が多い杉並区。中央線沿線は駅前に大型商業施設があり、商店街には古くからのお店とオシャレなお店が混在し、買い物環境も充実しています。
住環境と交通の便が良い上、比較的家賃が安いことも杉並区の人気の理由でしょう。

教育環境

独自の子育て支援サービスが特徴の杉並区。0歳から5歳までの子育て家庭に、一時保育や子育て講座などに利用できる「子育て応援券」を配布し、各家庭が自由に子育てサービスを選んで利用することができます。
また、全小中学校の普通教室に電子黒板機能付きプロジェクターを設置しており、更に一部の学校ではタブレット型端末も配備。
デジタル教材を使ったICT(情報通信技術)教育が推進されています。

第4位:文京区


東京大学を始めとする国立大学や、国立大付属小学校が3つもある文京区。都内でも有数の文教地区のため教育熱心な家庭が多く、学生が多い治安の良い街として人気です。

自然環境

文京区には、小石川植物園、椿山荘庭園、六義園など本格的な日本庭園だけでなく、じゃぶじゃぶ池のある教育の森公園や、運動施設もあるめじろ台運動公園など子ども向けの公園も充実しています。
また小石川や根津、千駄木などには神社・仏閣が多く、深い緑に彩られた古い街並みも魅力です。

住環境

文京区には、大きな繁華街はなく、地下鉄の駅周辺にそれぞれ小さな商店街があるくらいで静かな街並みが広がっているのが特徴です。
犯罪件数も23区内で最も少なく治安の良い街として知られています。
本駒込、大塚、小日向など古くからの邸宅街には景観維持のため高層マンションの建設が禁止され、落ち着いた街並みが保たれています。
都心に近い春日、後楽園地区では再開発プロジェクトが進行中で、大型商業施設や業務ビルなどを核にした新しい住宅エリアが開発される見通しです。(※2018年3月現在)>

教育環境

文京区では理系教育に力を入れていて、2015年にオープンした文京区教育センターでは区内小中学校生向けの科学教室やプログラミング教室などが多数開催されています。
また、区内初の中高生専用の公共施設「b-lab(ビーラボ)」も併設され、自習室や軽運動室、音楽スタジなどが利用できるようになっています。
こうした教育環境の良さや都心回帰の影響から、区内の年少人口(14歳未満)は徐々に増加。子育てのしやすい街として注目を集めています。

第5位:豊島区


ターミナル駅「池袋」を中心とした豊島区は、便利で賑やかな都会のイメージがありますが、最近は女性に優しい街づくりの一貫として出産前から子育てまで切れ目ない行政サービスを拡充。
「待機児童数ゼロ」も実現し、日経新聞・日経DUALが選ぶ「共働き子育てしやすい街ランキング2017」第1位を獲得しています。

自然環境

豊島区には日本庭園が魅力の目白庭園や、南池袋公園、目白の森などがありますが、池袋駅周辺では、現在東京オリンピック開催に向けて、池袋西口公園、中池袋公園、南池袋公園、造幣局跡地の新公園(仮称)の整備が進められています。
合わせて30,000平米にもなる4つの公園は都心のオアシスとなるでしょう。

住環境

豊島区の中心・池袋は百貨店や大型ショッピングセンター、家電量販店などが点在し、買い物にとても便利です。
一方、駒込や巣鴨には活気のある商店街があり、学習院大学のある目白は緑豊かな高級住宅街として有名です。
水族館や地域文化創造館、舞台芸術センターなど、子連れで楽しめる施設が多くあるのも豊島区の魅力です。

教育環境

豊島区で特徴的なのが子どもの事故、いじめ、暴力を学校ぐるみで予防する「インターナショナルセーフスクール」への取り組みです。
いち早く認証を受けた区立朋有小学校では学校内でのケガが1/3に減少するなど目覚ましい成果を上げています。
すでに区内4つの小学校が認証を受け、さらに4つの小学校も認証に向けての活動を始めています。

それぞれの子育てスタイルに合った街を選ぶことが大切

少子化や待機児童の問題など、東京の子育て環境は厳しいイメージもありますが、各区とも「子育てしやすい街」を目指して、行政サービスを年々充実させています。
子育てをする上で何を重視するかは家庭によって異なります。
にはそれぞれ個性があり、良いところも不便なところもあるので、各家庭のライフスタイルに合った街を見つけてくださいね。