幼稚園の面接準備をしよう!質問や服装について

お子様の大切な幼稚園面接。無事乗り切るためには一体どんな準備をすればいいのでしょうか?
今回は経験者である筆者が、面接の質問内容、答え方のコツ、おすすめの服装など面接準備の全てを伝授。
これを読んで準備万端!落ち着いて当日を迎えてください。

幼稚園面接は、園によっては選考も兼ねている場合もあり、不安な親御さんも多いことだと思います。
面接を成功させるには、一にも二にも準備が大切。
今回は面接対策や服装の選び方といった事前準備から、面接を成功させるための心構えまで「これだけは外せない!」面接準備のポイントを解説します。

幼稚園面接、何を見られるの?目的と意図を確認しよう

幼稚園面接の大きな目的は、「園と家庭との教育方針のずれがないか」「子どもがどんな個性を持っているか」を確認することです。
面接の準備をする前に、まずは選んだ幼稚園がどのような目的や意図で面接を行っているのかを知っておきましょう。
「お受験幼稚園」と呼ばれる国立・有名私立幼稚園の面接は入園の選考のため、地元の幼稚園の場合は入園前に子どもの状態を把握するため、という風に幼稚園によって面接の目的や意図は異なります。

国立・有名私立幼稚園(お受験幼稚園)の場合

国立・私立有名幼稚園は入園倍率が高く、面接は「選考」を兼ねて行われる場合がほとんどです。
面接では、「園の教育方針を理解しているか」といったことはもちろん、「親が園に協力的か」「保育費などの支払い能力があるか」「親に良識があるか(いわゆるモンスターペアレンツではないか)」など、親の資質がかなり見られます。

子どもに関しては「園生活に必要な能力」として、適切な受け答えや身の回りのことができるかなどがチェックされます。
園によっては面接時だけでなく、別途子どもたちだけを部屋で遊ばせて様子を観察する「行動観察」を行う場合もあります。

一般的な地元幼稚園の場合

地元の幼稚園の場合、面接は選考目的ではなく、「どんなタイプのお子さんか」「アレルギーがないか」「トイレが自分でできるか」など園生活をスムーズに行うための情報確認として行われているようです。
子どもに気になる点がある場合や配慮が必要な場合は、面接時に伝えておいたほうがいいでしょう。

面接での質問例や注意点

実際に幼稚園面接ではどのような質問がされるのか、筆者の経験やリサーチを元に想定される質問を挙げてみます。
もちろん、園によって質問内容は異なりますが、比較的頻度が高い質問については、事前に回答を準備しておくと安心です。

親子それぞれへの質問例

面接は通常親子一緒に面接室に入りますが、質問は親、子それぞれに対して行われます。

親への質問

幼稚園面接でよく聞かれる親への質問は以下のようなものがあります。

 ●なぜこの園を希望したのか
 ●園の理念や教育方針を理解し賛同しているか
 ●家庭での教育方針や子育てにおいて大切にしていること
 ●トイレトレーニングができているか
 ●アレルギーの有無
 ●通園方法について
 ●幼稚園に対する要望や質問など

また、国立・有名私立幼稚園(お受験幼稚園)では、次のような質問も想定しておきましょう。

 ●親(主に父親)の自己紹介
 ●子どもとの接し方で気をつけていること
 ●子どもの叱り方
 ●父親、母親のどんなところが子どもに似てほしいか
 ●子育てで迷った時、父親に相談するか、また父親はどのように答えてくれるか
 ●子どもにどんな人間になって欲しいか
 ●子どもが興味を持っていること
 ●子どもの長所や短所、性格など
 ●時事問題についての親の考え

どの質問も「正解」があるわけではないので、背伸びをして普段の家庭の様子とかけ離れたことを話す必要はありません。
話の内容が立派かどうかより、落ち着いて自分の言葉で話すことが大切です。

子どもへの質問

子どもへの質問は特に難しい内容を聞かれることはありません。
子どもの年齢で理解できる範囲の質問になります。

 ●名前と年齢
 ●好きな食べ物
 ●好きな遊び
 ●朝ごはんに何を食べてきたか
 ●誰とここまで来たか

幼稚園によっては、絵本やおもちゃなどを利用して、子どもに「(動物や果物などを指しながら)これは何?」「何色?」といった簡単な質問をすることもあります。

面接で注意すべきこと

面接では普段と違う雰囲気に緊張して上手く答えられないこともあります。
面接時に注意すべきポイントを挙げてみます。

父親と母親

面接で必ずといっていいほど聞かれる志望理由は、願書に書いた内容と面接時の答えが一致するようしっかり頭に入れておきましょう。
また、家庭での教育方針を述べる場合は、園の方針と大きなずれがないように、園の理念や教育方針を事前に理解しておくことが必要です。

面接の質問は園によって様々なので、希望する園に既に通っている保護者から過去の面接で聞かれた内容を聞いておくと安心です。

また、面接は5分から15分位と短い場合が多いので、想定される質問に対しては簡潔に答えるようにしましょう。
面接は何度かシミュレーションをしておくと、当日は緊張せずに話すことができますよ。

国立・有名私立幼稚園の場合は、子どもと同じくらい親の様子も見られています。
挨拶はもちろん、立ち居振る舞いや言葉遣い(敬語など)に失礼がないように、基本的なマナーを今一度見直しておきましょう。

子ども

必ず聞かれる「名前」や「年齢」は日頃から言えるように練習しておきます。
また、普段から親子で「好きな食べ物」や「好きな遊び」「朝ごはんの内容」などについて会話しておくと、当日お子様が質問されてもスムーズに答えられるでしょう。

面接へはどんな服装で臨む?

幼稚園面接当日の服装については、説明会では「平服で」と言われることも多いようですが、実際にはどんな服装で行けばいいのでしょうか?
面接用の服装選びについて解説します。

親の服装

「平服で」と言われていても、やはり面接なのできちんとした服装で行くのが礼儀です。
気になるのは「どの程度きちんとすればいいか」ということですが、園によってカラーがあるので、できれば事前に園に通っているママから情報収集しておきましょう。

国立・有名私立幼稚園では、父親はスーツが必須です。
母親はワンピースとジャケットなどのセットアップや入学式や卒業式などで着るスーツがおすすめです。

地元の幼稚園の場合、スーツだと浮いてしまう可能性があるので、父親は襟付きシャツにジャケット着用、母親は落ち着いた色味のジャケットとスカートかパンツなどの組み合わせが無難です。
選考のための面接ではないと分かっていても、ジーンズやスニーカーなどカジュアル過ぎる服装は避けたほうがいいでしょう。

子どもの服装

子どもの服装についても、やはり礼儀を示すために普段よりはきちんとした格好が望ましいです。
親の服装に合わせて子どもの服装を選ぶようにするといいでしょう。

国立・有名私立幼稚園の場合、男の子は襟付きのポロシャツやシャツにズボン、ベストの組み合わせ、女の子はブラウスとスカートもしくは派手すぎないデザインのワンピースがおすすめです。
色は男女ともに紺やグレーといった落ち着いた色味を選ぶ人が多いようです。

地元の幼稚園の場合、男の子は普段着よりはきちんとしたシャツとパンツ、女の子は派手すぎないブラウスとスカートで問題ありません。

その他気をつけるべき3つのポイント

幼稚園面接は親が不安になると、子どもも同じように不安な気持ちになってしまいます。
幼稚園面接を成功させるカギとなる「面接への心構え」について、気をつけるポイントを挙げてみます。

親の対応

まだまだ面接の意味を十分に理解できない子どもにとって、慣れない雰囲気や服装での面接はとても不安なもの。
気持ちが不安定になったり、普段できることができなくなったり、ということは往々にしてあります。

面接時に子どもが上手く答えられなかった場合、親としては「こんなはずじゃない」とイライラしたり、口出ししてしまいがちですが、子どもへの質問はあくまで子どもの様子を見るためのもの。
親は口を出さずに冷静に見守ることが大切です。
実際、筆者の息子も緊張して質問に答えることができませんでしたが、それで不合格にはなりませんでした。

ただし、「面接中に走り回る」、「立ち歩く」など、明らかに態度が悪い場合は、「ちゃんと座ろうね」という風にきちんと諭すことも必要です。
感情的に叱るとお子さんが泣いたり、不安定になったりするので、冷静に対応するようにしてくださいね。

子どもに緊張感を持たせない

幼稚園面接を成功させる最大のコツは「子どもに必要以上に緊張感を持たせない」ということです。
ちょっとくらい質問に答えられなくても大丈夫。
どのお子さんも緊張して普段通りではありません。

子どもは初めて行く場所だと緊張する場合が多いので、幼稚園という場所に慣れるためにも、事前にプレ幼稚園や園庭開放を行っていないか調べて、ある場合には参加しておくといいでしょう。

また、着慣れない服装だと動きにくく、機嫌が悪くなる子どももいます。
面接で着る服が決まれば、できれば事前に数回着せて慣れさせましょう。
両親がいつもと違う服を着ていると子どもが警戒することもあるので、親子一緒に面接時の服を着て、おでかけをしておくのもおすすめです。

持ち物

面接時の持ち物は、願書に同封されている資料に記されているので、事前にしっかりチェックしておきましょう。
幼稚園は基本土足禁止なので、両親のスリッパ(派手すぎないもの)、子ども用の上履き、履いてきた靴を入れる袋なども必要です。

また、面接は秋から冬にかけて行われる場合が多いので、脱いだ防寒着を入れられる大きめのエコバッグなどがあれば便利です。

「備えあれば憂い無し」安心して面接を迎えましょう!

面接では「よく見せよう」と背伸びをするのではなく、なるべく自然体で家庭のこと、子どものことを話すよう心がけましょう。
誠実な対応をしていれば、「その幼稚園に入りたい」という前向きな気持ちがきっと園に伝わります。

「子どもが人見知り」「早生まれで頼りない」といった不安もあるでしょうが、幼稚園の先生は保育のプロ。
非日常である「面接」ということを踏まえて、親にも子どもにも温かく接してくれるので安心してください。

筆者も初めての幼稚園面接はガチガチに緊張しましたが、質問は特に難しいものはなく、先生も子どもに優しく接してくださったので、正直「これで終わり?」と拍子抜けしたくらいです。
とはいえ当日緊張しないためにも、事前準備が大切です。
しっかりと準備を整えて、当日は大らかな気持ちで面接を受けてくださいね。